企業は人なり

キャリアとは何か

あなたの『企業は人なり』は?元人事部長キャリアコンサルタントより

『企業は人なり』という松下幸之助さんの言葉は、有名すぎてそれぞれの人の中でそれぞれの解釈を生んでいることでしょう。

元人事部長で現キャリアコンサルタントである僕も、この言葉は本当だと感じています。

会社って何か?自分はその中でどうあるべきか?

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『企業は人なり』

有名すぎる言葉に隠れてしまう

『企業は人なり』

これは、経営の神様とも言われる松下幸之助さんの言葉。

すでに有名すぎるこの言葉は、色んな使われ方をしていますね。

人によっては「もう古い」とか、「そんなのは詭弁だ」という人もいるでしょう。

 

でも僕は、人事に10年以上携わってきた今でも『本当にそうだなあ』と実感することばかり

有名すぎる言葉があると、人はそれにまつわる自分なりの持論を持つものです。

だから真っすぐに受け入れがたくなったり斜に構えてしまったりします。

 

言葉の影に伝えたいことが隠れてしまいますが、僕はこの言葉が本当に好き。

そう思うと、社内問題の解決の糸口がいくらでも見つかってくるものです。

 

ただの人の集まり

僕が人事を長年やってきて常々思うことです。

会社というものは、結局のところ“人の集まり”だ。

確かにただの友達同士で集まるようなものとは性質が違いますが、人が何人か集まって形成されているもの。

そして人間の歴史を考えると会社というものができるのは必然だったなと思います。

 

同じ目的を持った人が手を組むこと。

違う能力を持ちより、補い合うこと。

最大限の価値を生めるように条件を整えること。

 

一人で出来ないから、人と手を組む。

一番責任を取る人が一番見返りをもらう。

全てはより多くより良い価値を社会に与えるために

 

本来の姿からは遠くなっている会社も多くあると思いますが、そもそも会社とはそういうものなんじゃないかと思います。

これを忘れた社員は、きっと自分が生み出す価値よりも自分が享受できる価値を先に求めるでしょう。

これを忘れた会社は、きっと社員を人として見れなくなってくるでしょう。

 

だから『企業は人なり』を念頭に置いておくことはとても大切だと考えています。

会社も社員も。

 

集団で勝ち取った人間社会

人間社会はどのようにこの地球で形成されてきたのか。

こんなにも生命に溢れかえり、こんなにもサバイバルな状況なのに!?

 

おかしいと思いませんか?

人間より強い生き物なんて、自然界にたくさん存在します。

それなのに、人間がここまで繁栄している。

弱肉強食だったんじゃないのか?

 

人間は知性があるから?

いいえ、たとえ知性があっても“一人でライオンや像に勝ち続ける人”はいない

 

僕はこう思っています。

道具が使えて、言葉を作り、読み書きを発明し、色んな条件が整いはじめ、一番決定的な人間の力が発揮される。

それが集団で事を成す力。そしてその大きさ。

人間は、形成する社会の大きさが半端じゃない。

家族、地域、会社、自治体、都道府県、国、同盟国、世界・・・

あらゆる社会形成が何十にも重なり、強固な人間の世の中を形作っています。

他の動物だと、せいぜい“群れ”程度なので、人間で言う地域ほどの集団。

そして常につぶし合っている状態です。

 

それから、人間にも2種類あるとされてきました。

ネアンデルタールとホモサピエンスです。

私たちはホモサピエンスの方ですね。

 

なぜ、ネアンデルタールではなくホモサピエンスが反映したのか?

それは、集団の力を活かした『情報共有』がされたから。

年を重ねるごとにホモサピエンスは成長し、親が死んでも子はさらにその上を行く。

世代が変わっても衰えることなく、常に前進し続けてきた結果に今があります。

 

『世代』これも人間が形成できる時間軸の社会です。

 

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人を活かし、私が活きる

会社は人が活きる環境整備

『企業は人なり』

会社が“人が集まって一人ではできないことをする”ものであれば、会社はそれができる条件を整えてなんぼですね。

最初の会社の強みは、銀行からお金を借りられることかもしれません。

個人だと、そこまで大きな事業を動かす資金は調達できないでしょう。

 

つまり、人が集まれば“やってくれそうだ”という信用が生まれる。

その資金を使って、一人ではできないレベルの事業に挑戦していくことができます。

 

では会社はこの資源をどのように使っているか?

そのほとんどが、『環境整備』です。

 

社会に価値を生む時に、必ず人の力(想い)が必要です。

その人の力を増幅させるのが、会社であり、増幅される環境です。

店を建てる。

事務所を用意する。

WEBサイトを作る。

パソコンを買う。

商品を企画する。

さらに人を雇う。

会社は、人が価値を生めるように『環境整備』をする。

 

この環境整備は、一筋縄ではいきません。

環境整備の出来具合が、会社の強さを決めていきます。

物、情報、人、全ての環境をどのように整えるか・・・

ココが会社の経営者や幹部の腕の見せ所という訳ですね。

 

社員は会社に頼りきりにならない

さて、今回一番お伝えしたいのはこちらです。

『企業は人なり』というと、「企業は人を大切にしなさい」という言葉に聞こえてしまいます。

だけど、それだけじゃダメです。

 

企業から大切にされる価値のある社員でないといけない。

企業を形成する人なんだから、自分自身が企業である自覚を持たないといけない。

 

これからの時代は特にそうです。

今までよりも『主体性』が試される時代になっていくでしょう。

社員は会社に頼り切りではいけない。

 

会社が社員を守っていける時代は、残念ながら人口が増えている時代のもの。

これから人口が減少し、消費が減る以上はこんなにサービスは必要ない。

つまり、会社の数は減るということです。

そんな厳しい時代、会社にぶら下がろうとする社員が多かったら大変です。

 

企業は人なり。

『私は企業なり』

『僕そのものが会社なんだ』

そこにいるすべての社員が会社であり、自分ももちろん“会社”と呼ばれるべきものです。

一人ひとりがそんな主体性を持った会社は、今後もどんどん発展していくに違いありませんね。

 

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宮内 利亮

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