無気力じゃいられない

会社で起きる問題

【会社の問題】無気力は誰のせい?人生100年時代フォロワーシップ

『無気力』な部下、上司、仲間や同僚がいるのは誰のせい?

会社のせいなのか、上司のせいなのか?

変革していく時代には、そんな今までの常識を変えないといけないかもしれない。

もし誰のせいでもなかったら、無気力な人をいったい誰が導くのだろうか?

無気力は誰のせい?

会社のせい?

社内を見渡すと、一定数無気力な人というのはいるものです。

これは「誰のせいなのか」という議論は会社の中では度々起きる。

 

無気力な人ができてしまうのは、会社のせいなのだろうか?

確かに、評価制度がうまく機能していなかったり、頑張って動いても何の得もなかったり、むしろ主体的に提案するとバカを見るような会社があるかもしれない。

 

ではそれを会社のせいで片付けて本当にいいだろうか?

終身雇用は既に崩壊し、転職市場になった世の中、会社に長くいることがいいというわけではなく、逆にリスクにもなり得る時代です。

終身雇用が望めるほど、その会社に期待をかけてOK?

会社のせいにするということは、会社に期待しているということでもあると思っています。

期待しているまま、自分の大切なキャリアを無気力なまま棒に振って本当にいいのだろうか?

 

上司のせい?

では、そこにいる上司のせいだろうか?

これも必ず理由としてはあると思います。

 

上司自身のモチベーションが低く「そのぐらいでいいんじゃない?」と、部下の能力を十分に発揮しようとしなかったり。

「めんどくせえなあ」と言いながら上司が仕事をしていたら、部下も頑張るのがバカらしくなってしまいますよね。

無気力な上司がいると、自分まで無気力になってしまう

だけど本当にそれでいいのだろうか?

 

自分の大切なキャリアを、“上司が無気力だから自分も無気力になった”で片付けていいとは思えない。

自分が無気力でありたいから上司のせいにするのであればまだ話は分かります。

 

しかし、本当はやりがいを持って働きたいのに“誰かのせいで”というキャリアはあまりにも悲しすぎます。

 

教育・時代・環境のせい?

では、過去に受けてきた教育や生きてきた環境、そもそもこういう時代が自分を無気力たらしめているのか?

すでにお気づきかもしれませんが、これを考えること自体が無意味なんです。

 

過去に受けてきた教育は周りの人と大して差がないし、生きてきた環境も自分だけが特別とは言えないでしょう。

さらに、時代なんて言ってしまったら、老若男女問わず全ての人間が今という時代を生きているんです。

 

その中で、無気力な人と気力溢れる人がいる。

周囲の環境のせいだけではないのは明らかです

 

ただし、そんなことを言われてもどうにもならないことも事実。

「やりがいを持って働け」なんて言われても、私たちはやりがいを持つ方法を教えてもらったことはありません

むしろ終身雇用を前提とした教育は、「いかに無気力であれるか」を目指している気すらしてしまうのです。 

 

しかし、どんな個人の都合もお構いなしに世の中は変わっていきます。

個人の時代は「いかにやりたいことを持てるか」が大切。

そのスタートラインは、ほとんどの人が今マイナスのところに立っているんです

 

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人生100年時代のリーダーは自分

フォロワーもリーダー

だから、今あなたがどんな状況にいようと、今から「やりたいこと」を探すことにはとても価値があるはずです

 

例えば会社の中では、マネジメント層が入らなくなっていきます。

個人の利用できる資源が会社の外にたくさんあり、会社の方は縮小していく市場の中で頑張っています。

 

つまり、会社側は今までのように教育などを手厚くする必要はなくて、個人が外で学んできてくれればいいわけです。

必然的に、マネジメントする人にお金を回すよりは優秀な人を採用する中途採用に回し、プレイヤーに高いお給料をあげたほうがいい

 

さらに個人の時代というのは「個性を生かす」ということでもあります。

なおさら、人を一律に扱うようなマネジメントは必要ない

 

今まではリーダーシップとフォロワーシップと言われていたかもしれませんが、フォロワーがリーダーを支える形だけが組織ではない。

プレイヤーの一人一人が全員自分のキャリアのリーダーになってくれることが、会社にとっても一番ありがたいんですね

メンバーシップよりも、対等な契約によって成り立つものへ

 

無気力の言い訳がなくなる

そうすると、個人が会社から指示を受けてその通りに働くというやり方は前時代的になります。

いくら会社の言うことを聞いていても、所詮は会社の寿命が終わったら自分も共倒れしてしまいます。

 

個人よりも会社の寿命が短い時代は、個人の方の「何がしたいのか」が重要なんです

会社のしたいことに従っていればいいという終身雇用的な考えは早めに捨てないと危険なんですね。

 

主役が会社であれば、その中で無気力であることにも言い訳が立ちます。

「自分はこんなことやりたくない」

「本当は違うことがしたい」

というロジックも成り立つ。

 

しかし主役が自分である場合、「自分はこんなことやりたくない」という意味が通らなくなる

自分の人生に無気力である理由を自分以外に探しても、結局損をするのは自分でしかないわけですね。

無気力を誰かのせいにしても、自分が損をするだけ

 

自由度は高い

「我慢して言うことを聞いて働け!」と言われていたのは、その先に自分にとっての得があるからです。

今は全くその保証がされていません。

 

その代わり、個人にとっての自由度はものすごく高い時代になってきました。

会社に頼れない時代とともに、会社に頼らなくてもやっていける時代が来たんです

 

つまり、とても広い選択肢の中からキャリアを選び取っていける。

そんな幸せな環境が目の前にあるからこそ、無気力である必要が全くないのです。

 

『やりたいことは何ですか?』

そう聞かれると、僕たちの時代は特に拒否反応を起こすほどでした。

そんなものあるわけないじゃないか。

そんなもの持っても何の得もないじゃないか。

 

しかしこれからは違う。

周りを見渡せば、過去にはできなかったことができるようになっている

今まで押さえつけられていた気力の芽が、外に出る日を今か今かと待っているかもしれませんね。

 

 

一緒に勉強しましょう!

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宮内 利亮

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