マイキャリア

キャリアとは何か 自分の興味・特性を知る

【個の時代】マイキャリア「会社の役割」と「社会の歯車」の違い

2019年12月1日

「社会の歯車」にマイナスイメージが確かにあった若い頃。

それは自分を探し求めるからです。

この記事は

  • 組織の時代から個の時代への変化
  • 「会社の役割」を演じる危険
  • 「社会の歯車」とマイキャリア

【個の時代】マイキャリア

【個の時代】と言われる今、『マイキャリア』の確立がとても大事だと思う。

情報は『一括』から『拡散』へ

例えば情報の入り方。

今までは組織の力を借りないと手に入らなかった情報が

今は個人で手に入りますよね。

メモ

メルカリ、Twitter、YouTube、クラウドワークスなどなど

TVを見る人も減り、新聞も購読しない。

ネットショップも個人に移りつつあり、いずれは中間マージンを取れる時代も終わるのではないでしょうか。

 

個人のサービスは、今や会社を通さずとも売れる。

わざわざ“遅くて金のかかる”方法を選ばなくてもよくなってきた。

今まで情報は力のある組織が集めてから配信する一括型だった。

これからは情報の出所から直接ユーザーに届ける拡散型

企業が持つ情報力の価値は下がり、二次情報三次情報の信用性もなくなってきた。

ウソやごまかしの効かない、真実の時代とも言える。

 

社会人としての勉強も、会社の中で待っていては取り残されてしまう。

情報は“その会社にだけ”あるわけではありません。

広く社会に拡散しているので、自ら取りに行く必要がある。

自分で自分の社会人生活に責任を持つ『マイキャリア』が必要。

 

人口減・金の流れ

日本社会を回るお金の流れはどのように変わっている?

人口は減っていますね。

これだけで企業に回るお金は当然減る。人の数だけサービスは必要なくなりますから。

 

さらに【個の時代】の影響で、お金は個人にも集まりつつある。

今まで企業を通していたお金が、直接個人間でやりとりされるようになる。

銀行すら通さない時代もすぐそこまで来ています。

 

企業の持つ力は減り、情報も金も拡散してきている。これはより拡大する。

 

「会社の役割」になるな

会社から出た時の自分を意識

このブログでは一貫して伝えていますが、

“会社がいつ潰れてもいいように”準備しないといけません。

世の中の大きな流れには逆らえない。

僕自身が人事部長だったにも関わらず会社を辞めた理由もこれが大きい。

 

もし自分が50代近くなった時、会社が潰れたら?

成長は止まっている。

他の社会を何も知らない。

どこも雇ってくれない。

時代に取り残されている。

あと何十年も生活しないといけない。

では、50歳まで会社が残っている確立は?

あなたなら、何%まで安心できますか?

僕は楽観的な性格の方ですが、「マジでヤバい!」ことなので80%でも危険だと思いました。

 

そして辞めてからしみじみ、本気で思います。

「井の中の蛙になっちゃいけない。」

会社からでた自分。社会での自分を意識していないとダメになる!

 

自己拡散→混乱・孤立・停滞・絶望

そして自分自身のキャリアを深く考え、キャリアについて学ぶうちに、こんなことも知りました。

社会的精神の発達には段階がある。

今までは“社会人としての成長”一括りたっだが、より細分化して捉えられるようになった。

青年期に「アイデンティティ」を得なければ「混乱」が起きる。

自分が何者かを得ることです。

そして次からの段階にも影響が出る。

成人前期に孤立を招き

成人後期に停滞を招き

老年期に絶望を招く。

社会の中の自分を考えること。

つまり

『マイキャリア』を持たないと、絶望にすら繋がる。

50歳で会社が倒産し、その時他社で何もできない自分だったら・・・

 

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マイキャリアを見失わない

だからこれ、すごく大事だと思うんです。

『マイキャリア』を見失わないこと!

 

キャリアとは、社会人生そのもののようなイメージを持ってほしいです。

ただの“成り上る道”ではない。

自分は社会の中で何者なのか?

何が出来るようになりたいのか?

何をしないと決めたのか?

会社に所属さえしていれば何とかなった時代ではなくなります。

『マイキャリア』を持っていれば何とかなる時代になっていきます。

 

元部長の僕が言うのもなんですが・・・

ハッキリ言って、役職なんていらない。

いや、役職に就いて安心してしまうのが怖い。

他にいくらでも金を稼ぐ方法ならある。

役職で金をもらうと、役職が無くなった時に金を失うということ。

そんな不確かなものよりも、自分の力をつけることが優先だと思います。

会社の中の自分ではなく、社会の中の自分を見つめる。

 

「社会の歯車」になれ

歯車の形を成す

「社会の歯車」という言葉、昔は嫌いでした。

不自由なイメージや、自分をなくすイメージがあったからです。

しかし、今は全く逆だと思っています。

社会の中で歯車の形を成してこそ、

「自分を確立した」と言えるんです。

 

他者との違いを受け容れないままでは、いつまでも自分というものは見えない。

「自分はこうだ!」と言えることこそ、歯車のくっきりした形を表現することだと思います。

 

何度でも転職が可能

そして「自分の形」が出来上がれば、あとは回せるところにハマるだけです。

「自分はこうだ!」「こんなことが出来ます!」

と表現すれば、必要とする誰かからお呼びがかかります。

これが転職エージェントなどの構造ですよね。

歯車と成れば何度でも転職が可能。

ただし、

「何も出来ないんですけど」とか

「何がしたいとか特にないんですけど」と言ってしまうと、エージェントも困ってしまう。

キャリアのすべてを決めるのは自分自身です。

 

世の中の役に立っている実感がある

最後に、これが大事です。

自分が世の中の、社会の役に立っているという実感が、「歯車」です。

  • 大きな建物の建設に携わった。
  • 業界の生産性を上げた。
  • 困っている人たちの救いになれた。
  • 子供たちに夢を与えられた。
  • 多くの人に笑顔を与えられた。

 

何かを動かすことができた。これが仕事です。

特に中年期に入ってくると、

「人生半ばの過渡期」が訪れます。

「自分は何をしたかったんだろう。」

「ここままで終わっていいんだろうか。」

脳や体の衰えを感じ、“終わり”を意識したときに、お金よりも大事なことに気づき始める。

 

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『マイキャリア』は、この人生の長いスパンを知ることから始まる。

普通、考えないですからね。ましてや計画なんてできない。

だけど理論上十分な裏付けのもとに存在するし、僕自身も体感している。

これからの時代、『マイキャリア』を見出した者が強くなる!

 

会社の役割に奢らず、広く現実を客観的に見つめること。

社会の歯車として世の中を動かす自分は、

どんな形

どのぐらいの強さで

何を動かしていくのか?

個の時代に入る今、『マイキャリア』を軸にしていきましょう。

 

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宮内 利亮

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