面接中途と新卒

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【選考・面接・質問返答】新卒(学生)と中途『優秀だ』の違い・共通点

2019年11月10日

ここでは、人事を10年経験し何百回もの面接をしてきた僕が思った「優秀だ」と思うポイントを紹介します。

とはいえ細かく挙げるとキリがないので、それはまた別の機会に!

そんなに細かく考えなくても、この2点を意識しておけばかなり印象がアップするはず。

 

ポイントをグッと2点に絞ってお伝えします。

選考や面接で学歴問わず「優秀だ」と思われる態度は?

新卒と中途で「語るべき」ことの違いは?

 

自分の選考を通じての態度がどうなっているか確認しましょう!

「語るべきこと」が語れるように、面接の前には準備を怠らないようにしましょう!

 

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【選考・面接・質問返答】共通「自然体」であること

学歴は問わず優秀に見える

まずは選考や面接、一貫して会社側に与える印象のことです。

「自然体」は学歴に関係なく優秀に見える。

 

「優秀」というとどうしても、「仕事が出来そう」というイメージを持ってしまいます。

しかし、企業の選考や面接においては必ずしもそうではない。

そもそも学歴だけで選べるなら、面接しなくても書類で落とせばいい話

それでも面接をする目的は、もっと確かめたい何かがあるから。

一体何を見たいんでしょうね?

 

最近の選考でかなり重視されている点に、「コミュニケーション能力」があります。

これ、確かにその通りです。

僕も面接の時に見ていたのは「コミュニケーション能力」です。

だけど、話が上手にできないといけないのか?というとそうでもない

質問に対してポンポン答えが返ってくることか?というと、それも違う

人と人の信用が生まれる時ってそんな時?

違いますよね。

 

ポイント

「コミュニケーション能力」をただの正解を答える返答力だと思ったら間違い。

簡単に言うなら、「自然体」であることです。

 

「態度」のごまかし・ひけらかしはマイナス

「あ、なんかこの人、無理してんなあ」と思わせるようなごまかし

これ、一番多いのが電話の時です。

相手の顔が見えない電話では、自分を取り繕おうとする。

「なるべく明るく聞こえるようにしよう」

「冷静な自分を演じよう」

「かしこまった言葉を使おう」

人事は何百人という人と電話してます。

だからけっこう伝わっちゃうんですよ。

せっかく良いものを持っていても、「ごまかし」というマイナスな印象を与えてしまう。

もったいないので「自然体」でいたほうがいいです。

 

また、頭の回転が速い人にありがちなのが、質問に対して求めている以上の返答をしたりする「ひけらかし」

ほとんどの場合、自覚がないようです。

「評価される場」に出ると自然に出てしまう習慣です。

僕はこの場合、コミュニケーション能力がないと判断しています。

必ずどこかで人的トラブルを起こすんですよね。

入社して早いうちに、まず同期とトラブルを起こします。

この場合、いつでも「謙虚な姿勢」を貫くといい。

自分の能力は事実で伝える。態度で示すものではない。

 

「自然体」は自信

僕はなぜ「自然体」の人を優秀だと感じるのか。

それは「自信」を感じるからです。

自分を飾る必要がないってことは、自分がそもそも持っているものだけ“足りている”という気持ちの表れじゃないかと。

過去に成功体験を積んでいる人はかなりの確立で自然体です。

「この人、やってくれる」という安心感を、事実を語らずとも与えてくれているような気がします。

 

逆に「不安」があると体のどこかに現れるものです。

上目遣いになる。饒舌になる。ごまかす。ひけらかす。

体のどこかに「不自然さ」として現れるサインを人事は感じ取ります。

それを感じたら、「あれ?大丈夫かな・・・」とこちらも不安になってしまう。

自分に自信がなかったとしても、正直にはにかみながら「あんまり自信があるわけではないんですが・・・」と言ってくれた方がいい。

その方がいい印象として残りますよ

 

ポイント

下手に飾るよりも「自然体」でいることを大切に。

言葉よりも態度の方が、人事にとって“信憑性”があるいい印象になる。

 

【面接・質問返答】過去を語れる・未来を語れる

質問することの違い

おそらくほとんどの会社で、中途にする質問と新卒にする質問は違うんじゃないでしょうか。

僕は違う質問をしていました。

中途に聞きたいこと

今までの会社でどんな仕事をやってきたか。(何ができるか)

どんな成果を残したか。(どのぐらいできるか)

どんなプロセスで行ったか。(どのようにできるか)

特にプロセスが大事で、そのプロセスを自社でシュミレーションし「いけそうだぞ」と思ったらOK。

中途の場合、一番気を付けないといけないのが“どんな人とどんな関係性で仕事してきたか”です。

簡単に言うと、どんな『社風』でやってきたかどんな『社風』を良しとしているか

馴染んだ社風はその人の中で“当たり前”になっているので変わりづらい。

 

新卒に聞きたいこと

何を頑張ってきた?

何が好き?

何がしたい?

なぜウチを受けてる?

まだ言葉になっていない『興味』と『特性』を聞き出していく感じ。

新卒にはまだ実績がないので聞けない。

『社風』も体験していないので、興味と特性から当てはめていくしかない。

新卒にはまだ“当たり前”がない。

 

中途は過去を語れるか「自己分析」

中途には“どんな社風が好きなのか”を聞きたいんですよね。

社会での『価値観』とも言えます。

また、何をどこまでできるのかも知りたい。

中途の面接の場合、事前によくまとめておいてほしいのは『自己分析』です。

自分の過去を正しく評価できているか。

それを伝わりやすくまとめられているとかなりポイントアップ。

自分のことを見つめてありのまま受け入れることは、成長するうえでも社会で協力してやっていくうえでも大事なこと。

 

当然、過大評価はいけません。

過小評価してしまったらもったいない。

 

正しく、ありのまま、客観的にというあたりがポイントになりますね。

これも「自然体」として伝わりますよ。

ポイント

自分のことを分析できている人を見ると、「優秀だなあ~」と感じます。

 

新卒は未来を語れるか「志向性」

中途には“価値観”を聞きたいのに対して、新卒にはまだそれがないことが前提。

だからどんな興味や特性、つまりどこに向かいたいのかの「志向性」が知りたい。

会社は船。この船に乗って大丈夫?ということを聞きたい。

新卒の面接の場合、事前に考えておいてほしいのは『志向性』です。

よく考えたら、自分はどんなことに興味を示す人間なのか

どんな特徴、特性がある人間なのか。

どこか1社に決断することは他の会社を断つこと。自分の向かいたい方向をしっかり示したほうがいい。

 

具体的な職業まで考える必要はありません。

また、今までの自分とまったく関連性のない“浮ついた未来”ではいけません。

 

未来を語ることは、今までの自分の傾向から自分の将来にしっかり向き合うことです。

未来に向き合ってしっかり考えている人を見ると「優秀だなあ~」と感じます。

 

 

ポイント

・自然体であることで自信が伝わる。

・ありのままの自分を見つめ、企業に判断しやすくしてもらう。

(中途は過去を、新卒は未来を語る)

・“ごまかす”と後で痛い思いをするのは企業ではなくて自分。

 

いかがだったでしょうか?

新卒であってもアルバイトの経験などから「社会での過去」を語れる人はいるかもしれません。

可能ならそれも準備できるといいですね。

 

どちらにしても、「自然体」であることが長い目で見てあなたを望む方向へ導いてくれます。

方の力を抜いて、でも準備はしっかりして面接に臨みましょう!

 

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宮内 利亮

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