考えてない!いや、考えてる。

会社で起きる問題

自主性がない!?『自分で考えられない社員』が考えるようになるには

「お前は全然考えてない!もっと考えろ!」

上司がよく言うセリフ、果たして本当にその社員は考えていないのか?

どうやったら考えるようになるのか?

自信がない人も自信を持ち、考えを発信できるようになるには「自己理解」と「周囲の理解」が必要ですよ。

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思考特性は違う!

「考える」の基準は何?

「考える」と一言に言っても、考え方は人それぞれです。

目には見えないせいで“誰しも一緒だろう”と勘違いされていますが、実は人の思考特性は違う。

生まれ持ったものと経験によって、脳には“電気信号の通りやすい回路”があります

 

あなたが言う、もしくはあなたの上司が言う「考える」とはどの考えるでしょうか?

  • 目標達成への逆算のこと?
  • 人の感情を想像できること?
  • 新しいアイデアを思いつくこと?
  • 目の前の作業をどうやって実現可能にするか?

たぶん、全部の事を指して言っているわけではない。

 

もしかしたら、上司より部下の方が考えている部分だってあるかもしれませんよね。

まず理解しなければいけないのは、考えるということにも色々あるということ。

色んな「考える」が存在することを理解する。

人それぞれ、得意な「考える」は違う。

 

その「考える」は苦手なんじゃない?

「考えてないな!」と評価される時、それは苦手な思考回路かもしれません。

もし上司の得意な「考える」が目標達成への逆算だった場合、“思い付き”のような新しいアイデアは評価されません。

上司自身が得意な思考回路を評価する傾向があるからです。

逆に拡散的にアイデアを出しながらまとめ上げていくような思考回路の上司は、“思い付き”でも評価してくれる。

 

どちらが良いということは全くありません。

問題は思考特性が違うということを理解しているかどうかです。

人の頭の中は違うという前提を持っていないと、組織に偏りが生まれる。

苦手な思考回路の人ばかりの会社では評価にくい。

 

組織として大きな成果を上げるには、すべての人が持てる力を十分に発揮できた方がいいですよね。

その人の得意な「考える」を活かしてあげるといい。

もしくは苦手な「考える」を理解しトレーニングしてあげるといい。

 

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考えている『回路』を探す

4つの思考特性

思考特性には、以下の4つがあります。

  • 分析型
  • 構造型
  • 社交型
  • コンセプト型

詳しくはこちらの記事で書いています。

思考特性
「その会社は自分に合ってるの?」4つの思考特性から選ぶ

続きを見る

 

ほとんどの人が2つほどの思考特性が顕在化していて、それぞれの思考回路は結構違います。

1つの場合もあるし、稀に4つ顕在化する人もいます。

どれも善し悪しはなく、すべてのパターンに強みや弱みがあると思ってください。

 

分析型

データや数字を重視していて、論理的に考えるのが好き。

物事には根拠を求め、噂を信じるのは嫌い。

仕掛けや仕組みを見出すのが好き。

「ふむふむ、どういう理屈でこうなったんだ?何か信頼できるデータは?」と目的や根拠を追求している。

よく「根拠は?」「目的は?」「最終的にどうしたいの?」と聞く人はこの思考特性。

人の感情を考えるのは苦手な場合が多い。

 

構造型

現実的な思考で、予測できることが好き。

曖昧な指示は嫌いで、新しいアイディアには慎重。

計画を立てて確実に実行したい。

「どんな手順で、何を使ってやればいいかな?準備は整ったかな?」と慎重に考える。

「きっちりした人」「細かい人」というイメージで、コツコツ作業が得意だったりする。

新しいアイディアを考えるのは苦手な場合が多い。

 

社交型

感情的・同情的で、人に対する直観力がある。

非情に見える決定はできず、人の感情を無視することは嫌い。

人に聞き、人から学び、人との関係性を重視する。

「この人は今どんな気持ちかな?こう言ったらどう思うかな?」と人を中心に考える。

人からの評価が気になったり、人から勧められたものを信頼できる人はこの特性かも。

感情を排除したデータや論理思考は苦手な場合が多い。

 

コンセプト型

創造力豊かで、アイディアに対して直観的。

細かいことや退屈さを感じることが嫌い。

非日常や変わっていること、真新しいことを好む。

「何か面白いことないかな?どうやったらワクワクするかな?」と考える。映像や全体的なイメージで思い浮かべる。

次々にアイデアが浮かんだり、「いい感じで!」などの抽象的な表現が多い。

細かい実行方法やプロセスを考えるのは苦手な場合が多い。

 

あなたはどれに当てはまりそうですか?

あなたが「考えていない」と思っていた人は、違う面なら考えていませんか?

 

3つの行動特性

もう一つ影響するのが、行動特性です。

目に見えてどんな行動に現れるのかにも特徴があります。

以下の3種類が行動特性で、それぞれに「左寄り」「右寄り」があります。

  • 自己表現
  • 自己主張
  • 柔軟性

詳しくはこちらです。

居心地のいい会社
「居心地のいい会社とは?」3つの行動特性

続きを見る

 

自己表現が左寄りだと物静かで、右寄りだと活発な表現をします。

右寄りの人ほど考えていることをよく口に出すので、分かりやすい。

左寄りだと口数が少ないので、何を考えているかは分かりにくいんです。

 

自己主張が左寄りだと平和的で、右寄りだと主導したい気持ちが強い。

左寄りの人ほど他人の考えを尊重することがいいと考える。

右寄りだと自分の考えを主張したいし、意見を戦わせるほうがいいと考えます。

 

柔軟性が左寄りだとブレない、右寄りだと変化を好みます。

左寄りの人ほど一貫性を大事にするのでアレコレ考えてコロコロ変えたくない。

右寄りだと常に最善を追求したいので柔軟に色んな考えを取り入れる。

 

行動特性も「考える」ことに影響を与える。

どれがよくてどれが悪いということはない。

 

得意な回路・苦手な回路

「考えられない」と一言で言っても、その原因は様々です。

多くの場合、考えている回路が違うことが理由だったりするんですね。

 

で、だいたいはお互い様なんです。

分析型の人は社交型の人を「考えていない」と評価することが多く、

社交型の人は分析型の人を「考えていない」と評価することが多い。

 

これ、正しくは

「ロジックを考えていない」

「人のことを考えてない」

だったりするんですよね。

人にはそれぞれ、得意な考える回路と苦手な考える回路がある。

お互い様であるという前提を持てば、組織は協力し合うことができる。

 

得意な回路で考えられる場を与える。

苦手な回路を意識して訓練する。

 

それぞれの人がこのように意識することができれば、きっと組織は素晴らしいものになりますね。

 

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宮内 利亮

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