3年以内事例

仕事辞めたい

【新卒3年以内の転職】離職率は高い。実際辞めた理由とどうすればいいか

2019年9月25日

今回は早期の離職についてです。

よくこう言われます。

新卒は3年以内に退職する確率が高い。

だから最初から続く会社を見つけて入社しよう。

 

本当にそうなのか?

だとしても、続くかどうかなんて入社してみないとなかなか分からない

ここではいくつか実際に僕がいた会社であった事例を紹介します。

それぞれ、これが原因かな?というものも書いていきます。

就職や転職の参考になればと思います。

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【新卒3年以内の退職】辞めた事例と理由

家を手伝わないといけなくなって

家で自営業農業をやっていて、そちらに専念するということですね。

これは思い出せるだけでも5回はあります。

 

採用した社長の立場で考えると、「じゃあなんで入社したんだ!?」となりますね。

辞めた側からすれば、そもそも「ちょっと社会経験を積んでおこう」という感じで入社しています。

 

後で原因でも触れていきますが、本人は本気のつもりで入社したかもしれない。

だけど実際に自分の帰る場所があるという事実が、就職そのものを軽視する原因になっています。

 

ある一人は、仕事をなかなか覚えませんでした

現場からの評価は低く、教育にも限界を感じていると・・・。

これはマズイと思って話をしました。

すると、「はあ、まあ、」という感じで特に危機感もない

昇進したいわけでもないし、仕事が好きなわけでもない。

(就職活動のときはあんなに元気だったのに??)

 

自他ともに、「なんで働いてんの!?」となりますよね。

このようなパターンでは、さらっと辞めていくことが多いです。

 

同期が辞めてしまったから

期ごとに必ず一人以上はこう思って辞めていきます。

3年まるまる働いて辞める人など、結構長くいることが多いです。

 

この場合、だいたいは「本当に辞めちゃっていいの?」と引き留めます。

自分でなく他の人を基準にしているので、判断がしづらいですね。

 

入社する段階から同期ととても仲が良く、「同期がいたから頑張ってこれた」と思っている。

思考タイプで言えば「人間関係タイプ」が多いです。

思考特性
「その会社は自分に合ってるの?」4つの思考特性から選ぶ

続きを見る

 

女性が多い印象です。

話を聞くと「辞めたあの子が今こんなことしてて、いいな~と思って」など、同期同士で繋がりを持っている

常に自社と他の子の会社を比べていました。

人事としては他社と比べられても“いい会社”を作りたい。だけど社長に言うとケンカになった。ということが何度もありました!(笑)

 

だんだんとその人の“人間関係の輪”が社外にズレていって、退職に至ります

 

その他色々

3年以内とはいえ1年は越えた人となると、辞め方も多種多様です。

  • 体がついていかない。
  • 体調に合わない。
  • 実家に戻らないといけない。
  • 結婚した。
  • 会社と方向性が合わない。

 

特徴①

会社のことはそこまで悪く思っていない。

実は、感情的になって辞めたりするのは3年以上経ってからが多いです。

 

特徴②

自分の気持ち以外のことが原因になることが多い。

しかも、家から遠い場所だったとか体に合っていなかったとか、もともと無理があった場合が多いですね。

 

「よく考えたら、やっぱダメよね!」ということです。

3年以内に辞めるのは賢明と言えます。

 

【新卒3年以内の退職】そもそも何が要因となっているか

さて、大事なのは原因です。

あなたはどうですか?自分と置き換えて考えてみてください。

 

会社に属する目的が薄い

そもそも“会社”という組織に属することが全てではないと思っているから、今の仕事に集中できないことが原因の場合。

 

「できれば将来は会社員じゃなくて、個人でやっていきたいなあ。」

「まだ本気で考えなくても、なんとかなるからいいや。」

「まだ遊びたいなあ、社会人ってめんどくさいなあ。」

 

これ、絶対ありますよね?

もし僕だったら、せっかく学校終わったのに「すぐに働け!」と言われたらめんどくさくてしょうがなかったと思います。

だからわざわざ家から遠いところに引っ越すつもりもなく、実家の近くで就職することが多くなります。

 

ポイント

可能性の副産物。

可能性があるというのはいいこと。

ただ、せっかく入社したのならその会社から一つでも多くの経験を持ち帰ることが大事。

会社に属する目的はなくてもいいので、自分がそこに今いる理由しっかり考えたほうがいい

でないと本当に無駄な数年間になってしまいます。

 

仕事より人で会社を選んでいる

その会社の理念に思いっきり共感しているわけでもない

その仕事がどうしてもやりたかった仕事というわけでもない

「この人がいるから」で入社を決めた場合です。

 

「はじめて同期会をやったときに、すごく気の合う人たちばかりだったから安心して入社した。」

「人事の人がいい人だったので入社した。」

 

こんな場合は、その人がいなくなったらその会社にいる理由がなくなります

では、これは悪いことでしょうか?

 

ポイント

とても理にかなった入社です。

環境のいいところに自分の身を置くことは、成長速度を上げます

逆に人を大切にしているのに無理をしていると、このタイプの人は伸び悩みます

大切な人脈ができたはず。どの会社に転職したとしてもなくならない、その人だけの財産です。

 

つまり、その会社に入社する理由が弱い

「やっぱそこかー!」と思ったかもしれませんね。

同時に、「そんなこと言われてもな~」です。

 

分かります!

そもそもそんなに、仕事したくないですからね。

お金を稼ぎながら、ゆっくり社会勉強するつもりでいいんです。

 

自分は「社会不適合者だ~」とか、「他の子はできてるのに」と思うことも無意味です。

当たり前ですから。

僕だって、最初から適合したいと思ってもいなかったです。

ないものはない!

 

ポイント

無理に入社する理由を作ろうと思っても出来るわけがない。

「それでいい」と思うこと。

その会社に『いなくちゃいけない理由』を探す必要はありません。

もっと長い『人生の中で今ここにいる理由』を考えましょう。

 

この方がよっぽど前向きです。いちいち転職をキズものみたいに思う必要はありません

そこまで思い入れがないのなら、ある程度経験を積んだら辞めづらくなる前に点転職したほうがいいと思います

辞めずに昇進できたりいい思いを出来る人は一握りです。

 

注意ポイント

僕は、ダラダラ会社に残りすぎました

今、その間成長が乏しかったことに反省し、猛烈に勉強しています

会社に長く残ることは、時として逃げや諦めになります。

「残る・残らない」ではないんです。

「自分が満足いく道のりを着実に歩んでいるか。」です。

 

【新卒3年以内の退職】どうすればいいのか

入社する理由を自分の目的と合わせる

採用をやっていた僕なら、必ずこう言います。

しつこいぐらい確認します。

ポイント

その会社に入社する理由は大事です。

しかしその前に、その会社に入社することが自分の人生においてどんな意味があるのかが大事。

人生の目的を我慢してまで会社にいてはいけません。

 

辞めたくないなら、入社後の柔軟性

もし「目的には沿っているんだけど辛くて辞めたい」となっていたら、今が変わる時です。

大変ですよね。大きく変わると書いて大変です。

向き合えば自分の目的にグッと近づくはずです。

ポイント

入社前とのギャップは必ずあります

「自分が受け入れるべき」かどうかを判断してください。

ここを曲げたら自分じゃない!と思うんだったらNG。

将来のために自分が変わるべき!と思ったら頑張る。

 

頑張り方

  • たくさんの先輩とコミュニケーションをとる。
  • 同じ悩みを乗り越えた人と仲良くなる。
  • 家族にも思っていることを言う。

他人の意見をとことん吸収してください。自分の想い3割、人の話を聞く7割ぐらいでいいです。

 

転職しちゃいけないなんて昔の当たり前

色々やりようはあります。昔はなかったんです。

昔はこんなに転職支援なんてなかったし、インターネットも便利じゃなかった。

今はもっと夢のある時代。そして怖い時代

 

明日の保障なんてありません。

しかし、それでもやっていける時代です。

生き方が違うのです。

 

狭い社会だけしか知らないと、その道でしか生きていけなくなります。

ひとつの会社で安定のため長く留まるのも、いきなり独立するのも同じです。

自分の生き方が決まらないうちは、どれかに決める必要はありません

 

ポイント

過去の常識には疑問を持つこと。

他人の意見に振り回されないこと。

転職にも在籍にも、自分の目的を持つこと。

 

自由にやりなさい。やりたくないなら、やらない

僕は3年以内に辞めた人に対して「辞めなきゃよかったのに」とは思わないです。

そのぐらい、いくらでも取り戻せますから。

 

注意ポイント

逆に、ダラダラやってしまった時間は取り戻せません

僕はものすごく実感しています。

ただ、急ぐことはない。自分の素直な声に耳を傾けましょう。

 

人生すり減らしてやっていいことはありません

3年以内には辞めないほうがいいのか?

ポイント

自分の人生の目的に向かって

歩みが止まっているなら辞めたほうがいい。

進んでいるなら辞めないほうがいい。

 

最後に

人生の目的が決まってたら苦労しませんね。

それが分からないなら、今は体の感覚を信じてみましょう。

たぶん、頭で整理できていないだけで、体はもう感じ取っています。

今の状況がOKなのかNGなのか。

最初から続く会社を探す方が無理な話です。

軸が決まらないなら、頭じゃなく心に聞いてみましょう。

僕は"違和感"を感じていたのにダラダラしてしまったことを反省しています。

“違和感”とはしっかり向き合ってくださいね。

 

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宮内 利亮

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