進路・キャリア

キャリアとは何か 自分の興味・特性を知る

【進路・就職・キャリア相談】こんなやり方は自分の可能性をつぶすよ

2019年11月7日

この記事は、特に高校生~若手社員の方向け。

『キャリア相談』に関しての問題について書いていきます。

 

一体どんな問題かというと、

まともに相談できる人がいないじゃん!

ということなんです。

僕は10年間人事をやってきて、現在「キャリアコンサルタント」を勉強中。

自分自身も転職活動をし相談をしてきました。

キャリアコンサルタントではない人がキャリアの相談に乗ると、「こうなっちゃうんだ」ということに気づきました。

 

惑わされないキャリア相談をするにはどうしたらいいか?

を考えていきましょう!

 

キャリアコンサルタント勉強中に思うこと

まず、「キャリアコンサルタント」とはキャリアに関する相談に特化した国家資格です。

現在の日本では、個人のキャリア形成が課題になっているからですね。

キャリアにまつわる理論を幅広く勉強しますが、特徴的なのは「カウンセリング」にあります。

『個人の主体的なキャリア形成を支援する』ことが使命。

つまり、教える人ではなく「一緒に考える人」が求められているということです。

これからは『自分でキャリアを考える力』が必要です!

 

まともに相談できる人がいない

そうすると僕の今までの経験上、それができる訓練を積んでいる人はそうそういない。

学校でも、家庭でも、企業の中でも、今までの延長線上にいる大人がほとんどです。

僕自身が思い返すと、進路相談も就職相談も『決めてあげることが正解だと思っている』人が多い。

気付かないうちに『他人が可能性を絞る』ことをしている。

過去はそれでうまくいったかもしれないが、これからはそうではない。

 

『導く』という考え方も色々あります。

これから相談者に求められるのは、『自分で考えられるように導く』ことです。

ポイント

自分自身が考えられるように導いてくれる人を見つける。

もしくは、自分自身が考えられる状況にすること。

『答えをもらおうとしないこと』です。

 

相談する人は選んで、世界は選ぶな!

大人は住んでいる世界が狭い

「世界が狭い」というのはちょっと違うんですが、こういうことです。

すでに住む世界を選んでいるのが大人。

 

あなたがその「住む世界を決めた人」に相談するとします。

しかしその人は、その世界のことしか知らない

あなたがその世界に決めているならそれでOK

でも他にも可能性があるのなら、『他の世界を捨てる』ことになります。

『世界』とは『働き方』だと思ってください。

『業界』によっても世界の偏りはあります。

 

ポイント

まだ可能性があるうちは、出来る限り多くの『働き方』『業界』の人と接点を持つといい。

その中でなるべく『自分に考えさせてくれる人』から話を聞こう。

一方的に自分の考えを押し付けてくる人の話は、あくまでその人の話と思って聞こう。

 

接しやすい年代だけじゃ偏るよ

それから『年代』も大事です。

時代は驚くほどのスピードで進化しています。

過去を知らない若い人は、“今が当たり前”と思っている。

今を知らない古い人は、“過去の延長線上”にいる。

「スマホネイティブ」という言葉を聞いたことがありますか?

物心ついたときから「スマホ」が身近にある人のことです。

例えば広告宣伝のアイデアを出し合う時

「古い世代」の人はチラシを使おうとする。

「スマホネイティブ」SNSを使おうとする。

どっちが正解ですか?

答えは“お客様に合った方”です。

世代による考え方に偏りがあることで、方法は全く違う。

やり方が偏ると、お客様すら偏ってしまいます。

 

ポイント

キャリアに関する相談も同じ。

偏った年代にしか相談していないと、あなたの考え方も偏ってしまいます。

 

色んな働き方・年代の人と

幅広い『働き方』と『年代』の人に相談した方がいい。

では、どんな幅があるでしょうか?

一般的な「正社員」とか「派遣」とかじゃなくて

住む『世界の違い』という観点で分けてみてください。

例えば

  • 先生(公務員)
  • キラキラ系会社員
  • ウジウジ系会社員
  • フリーランス
  • 経営者

では、住む世界が違います。

Twitterで言う、界隈。

 

まずは今まで触れてなかった界隈を覗いてみること。

たぶん「好き」「嫌い」が分かれると思います。

そこで終わらず、少し踏み込んでみて「なぜ嫌いなのか」をはっきりさせましょう。

それがあなたの大切な「主体的なキャリア形成」の考え方になっていきますよ。

 

年代は少なくとも3世代から

年代は、「時代の違い」という観点で分けましょう。

  • 歩んできた人(祖父母世代)
  • バリバリ現役(親世代)
  • 新時代の人(先輩世代)

歩んできた人

圧倒的な経験があります。

普遍的な考え方を学ぶことができる。

バリバリ現役

今の社会構造を知っています。

どうやって今稼いでいるのか、活躍しているのかが学べる。

新時代の人

現代社会の問題に直面しています。

希望とのギャップやリアルを知っています。

今現在と、自分が近い将来どうなるのか学ぶことができます。

 

縦軸と横軸で考えよう!

縦軸=過去・未来(時間軸)

横軸=今現在の情報(世界の広がり)

考えることは、『未来の自分』です。

そのためには、『過去』と『現在』を知らないといけない。

一本の細い棒を立てるイメージ。

未来に向かってぶれない棒を立てる。

『現在』だけだと紙っぺらに棒を刺すだけなので、ぐらぐらして倒れる。

紙の下に『過去』という土台があると、棒はしっかり突き刺さり倒れない。

 

ポイント

普遍的な考えを聞くことで、自分がどうなりたいか見えてくる。

現在を知ることで、自分がどこに立ちたいか見えてくる。

 

答えは与えられるな

「相談したい」と言わない

キャリアに関する情報は、「普通のコミュニケーション」の中で得ていくのが一番自然です。

押しつけのない形で情報を得てください。

キャリアコンサルタントは「絶対に押しつけをしないように」と教えられています。

主体的なキャリア形成には、そうしないといけないからです。

ところが何も知らない人「相談させてください」と言われたら

「良かれ」と思って答えを与えようとしてきます。

 

で、これは悪いわけではありません

あなたが『しっかり自分で決めれば』いいだけです。

ポイント

「相談する」というよりも「情報収集」のつもりで聞いた方がいい。

 

話を聞き、質問されたら一生懸命考える

情報として、与えられる話はしっかり聞きましょう

ただし、あくまでもその人の考えとしてです。

 

一番大事なのは「質問された時」です。

きっと、すぐに答えられないことを聞かれることがあるでしょう。

「そんなこと考えたことなかった」と。

これが最高のチャンスです。

相談というのは、自分の考えを明確にするためのものです。

決して人の考えをそのまま自分の考えのように振舞うことではない

「考えさせてくれる」時間が最もいい相談の時間です。

 

答えは生まれるもの

答えは人からもらうものではありません

自分の中から生まれるものです。

だから。たくさんの人から、世界から情報を集めた方がいい。

なるべく多くの機会に触れて、あなたがどう思ったかを拾い集めてください。

 

当然、時間も労力もかかります

しかしこれをしないと、自分を見失ったままになってしまいます。

こちらでは「アイデンティティの確立」について書いています

アイデンティティ
【社会人1年目】なんで若者は悩むの?アイデンティティって何?

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日本はこれから、『教育』も変わっていきます。

『主体的なキャリア形成』が大きな軸として加わってきます。

ポイント

自分のキャリアは自分が責任を持ってつくる時代がすぐそこまで来ている。

そのための第一歩として、正しい『キャリア相談』ができるようになりましょう。

 

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