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キャリアアップしたい 会社で起きる問題

『キャリア形成』社員・管理職・社長の自覚【中小零細企業の成長②】

2019年12月6日

昨日に引き続き、僕にできることを考えてみます。

中小企業として成長していく上で必要な項目がたくさんある。

必要とはいえ、実際にすべて取り掛かるのは難しいので選ぶことにはなるが。

今まで受けてきた研修や、導入したコンサル。

そこに自分とチームと会社の成功体験・失敗体験。

エマジェネティックス・アソシエイトとしてのチームづくり、個性づくり。

そしてキャリアに関する理論、カウンセリング技術や個人の活かし方。

自分自身がずっと会社で実践してきたからこそ、包括して良しも悪しも知っている。

少しリアルを理論上に当てはめて整理してみます。

 

前回の記事はこちら

①11
『キャリア』独自能力で利益を。自覚集団へ【中小零細企業の成長①】

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【自社理解】会社の自覚・キャリア形成

『キャリア形成』というのは、おそらく伝わりづらい。

『自覚』と言ったほうがいいかもしれない。

 

キャリア形成における2軸の自覚

2軸の自覚

【横軸の自覚】

今現在置かれた状況、自分の特性や強み・弱みに対する自覚。

【縦軸の自覚】

過去・未来への自覚。自分はどうなりたいのか、どんな趣向があるのか。

会社=人の集まり

会社すべての人の自覚を促すことが、会社の自覚と捉える。

さらに会社の“人”を大きく3つに分ける。

社員  管理職  社長

 

[自己理解]社員の自覚・キャリア形成(社会性・主体性)

社会性

主に横軸の自覚によって高まる。

  • 他者から見た自分はどう映っているのか。
  • 学生と社会人の違いは何なのか。
  • 自分の能力はどうなのか。
  • 自分の特性は何なのか。

謙虚さやコミュニケーション能力の向上が期待できる。

足の引っ張り合いが起きない土台を築く。

意外とこのロスを減らすだけで利益は生まれる。

向上方法例

セミナー形式(お金を頂く自覚、学ぶ自覚等)、ワーク形式の集合研修(各コミュニケーション系、自己管理等)、個別カウンセリング、適性診断テスト

「気づき」重視

 

主体性

主に縦軸の自覚によって生まれる。

  • 自分は何をしたいのか。
  • なぜこの仕事をするのか。
  • なぜこの会社に所属するのか。
  • 何を目指すのか。

主体性が生まれれば、目標を目指した仕事をするようになる。

業務改善、利益向上、生産性向上が期待できる。

仕事が楽しくなる。

向上方法例

個別カウンセリング、社長・会社理念との想いの擦り合わせ、横軸の確認、目標管理プログラムによる成功体験

熟考を促す。役割意識を促す。

 

自己の確立(理論上のスタンス)

「アイデンティティ」とも言うもの。

ある程度成長した後でも、「なんでこんなことしてるんだろう?」と我に返る

社内で活躍していても、“自分がまだ何か充実していない感覚”で退職してしまう人がいる。

「心理的な成功」を得られないからだ。

アイデンティティが拡散すると、混乱・孤立・停滞・絶望の順に各ライフステージで心理的危機が訪れる。

故に会社の生産性は落ちる。

これは磨けば磨くほど光り、充実感を得やすくなる。

仕事の達成感や与えられた役割などの経験と、縦横の自覚で醸成されていく。

社内が明るくなる。

アイデンティティを確立した社員集団を目指す。

アイデンティティが確立されると、忠誠心が生まれる。

会社への忠誠ではない。自分が信じたものへの忠誠。

ある価値観を信じること。「仕事がんばろう」「自分はこれでいいんだ」という状態になれる。

詳しくは関連記事で解説しています。

アイデンティティの関連記事

アイデンティティ
【社会人1年目】なんで若者は悩むの?アイデンティティって何?

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向上方法例

キャリア理論勉強会、個別ワーク(混乱を紐解く)、個別カウンセリング(自己との対話)

理論上への自己の配置(客観視による自己発見と、自己承認)

 

[自己理解]管理職の自覚・キャリア形成(品格)

管理職の存在は、部下の成長や離職率に大きく影響を与える。

現在の中小・零細企業の非常に重要なポイント。

責任(影響力)の自覚

主に横軸の自覚。社会性の上位。

  • 自分は部下にどんな影響を与えているのか。
  • 自分は会社にとってどういう存在なのか。

自己の影響力に自覚を持つことで、上司によるマイナス影響要因を減らすことができる。

部下と社長のつなぎ役としての精度が上がる。

チームが正しく機能し、正しく利益を上げる。

向上方法例

個別・少人数・セミナー形式集合研修(無意識の影響ポイント、利益を押し下げる上司等)、ケーススタディ(部下の前で社長の愚痴を言う上司等)

気づき重視

 

品格

主に縦軸の自覚。主体性の上位。

自己と会社の「在りたい姿」の融合。

  • 自分はどうあるべきなのか。
  • 会社の中でどうあるべきなのか。
  • 会社をどうしていきたいのか。

理想の社会人像となるような管理職を目指す。

憧れとなる存在がいる会社は、社員の目的意識やエンゲージメントに大きく影響。

利益を上げ続ける会社には、強い管理職の存在が必要。

向上方法例

個別カウンセリング、社長との対話、部下との対話、実力向上(部署数字、目標達成、施策)、チームトラスト(信頼)、経営参画意識(会社理念と自己理念、1~3か年営業利益計画)

右腕の意識・社長の代弁者意識、学び続ける・向上し続ける意識、謙虚さ

 

[自己理解]社長の自覚・キャリア形成(想い)

社長に正解はない。

孤独を解消し、寄り添い・問いかけ・対話によって、想いが発現したり方向性が明確になる。

孤独の解消

主に横軸の確立を目指す。

  • 社内での孤独をどう受け止めるか。
  • ストレス・不安の原因は何か。
  • 社員に対してどう在りたいか。

一人の人間として、社会や自社内での自分を認める。自己理解を深める。

時に社長としての立場を演じることを受け容れられる、前向きに転換できるような安心・安定の場を築く。

方法例

個別カウンセリング、キャリア理論勉強会、社長交流、コーチング

社外での対話、仲間・同志づくり

 

想い

主に縦軸の確立を目指す。

  • 自社商品が社会に与える価値は何か。
  • 自分は何を求めているか。
  • 自分の使命は何か。
  • 何を目指すか。

自分の扱う商売の想い。自分の行動の想い。

自己のキャリア形成、ひいては会社のキャリア、地域社会や業界のキャリア形成。

方法例

個別キャリアカウンセリング(商売、会社の意味付け)、想いの発信(理念、評価)、目指す場所の設定(経営計画、営業計画)、キャリア理論勉強会

存在意義の自己定義、承認

 

社長個人への支援が、本来の願いや望みへの指向性を強くする。

基本的に社長はいつも不安だし、危機感があり、ストレスフルで孤独なもの。

そのような、エネルギーを消耗するマイナス要因を少しでも軽くし、いきいきと社長業をする。

社長自身すら気づいていなかった理想やアイデア、方向性などを明確にすることができる。

 

次回、予告

また長くなってしまったので、後半を次の記事に持ち越します。

人だけが主体性を持っても、武器がないと戦えない。

次回は仕事を広域で捉える、環境・仕組み・進め方などについて。

 

【仕事理解】職場・環境・仕組み・仕事の進め方

  • 『環境実力』を上げるのが社長の仕事
  • 知恵を生む情報の回し方(武器)
  • コミュニケーション(動機付け要因)
  • 評価(衛星要因)

 

続きの記事はこちら

③33
職場の『環境実力』社内での社長の仕事【中小零細企業の成長③】

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