学びに向かう力 生きる力

キャリアとは何か

『学びに向かう力』は生きる力。大人も学び続けることが社会を救う

小学生の学習指導要領が変わった2020年。

特徴的なものは“学び方”を教えるということ。

今までの受動的な学び方では変化が激しい社会に対応できないということです。

だとしたら、今社会にいる大人たちが危ない!

学びに向かう姿勢を、大人は持っているか?

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『学びに向かう力』は生きる力

新学習指導要領・生きる力

2020年に新しくなった学習指導要領のテーマは、『生きる力』です。

とてもストレートで核心的なテーマですね。

 

ここでは、新しい時代を生きる子供たちに必要な力を三つの柱として掲げています。

生きる力

  • 学びに向かう力、人間性など
  • 知識及び技能
  • 思考力、判断力、表現力など

 

中でも、『学びに向かう、人間性など』というものが特徴的だと思いませんか?

学びに、向かう。

そして、人間性。

 

人間性は何となく、「ウンウン」と頷ける人も多いのではないでしょうか。

SNSなどの普及で、良くも悪くも個人の影響は強くなっています。

今までは隠れていた問題が明るみに出たり、簡単に人や会社を追い込めてしまったり。

 

世の中は真実の時代。

本当に人間性を持っているのかどうか、簡単に見破られてしまう時代です。

 

で、今回は「ん?」と思う人が多そうな『学びに向かう力』について。

なぜ、必要なんでしょうか?

どんなことを教えるのでしょうか?

 

“学び方”の教育

学び方をどのように変えたいのか?

基本的な考えとしてはこうです。

受動的な学びから主体的な学びに変化させる。

『アクティブ・ラーニング』を取り入れる。

 

今までのように、ただ決まった答えを暗記するものではない。

子供たちの頭の中が「アクティブ」に働いているかどうかです。

ただ話し合ったり発表したりするものではなく、目に見えない部分をアクティブにしようとする教育です。

 

例えば、知識に繋がりがある事によって「おもしろい!」と感じること。

歴史の授業をただ年号と出来事で丸暗記するのではなく、「どうしてその人はこんな事件を起こしたんだろう」などの繋がりを知る

僕も、昔はつまらなかったけど今は面白いものナンバーワンが歴史です。

それは“歴史の繋がり”を知ることで、未来への予測を立てたり応用可能になるからなんですね。

これが、『深い学び』です。

 

また、すぐに答えを教えるのではなく、「もっと上手くやるにはどうするか」を自分たちで考えさせること。

これは社会で最も必要な、“PDCAサイクル”そのものですよね。

仕事においても重要な思考習慣、『主体的な学び』です。

 

それから、グループでの活動も増えていきます。

周りの人達と一緒に考えたり、角度の違う意見を取り入れたりしていくこと。

今の社会人たちは、大学や社会で初めてやっていることではないでしょうか?

『対話的な学び』というやつです。

 

各先生も工夫しながらの授業

これをやらなければいけない先生たちは大変ですね。

なぜなら、自分たちはそのように教わったことがないからです。

先生たちは「アクティブ・ラーニングとは何か」を考えながら、色々工夫して授業を行う。

まさに先生たちもアクティブ教育。

 

子供たちは、全員が当たり前のように教育を受けていきます。

でも教育の過程が違うなら、僕たちとは全く違う社会人になってもおかしくない。

 

だけど、大人は違う。

今まで受動的な教育を受けてきて、いきなり「自分で考えろ」と言われても・・・

いま私たちが、

  • 「深い学びをしなさい」
  • 「主体的に学びなさい」
  • 「対話的に学びなさい」

と言われても、おそらく何のことかすら分からないですよね。

分かるのは学校の先生だけ。

社会で仕事をする大人たちが、本当に学び方を知らなくていいんだろうか?

 

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社会人が学ばないということ

社内で「キャリアストップ」する上司

例えば、社内で上司が学ばなくなってしまった場合、どんなことが起きるでしょうか?

僕は人事部長でしたから、これをずっと見てきて問題に感じていました。

 

上司が役職や給料に満足して学ばなくなると、それ以上の変化を望まなくなります

そして、ことなかれ主義に寄る。

問題をくすぶらせる。

いずれ大きな問題に発展する。

責任を逃れることに集中する。

若い社員はバカバカしくなる。

会社全体の風がよどみ、成長が止まる。

結果業績が落ち、原因を景気や環境のせいにする。

社内でキャリアストップ人材が役職に居座ることで、会社の成長は止まる。

 

なぜ、業績が落ちるのかは簡単な原理です。

社会は変化し続けている。

しかし社内は、新しいものを拒み続けるからです。

この根っこになる思考が、『変わるのがめんどくさい』です。

 

深い学びがあったら、そのままでいいとは思いません。

主体的な学びがあったら、変化こそ楽しむようになります。

対話的学びを受け入れれば、柔軟に変化をつづけていくことができます。

 

逆に、この問題があるから教育が変わるんですよね。

 

社会の変化に対応できない人材

さらに問題は会社の中だけでなく、社会全体のバランスに影響しています。

学ぶ力は変化に対応していく力。

つまり現代の社会人は、変化対応に弱いと言えるんです。

 

世の中はこれから、大きなリストラが始まる。

コロナの影響もありますが、実はそれだけではない。

日本は企業の数、サービスや物の種類が増えすぎてしまった

売れないものがあって当然の時代なんです。

だからマーケティングが重要視されているんですね。

 

多くの会社がつぶれる。もしくは人を減らす。

逆に栄える業界もあるが、そこに移動できない人材が多い。

 

人不足と人余りが同時に実現してしまうんです。

 

さて、今将来に不安を抱えていたり、転職しようとしている人はどうでしょう。

業界をまたぐ転職が可能なほど、汎用的なスキルを身に付けているでしょうか?

すでに社会に求められていないスキルで勝負しようとしていないでしょうか?

 

社会は変わっていく。

同時に変わっていけない人材は置いて行かれてしまうのが、自然の摂理です。

 

だから、

将来に危機感を持つために深く学び

誰にも責任をとれない自分の人生を生きるため主体的に学び

謙虚な姿勢を忘れずに変わり続けるため対話的に学ぶ

必要があるのではないでしょうか。

 

学び続け・変化し続けること

時代はどのぐらい変化しているでしょう。

例えばスマホ

今は社会になくてはいけないツールです。

 

登場したのはたかだか10年程度前。

本格的に社会で運用されるのは、アプリやシステムに利便性が生まれるようになってからです。

今の30代や40代の社会人は、社会に出た時からスマホがあった訳ではない。

未だにガラケーを使っていたら、一体どうなるでしょう?

 

システムの自動化やテクノロジーの進歩により、なくなった仕事も数知れない。

毎回手書きのFAXを送ったり、ハンコを押したり。

企業の中には、“仕事を奪わないため”にわざと新しいツールを使わない所もある。

しかしこれは、決して優しさではない。

確実に業績を押し下げている効率の悪い仕事、会社が傾きそうになっても続けると思いますか?

 

社会からなくなる仕事をし続けても、新しい時代には対応できない。

学び続けないといけない。

 

どんな社会が来るかなんて、10年後、いや、5年後ですら全く想像がつきません。

だからできることはだた一つ。

変わり続ける力、『学びに向かう力』を持つことだけです。

 

大人たちこそ、社会のため

主体的に、対話的に、深い学びをする習慣を身に付けていきましょう。

 

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宮内 利亮

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