自分と会社

キャリアとは何か

立ち上がろうよ。個人として。会社に依存する時代じゃないよ。

2019年9月18日

今回は、“自分と会社の関係性”について僕が考えていることを書きます。

令和に入って大きな変革の時期になりました。

これからは、会社というものをどう考えればいい?そして自分はどうすればいい?

 

僕は中小企業で新卒採用中途採用を長年やってきました。

そこで感じていたことがあります。

もうこの採用、この会社の体制、限界なんじゃないか?

 

移り変わっていく時代の速度についていけていない気がしました。

そして僕自身も「このままではいけない」転職を決意し、新しい形を築いていこうとしています。

 

同じように危機感を感じている人が本当に多い。

僕がどのように感じ、多くの人も何を感じているか。あなたも一緒に考えてみてください。

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甘い言葉に騙されるな。その言葉は、軽い。

「社員を家族のように思ってる」

僕はこれを言う上司を見たことがありますし、学生さんからも「そう言ってくれた」と聞くことがあります。

確かに、欠片も思わないとは言いません。社員は大切です。

そして言われたら嬉しいものです。

 

だけど本当に何かがあった時、社長もあなたも本当に守るのは本当の家族じゃないですか?

震災もありました。大したことにはなりませんでしたが、僕も被災しました。

社長とは言え、守る人数には限界があります。僕にもあなたにもです。

一番守られたいのは雇用ですね。しかし、お金がなくなったら、ないものはないんです。

 

つまり会社はいざとなった時、絶対にあなたを守ってはくれません。

 

注意ポイント

少し表現が違うかもしれませんが、安心してはいけないと思っています。

守ってくれると期待してはいけない

実際、家族のような甘えは許されません。サービスを提供する相手がいますから。

お金を頂くプロ集団です。

会社を守る必要はありません。自分が自分を守る必要があるんです。

社会は親が責任を取る場所ではありません。

 

だから僕は「社員は家族」と言う人を見たら、無責任だと感じます。

社会人としてお金をもらって生きていくとき、親も子供も兄弟姉妹もないと思います。

本当の家族が会社にいると、まるで他人のよう接しますよね。

社会はそういう、自己責任の場だからだと思います。

本当の親なら、社会の厳しさを教えて成長を促す。甘い言葉はかけません

 

「他より成長できる」「他に行くより」「他より給料多い」

「他より他より」と自社が優位な点ばかりを並べてくることです。

確かに、そうなんだと思います。

しかし、それは発言者にとってのものなんです。

 

注意ポイント

自分は自分の判断をするべきだと思います。

すでに比べられた結果の話をされたら、「そうなんだ」と思っちゃいますよね。

気を付けないといけないのは、それは言っている人の考えです。

あなたに判断をさせない言葉なんじゃないでしょうか。

 

僕はある程度経験をしたから言えるのかもしれませんね。

他じゃなくてこの会社の事実を知りたい。

 

厳しいですが、自己責任は社会に出た時点で始まっています

騙されるのも自分の責任になってしまいます。

でも情報さえあれば、自分で何でも決められますよね

事実だけ拾って自分で判断すればいいと思います。

 

「誰かが“いい”と言ったから」ではなく、「自分が“いい”と思うから」

 

会社は利用するもの

いずれ会社はなくなる

会社の生存率

10年後 6%

30年後 0.02%

と言われています。これだけ聞くとキツイですよね。

もしあなたが“就職活動”を考えているなら、その時点で10%程度の内には入っている会社のはずです。

採用活動すらしないまま会社をたたむ方が余程多い。

 

多くの人に当てはまる現実はこうです。

会社はなくなるか、もしくは変わります

変われない会社は淘汰されます

未来に、今と同じは世界はありえない。

 

世の中の動きというのは本当に止めようがないですね。

「置いていかないでくれ!」と思いながら、新しいサービスを求めてますから。

全人類が仙人にでもならない限り、人間社会は進化を続けます

 

注意ポイント

だから、会社はいずれなくなると思っていないと危ない

あなたにとっての会社がなくなる原因は、倒産ひとつではありません。

人間関係、評価、セクハラ・パワハラ、リストラ、過労、全て“自分にとっての”会社がなくなる原因です。

 

ひとつの会社に長くいるよりも、多くの会社を渡り歩き“自分の力”を付けることが重要

 

自分のための会社

だから、会社は自分のためのものであるべきです。

もし今の会社が何一つ自分の将来のためになっていないと感じたら、すぐに転職するべきだと思います。

 

ポイント

会社は自分を守ってはくれません。

会社への在籍が安心だった時代から、生きる力を身に付けて安心という世界に変わりつつあります。

会社は個人を、自分は会社を利用する関係が一番いい関係ではないでしょうか?

 

進んでいる会社はそれを理解し、すでに準備を整えています。

 

自分の意思と責任を持つ

「主体性を持て」と言われても分からぬ

さて、そうすると必要になってくるのが「主体性」です。

僕は社会人はこれが全てだと思っています。

 

これがほんとに奥が深い。

言われて出来るようなら誰でも楽に生きていけるし、そもそも会社なんていらないかもしれない。

僕も昔から「主体性を持ちなさい」と言われ続けましたが、多くのことを経験・体験した今だからようやく“本当に大事だな”と思うことができています。

 

簡単に言えば、「言われる前に動く」とか「自分から聞きに行く」とかですね。

だけど知らないものは聞きようがないし、興味がないものは気にならない

もっと根っこに原動力が必要なんです。

 

ポイント

この一番奥底にあるものが、“生存本能”なんじゃないかと思います。

面倒なことをしたくないのも生存本能。

好きな人には興味を持つのも生存本望。

 

だけど日頃から、「生きたい!」と思って社会人生活を送っている人なんていません。

せいぜい、「稼ぎたい!」「役に立ちたい!」です。

どちらも立派な、生きる方法なんですよね。

「生きたい」と思ってもそれだけでは生きられない。

その方法を見つけた時、安心する。

どんな風に生きたいかをなんとなく決め、それを感じる稼ぎ方をするときにはものすごい主体性を発揮します。

 

自分が何なのかは、自分だけが決めていい

何のために生きているのか、自分は一体何なのか。

社会に出ると、そんなことを考えることが多くなりませんか?

 

これは、自由だからだと思います。

考える余地があるということ。

人間だけに与えられた特権です。

 

しかも、誰にも決めることはできない

日本のほとんどの人は、自分で決めることができます

自分で決められないと思っているから苦しんだり逃げたくなったりするんじゃないでしょうか。

僕はそうは思いません。決められる余地があるから、苦しいんだと思います。

 

「〇〇さんは、何が好きなの?」

これを読んでくれているあなたは、何が好きですか?

 

言われた瞬間、恩師になりました。

僕が転職を決めて「まだ先のことを決めていない」と、ある人に言ったときに言われたことです。

本当に第一声がこれ。

「何が好きなの?」

普通、「辞めて大丈夫?」とか「やばいでしょ?」という反応なんですよ。

これ以降僕は転職活動の中でも、「好きなことをするだけじゃ生きていけない」という言葉が全く頭に入ってこなくなりました

 

ああ、「こう言ってほしかったんだな」と思いました。

もちろん、好きなことだけして生きていけるという甘い考えを持つつもりもありません

ただ、自分の人生を主体的に生きようと思うことができるようになりました。

 

ポイント

僕は好きに生きるために、もっと自分らしくあるために、まだ努力できるんだ。と思ったんです。

もう飽きてしまった会社にいることは、楽だけど自分を諦めることになる

 

答えは自分の中だけにある。

答えをいくつもらっても拓けない道が、ひとつの質問で拓けることがあります。

 

僕は歌が好き

僕の答えは、これ。(笑)

ちなみに、今歌ってもいないし歌で稼ごうとも思っていません

 

だけど社会で「何が好き?」と言われて「歌が好きです」と言ったら、歌でどうやって稼ぐんだ~ってなちゃいますよね。

この時点で、自分に制限をかけていました。

 

僕は話をするのが得意ではありません。

対大勢の講義などは、何度もやっているうちに慣れましたが。

対面で話しているときよりも歌っている時の方が自分を表現できている。と思います。

 

つまり、「会社での自分は少し無理な表現方法だったんだな」と思いました。

そして、ミュージシャンになるためにそこまで本気にもなれなかった。

 

ポイント

僕はただ、自分の言葉で詩を作って、自分の旋律に乗せて、自分の音と一緒に歌うのが好きだった。

「何が好き?」と聞かれて、よく考えたらこう思いました。

この表現方法そのものが、自分らしさであり、自分が生きたい道に近いと思っています。

 

だからきっと、まだ先に答えはあるかもしれませんけど、作って歌っていられたら僕は幸せです。

お金はそんなに必要ではない。

誰が聞いていなくてもいいんです。

こうして文字を書き連ねるのも、歌を作るのに似ていて好きです。

 

何でしょうね?

自分はこうだ!って少し言えるようになったら、すごく前向きになれます。

転職を考えなかったら、ここまで立ち止まれなかったかもしれません。

 

だから、僕は転職も好きだし転職しようとしている人を応援したいです。

めったにないそんな機会に、「あなたが好きなこと」を探す手助けができたら最高です。

 

会社は自分のために利用すればいいと思う。

自分の人生を主体的に歩みたい。

 

僕は、こんな感じです。

あなたは、何が好き?

 

 

 

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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