居心地のいい会社

自分の興味・特性を知る

「居心地のいい会社とは?」3つの行動特性

2019年6月29日

みなさんは、会社や学校での居心地はどうですか?

社会に出ると人間関係で悩む人が圧倒的に増えます。

これはなぜかというと、今までの学校生活では仲のいい友達とだけコミュニケーションをとっていればよかったから。

しかし会社は一人ひとりの動きが利益に結びつきます。自分より動きの遅い人を見ると「あいつサボってる!」とか思っちゃうわけですね。

学校では友達を選べても、会社では仲間を選べません。仲間を選べるのは社長だけです。

 

行動スタンス

思考特性のタイプは4つあるということを他に書きましたが、行動特性には3つのパラメーターがあります。

この3つのパラメーターそれぞれで自分の“スタンス”があります。

大きく分けるとそれぞれのパラメーターで3分割できますが、きれいに分けられるものではありません。ここでは説明しやすくするために3分割で解説していきます。

行動スタンス

 

また、思考特性は4つのタイプの複合で“どの思考(価値観)が一番表にあらわれるか”で会社選びをしました。これは会社での評価ややりがいに関係するものです。

行動特性はというと3つのパラメーターそれぞれで会社でのシチュエーションを予測できます。これは“居心地”に関係してくるものです。

クラスで仲のいい友達同士は、だいたい同じ行動スタンスでしたよね。

明るい子のグループ、控えめな子のグループ。あなたはどっちでしたか?

社会に出るとこの居心地のいいグループとだけ一緒にいることはできない。

だから仕事・会社選びでは、自分のスタンスで活動できる仕事や会社を選んだほうがいい

そうすると断然、自分らしくいられる場面が多くなるんです!

 

3つのパラメーター&それぞれ3分割したスタンス

発信パラメーター

どのぐらい自分の感情や内面を表に発信したいか。

おだやか

 物静かで口数が少ない。思ったことをすぐには口に出さない。少人数でいると元気。無駄な動きを抑える。

中立

 周囲の人に合わせるが、極端な行動は取らない。

活発

 よくしゃべる。思ったことをよく口に出す。大人数でいると元気。身振り手振りが大きい。

 

主導パラメーター

どのぐらい自分の意見を通したいか。

協調

 平和的解決を望む。他の意見を受け入れる。ゆっくりペース。慎重。

中立

 周囲の人に合わせるが、極端な行動は取らない。

推進

 討論してでも意見を通したい。競争すると燃える。早いペース。やってみる。

 

変化パラメーター

どのぐらい周囲の変化を受け入れるか。

頑な

 一度決めたら変えるべきではない。変化に否定的。すぐ決める。

中立

 周囲の人に合わせるが、極端な行動は取らない。

柔軟

 いつも多くの選択肢があるべき。愛想がいい。すぐ変える。

 

いかがですか?あなたはそれぞれ、どのスタンスが当てはまるでしょうか。

人間誰しもが自分のスタンスを“当たり前”だと思っています。

だから他の人にも同じように求めてしまい、コミュニケーションエラーが起きてしまうんですね。

しかし思考特性と同様、“これがいい”というものはありません

あえて言うなら、あなたの特性はあなたにとってそれがパーフェクトです自信を持ってください。

もしそんな自分は嫌だ!と思うなら、望む方向へ行動を変えてみればいいだけです。

ほとんどの人は変わりたくはないはずです。だから自分らしくいられる会社を探しましょう。

 

あなたはほんとに中立?

自分は中立だと思う人が多いかもしれません。気持ちは分かります!

しかし何度も言いますが、良い悪いはありません。言うなればどれもいい。時にはどれも悪い。

会社には推進の人も必要だし、協調の人も必要です。

会社の人間関係が難しいのは、“全部のスタンスの人がまんべんなくいる”状態が健全だからです。

居心地は悪くなるかもしれません。だけどそんな人たちが自分のスタンスを発揮することで会社のバランスを保っているんです。

危ないのは、特定のスタンスを受け入れない会社です。組織として未熟ですが、残念ながら中小企業のほとんどは悪気なくどれかのスタンスを“悪”としているのではないでしょうか。

実は“悪”としているスタンスのおかげで会社のバランスが保たれているとも知らずに。

それほどまでに、この行動特性における“当たり前”から抜け出すのは困難です。

 

スタンス診断 こんな時、あなたはどうする?

発信パラメーター

ある懇親会に招かれました。会場の居酒屋に着くと30人ぐらいの参加者がすでにいて、乾杯前にあちこちで雑談をしています。奥のほうを見ると知っている人を見かけました。手前の端のほうは席がまだ空いています。

さて、あなたはどんな行動を取りますか?

 

黙って手前の席に座るあなたは

“おだやか”スタンス。

知っている人のところに行って話すあなたは

“中立”スタンスぐらい。

近くにいる人に挨拶しまくるあなたは

“活発”スタンスです。

 

主導パラメーター

クラスで学園祭のミーティングをしています。参加者は10人程度。屋台で出す食べ物を決めています。あなたはたこ焼きがいいと意見を出しましたが、どうやら今はフランクフルトをやる流れになっていきそうです。絶対たこ焼きのほうが儲かるし喜ばれる確信があるのに…。

さて、たこ焼きがいいと思っていることは変わらないあなたはどんな行動を取りますか?

 

周囲の意見がまとまるのを待つあなたは

“協調”スタンス。

結論が出る前に“たこ焼き意見”をもう一度出そうとそわそわしているあなたは

“中立”スタンスぐらい。

流れが持っていかれる前に、その場ですぐに“たこ焼き意見”で食い下がるあなたは

“推進”スタンスです。

 

変化パラメーター

学園祭の出し物で劇をやるので、今からリハーサルです。あなたの担当はセリフの長い役。昨日の夜セリフを覚えてきました。しかし直前になって監督役の人に、「やっぱりセリフこっちにするから」と違う台本を渡されました。

さて、あなたはどんな風に感じますか?

 

ふざけるな!せっかく頑張って覚えてきたのに!となかなか受け入れられないあなたは

“頑な”スタンス。

え~、せっかく覚えてきたのに…まあ仕方ないから頑張るか。と少しストレスを感じるあなたは

“中立”スタンスぐらい。

お!新しい台本できたんだ。そっちのほうがいいに決まってるな。とあっさり変えてしまうあなたは

“柔軟”タイプです。

 

え?そんな人いないでしょ!って思うかもしれません。それはまだ理解が足りない証拠です。

あなたと反対の人は、あなたの特性に対して“あり得ない…”と思っています。

人間の広さを受け入れて“当たり前”の枠を取り払いましょう。

 

あなたのスタンスが活きている会社

各パラメーターの各スタンスを意識して会社を選ぶと、居心地の良さが格段に上がります。

一番分かりやすい会社の選び方

どのような仕事をどのような状況で行うのか

例えば、デスクワークでパソコンを相手に仕事するなら“おだやか”で“頑な”な人がストレスなくできるでしょう。

しかし、周囲に同僚がたくさんいる広い市役所のような事務所で常に話しながら行っている場合、少し“活発”寄りなほうが居心地がいいです。

デスクワークなのに“活発”すぎると、気づかずに話しすぎて周囲の人の邪魔をしているかもしれません。

仕事のやり方に伝統があり、変えることが悪の場合があります。この場合は“頑な”が居心地いい。

スピード重視の会社で常に変化に見舞われるなら“柔軟”が居心地いい。

リーダーを目指す場合、やり方によります。引っ張る系のリーダーは“推進”押し上げる系のリーダーは“協調”

スタンスにも良い悪いはない。必ず発揮できる場面があります。しかし自分のスタンスを“受け入れられない”会社をチェックしておかないと、入社してからストレスの連続になってしまいます。

 

ストレス危険度チェック例

“おだやか”の人にとってはストレス

「毎月全社員で飲み会があります!」

“活発”の人はストレス

「仕事中は私語禁止です。」

“協調”リーダーにはなれない会社

「リーダーなら自分が誰より成果を上げてチームを引っ張れ!怒れない上司はダメだ!」

“推進”は煙たがれる

「いくら良い意見でも、喧嘩したら意味ないからね。」

“頑な”が受け入れられていない

「方針はよく変わるもの。いちいち理由とか求めるやつはダメ!」

“柔軟”の人はつまらない

「これは決まってることだから、この方法でやってね。」

 

多様性を受け入れてくれる会社が一番

どうだったでしょうか。自分のスタンスが見えてきたのではないでしょうか。

今の居心地はどうですか?もっといい居心地がありそうですか?

 

しかし、口を酸っぱくして言いたいのは、“どれもいい”ということ。

会社で言えば、すべてのスタンスの人が周囲に受け入れられながら自分らしく力を発揮することが一番です。これは本当に簡単ではなく理想形ですが、少なくともそこを目指している会社ならいい程度に思っていてください。

大切なのは“人は違う”ということ。理論で知るのではなく、経験を思い起こし、体験して確認し、他者のスタンスを理解してください。

ポイント

違いから学ぶことで自分を発見していきます。そうして他者を認め、自分を認め、自分らしく輝けるようになります。

同じスタンスの人だけの集団で過ごしてしまうと、結局自分が発見できずに終わってしまいますからね。

他の人から見たら自分はこうなんだ!

自分の当たり前がみんなの当たり前ではないんだ!

実際にそのようにしてくれる会社に出会えるといいですね。

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宮内 利亮

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