3つの段階

会社で起きる問題

仕事したくない?楽しい意味が分からないのは3つの段階あるから!

2019年10月6日

仕事したくなくて悩んでいる若手社員は本当に多いんじゃないですか?

あるんですよ。そういうの。

ちょっと長期視点で考えてみよう!

そうすると考え方変わるかもしれません。

意味がある今にしなきゃね!

「つまらない」「嫌だ」と思うことにも意味があるかもしれません!

 

良く言う『守破離』と似ているね

『守破離』とは

茶道武道の世界でよく使われます。

教えられたとおりに基本を守り、身に付ける段階。

1人前になった上で改善できる段階。

新たな方法を見出し進化させられる段階。

では、この段階の中でどこが面白そうですか?

やりがいに感じるところはどこですか?

『派』までいけば楽しい!『離』までいけばもっと楽しい!

 

何やってもそうですよね。

ゲームも下手なうちはムカつくだけ。スポーツも基本が出来るまでは試合にすら出れないですね。

しかし残念ながら社会では、いきなり試合開始です。

ルールのない社会ですから、選手は多いほどいいんです。

 

おちおち『守』ばかりやってられないから辛い

ルールを知らずに試合に出て負けるから面白くない!

だけど段階で言えば基本ができない『守』に違いはないんです。

ポイント

仕事に置き換えて考えるとどんな感じでしょうね?

僕は以下のような段階だと思います!

 

【段階①】学習する・探す

当然ですが、まずは学習探す時期があります。

探すというのは転職も入りますね。

少なくとも20代後半まではこの時期だと思いますよ。

仕事について学習し、それが自分に合っているのか考えることです。

他にも目移りしたり、今が嫌になったりすることが多い。

この時期は色々仕事を変えてみることも学びです。

 

まずはやってみないと分からない。

ここで茶道や武道と少し違う点というか、誤解されやすい点があります。

仕事そのもの、社会人であることそのものが道!1社でひとつの仕事をすることが道ではありません。

正確にはひとつの仕事にも段階はありますが、ここでは大きな社会人としての自分をイメージしてくださいね。

 

自分が『探す』段階にいるということは、転職を決める時にも気が楽になりますね。

それ自体が目的でもありますから。

色々やるならホント、若いうちがいいですよ!

でもせっかく入社した会社、やはり迷うはず。

 

長年人事をやってきた僕が、決断の決め手にしてほしいのはこれです。

転職決定

その会社での学びはもう終わっている。

 

この時期の目的『学ぶ・探す』です。

学ぶことができなくなった時点で、無駄な時間を過ごしてしまうことになります。

  • まだ学べることがあるなら大丈夫!
  • 学ぶことがなくなったら新しく探す!

 

ポイント

濃い経験を積むこと。

自分の職を探す・選べる材料をたくさん増やすこと。

転職は悪くない。

自分が『学習・探す』段階にいることは忘れずに。

この時期の転職については、このあたりの記事を参考に!

3年以内事例
【新卒3年以内の転職】離職率は高い。実際辞めた理由とどうすればいいか

続きを見る

新卒が仕事辞めたい
新卒1年目が「仕事辞めたい」と言ってきた原因と、その後実際どうしたか

続きを見る

 

【段階②】自分の仕事を確立する

続いて来る段階が、確立の時期です。

20代後半から40代半ばあたり。

その仕事に関して熟知しているので、改善を繰り返してブラッシュアップすることができる。

部下を率いてより大きい仕事ができる。

収入もあり、ひとまずの生活が安定している。

「自分はコレをやっている人だ」自信を持って言える

 

探し続けて学び続けていれば自然と到達します。

独立するのもこのあたりが多いですね。

選択がある程度終わり「これでいくんだ」という静かな決意がある。

 

  • 会社の中で組織人として活躍する。
  • 独立して自分の力で生きていく。
  • 取った資格を活かしてやっと希望の転職先に行く。

この静かな決意の種類はたくさんありますよ!

(大まかなものを一番最後の章にまとめてます)

 

ちょっと考え方が難しいのですが、“希望どおりいかない”のも自分が静かに決断した結果だと思ってほしい。

静かな決断とは

学習と探す時期を満足いくまで送り、「ここで落ち着くところかな」と思うような場面です。

「気が付いたら思っていたような未来と違う」と思ったとしても、そこまでのプロセスを確かに歩んできたのは自分です

そしてもう、他の会社に行く実力もない。この仕事しかできない

そのプロセスそのものが決断とも言えますね。

 

この到達時期は人によって本当に様々。

しかも、学習・探す時期に戻る可能性もあるんだよ!

例えば僕は、一度は組織人としてやっていくことを20代前半で静かに決めていました

「ずっとこれでいくんだろうな」「未来は明るい」と思っていました。

しかし今では、その確立の時期が早すぎたと思います。

早くに給料や地位をもらってしまうと、手放すのが怖くなる

その状況に甘んじていて、自分が奥底で感じている不安本当にやりたいことから遠ざかっていました。

今度は逆に身動きが取れなくなることが怖くなり、40歳になる前に全て捨てることにしました。

で、学習と探す時期に戻っています。

 

そんなに簡単に確立されないから、長い期間があるんです。

40代半ばですよ!

若い頃はそんな年齢でまだ探し続けるなんて思わないものですけど、実際はまだまだ望む方向に変われるんです

自由は時に面倒で辛いですけどね!

ポイント

40代半ばまでに自分にできることが固まってくる

望まない方向に行くのが嫌なら、日々のプロセスを決断し続けていることを意識し、変える努力を。

社会人としての自分確立される。

このポイントの理想となるセルフイメージを持つといい。

 

【段階③】次のステージに備える

40代中盤から、転職先も見つけ辛くなってきますね。

力も衰え、組織の中でも自分より活躍する人材が増えてきます。

年上の上司もいるでしょう。

すでに定年も見えてきた。

このまま何事もなく終われば、とりあえず生活に困ることはない

挑戦するよりも安定を選択する方が、今後トータルでプラスになる。

 

挑戦する方が自分にとってマイナスと分かっていれば、わざわざしないですよね。

だからこの年代あたりから“守り”に入ります。

ここで言う守りは『守破離』の“守”とは全く意味が違います。

今持っているスキルだけでなんとか会社にしがみつこうとしたり、本当は転職したいけど諦めてるということを指します。

 

しかしここで注意しないといけないことがあります。

  • 変化しない人材は組織にとってマイナス。
  • これからの時代に安定の保障がない。
  • 総活躍時代ということ。

 

これは本当に僕も考えた点ですよ。

自分が衰えて50歳ぐらいで組織に居座ったとき、「お荷物じゃん!」と思ったんですね。

会社にいませんか?「なんであいつ、俺より給料もらってんだ?」って人。

そうなりたくなかったんです。

僕は会社のシステム面人事配置適性人数役職配置なども考えていました。

どう考えても、今後役職者は減らさないといけない!

生産性の高い人材だけで組織を回さないと中小企業に未来はない!

と、思ってしまいました。僕の会社の場合はですよ。

 

組織の中で衰えた人材には、衰えた時の役割が必要です。

あなたの会社には、それがありますか?

その体制はあなたが50歳になっても続いていますか?

僕はこれを考えるとすごく怖くなりました。

「ダメだ!もっとどこにいても通用する力を付けなければ!」と思っちゃったんですよね。

ほんと、今の日本の中小企業“居座る”のはギャンブルに近いと・・・。

注意

中小企業増えすぎました。必ずまだ減っていきます

決して安心しないでほしいと思ってます。

また、成長を止める可能性で言えば大企業が安心というわけではありません

大切なのは、自分自身の力は組織に頼らず自分で形作っていくことです。

中小企業を渡り歩く力をつけることです。

 

だからここでは、『次のステージに備える』という表現にしました。

意外と、一番柔軟性が必要な時期なんじゃないかと。

ポイント

将来、どんな時代になるかは分からない

どんな時代にも適応できる自分を準備しておくことが大事。

 

そもそも喜びを感じる種類が8つもあるよ!

静かな決意のところで少し触れましたが、人は喜びを感じるポイントが違います

これは一般的に『キャリアアンカー』と言われています。8つありますよ。

専門・職能別能力 特定の分野で能力を発揮し、自分の専門性や技術が高まることに幸せを感じる。
全般的経営管理能力 集団を統制し、権限を行使して、組織の中で責任ある役割を担うことに幸せを感じる。
自律・独立 組織のルールや規則に縛られず、自分のやり方で仕事を進めていくことを望む。
保障・安定 一つの組織に忠誠を尽くし、社会的・経済的な安定を得ることを望む。
起業家的創造性 リスクを恐れず、クリエイティブに新しいものを創り出すことを望む。
奉仕・社会貢献 社会的に意義のあることを成し遂げる機会を、転職してでも求めようとする。
純粋な挑戦 解決困難に見える問題の解決や手ごわいライバルとの競争にやりがいを感じる。
生活様式 個人的な欲求や家族の願望、自分の仕事などのバランスや調整に力を入れる。

あなたはどれに当てはまりますか?

僕は、ん~、自律・奉仕・起業家・挑戦あたりかな~。

 

ここにも、自分が喜びを感じる種類について書いてます。

自分が何をしたいのか分からない
【自分が何をしたいのか分からない】仕事がつまらない。抜け出して自由に!

続きを見る

 

自分が喜びを感じないところでずっと我慢していたらもったいないです。

本当は違うことの方が楽しい!ってことがあるかも。

仕事が楽しくないうちは、仕事に興味ありませんよね。

興味がないと調べないし改善もしない

つまり、なかなか成長しないってことです。

ポイント

学習・探す時期に、キャリアアンカーに当てはまる仕事を探す。

すると早く確立することができ、後戻りすることもない。

成果も出て喜びも感じるので、仕事が楽しい

 

では、最後にまとめましょう!

  • 段階①学習する・探す
  • 段階②自分の仕事を確立する
  • 段階③次のステージに備える

キャリアアンカーを意識して理想に到達する確率を上げる

仕事がしたくないと思うのは健全!

今は学習と探す時期。

自分が喜びを感じるポイントをしっかり探してあげよう!

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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