言える人、言えない人

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「言える人が強い」組織は偏っている?全員の生産性を上げるには?

組織の中では、強くものが言えたり発言に説得力がある人が評価される傾向がある。

「直接言ってくればいいじゃん」と言える人は、強い人というイメージがありますよね。

しかし、その反面は意外と見えていない

実は一部の人の発言や考えに力が偏ってしまい、

大勢の人の活躍の場を奪っていることも!?

「人は違う」という前提を持つと、見え方が変わります。

「言える人」と「言えない人」の印象

「言える人」は得をする?

  • 直接人に面と向かって物申す人。
  • 思ったことをすぐに口に出せる人。
  • 会議でもしっかり主張できる人。

なんだか仕事ができそうなイメージになります。

 

いつも先頭に立ってみんなを引っ張っていくリーダー的存在。

仕事が早くて、次から次にこなしていく。

新入社員から見ても、そんな社員は憧れの的

「早く自分もああなりたい」と皆の目標になったりします。

 

自分の意見はしっかり言う。

曲がったことが嫌いで、たとえ目上の人でも「間違っている」と思ったら物申すことができる。

 

「言えない人」は損してる?

では、「言える人」から見て「言えない人」はどんな印象でしょうか?

  • 勇気がない
  • 考えていない
  • 自分の意見がない
  • 人任せでずるい

なんだか、できないイメージってことですよね。

 

※「言えない人」…いや、「言わない人」から見たら(ちょっと待てよ)と思うと思いますが、一旦我慢してください。

 

大切な時にいつも人に任せる

慎重すぎて、仕事が遅い。

「言える人」から見ると、下に見えてしまう

また、周囲から見ても“損をしている”イメージになる。

「ちゃんと言えるようにならないと」と思う人が多いはずです。

 

周りに合わせてばかりで、自分の意見はないんだろうか。

嫌なことがあるのに、なぜ戦わないんだ。

 

それは本当か?

今回はここを考え直してほしいのが趣旨です。

本当に、「言える」ことだけが良いことなのか?

「言える」ことの悪い面はないのか?

「言えない」ことの良い面はないのか?

 

僕は「エマジェネティックス・アソシエイト」という資格を持っています。

そこでは、人の行動特性は多種多様でそれぞれに良い面・悪い面がある。

全員が自分の強みに集中することでチームの生産性は上がる。

と言っています。

 

注意ポイント

「言えない人」の強みを、「言える人」が打ち消してしまっていないだろうか!?

 

上の文章の文字の色を逆転して考えてみましょう。

良いところ本当に良いだけ

悪いところ本当に悪いだけ

 

ある、ない、をやめる

「上か下か」で考える思考だと、どうしても「ある」「ない」で表現してしまいます。

「できる」「できない」と同じようなものですね。

まず、この概念を崩してみましょう。

 

「ない」を排除してみると、人の弱みが強みにも見えてきます。

「勇気がある」の反対は?

×→「勇気がない」

○→「忍耐強い」「穏やか」「平和的」

など

実際はもっとあるだろうし、正しいか間違っているかは分からない。

だけど、「言えない」ことにも価値があると思えますよね?

 

「考えてない」と思ったら、本当にそうか考えてみてください。

それは、本人に聞きましたか?

聞いてもいないのに、「考えてない」と決めつけていませんか?

 

「自分の意見がない」と思うのもそう。

本当にそうですか?本人に聞きましたか?

「言えない人」が“言える”ような環境を作りましたか?

 

反面を見る(両面を見る)

『人はみんな違う』という前提。

これはとても大切です。

『人は違う』前提づくりとして

「自己理解」や「両面を見る」ことがポイントです。

 

「言える人」組織での悪影響面

例えば、「言える人」の上で挙げた特徴を書き出してみましょう。

  • いつも先頭
  • 仕事が早い
  • 自分の意見
  • 曲がったことが嫌い

では、それぞれの反面を見るとどうでしょうか。

 

いつも先頭

いつも他の人を差し置いて目立ってしまう。

他にやりたい人がいたかもしれない。他の人の成長のために譲った方がいいかもしれない。

自分が先頭にいると気持ちいいだけではありませんか?

仕事が早い

周りの人を振り回しているかもしれない。同時進行するのが苦手かもしれない。

その仕事は本当に早く終わらせないといけないこと?

自分が早く片づけたいだけではありませんか?

自分の意見

自分の意見を言ったことで、“言いづらくなってしまった意見”があるかも。

そこに対して言いやすくなるように配慮しないといけない。その配慮は自分感覚では不十分

自分の意見を受け入れてもらうことに他の人より執着してると感じませんか?

曲がったことが嫌い

曲がるべき時に曲がれないことがある。

組織では自分の思うことだけで正解を選び続けることは難しい。

本当にそれは曲がっているんですか?

違う考え方は出来ませんか?

 

こうすると、

「言える人」は「言えない人」を“するい”と思っているかもしれませんが、

「言えない人」は「言える人」を“するい”と思っている可能性が高いですね。

 

「言えない人」組織での良い影響面

では、「言えない人」の上で挙げた特徴を書き出します。

  • 人に任せる
  • 慎重すぎる
  • 周りに合わせる
  • 戦わない

同じように反面を見てみましょう。

 

人に任せる

自分が目立とう、手柄を上げようとは思わない

やり方に満足いかなくても、不平不満を言わずに受け入れている。

一番いいところを「やらせてあげている」という見方もできる。

慎重すぎる

起こりうる問題に対して事前に手を打つことができる。

推進力がある人が残していった小さなミスを全て拾っていける

それに対して文句も言わない

慎重な人がいなかったら、チーム全体のミスが目立つようになる。

周りに合わせる

周りに合わせる人がいるからチームがまとまる

引っ張る人の力になることができる。

戦わない

勝つことが全てではないと教えてくれる。

平和的な道を模索し、全員が負けない環境を目指している。

 

どうでしょうか?

良いところがたくさん見つかってきますよね?

組織内で、活かせていますか?

 

一番大切なこと

一番大切なのは、「言える人」「言えない人」どちらが良いとかいう話ではありません。

組織には『両方必要だ』ということ。

 

慎重な人が一人もいなかったら、組織はどうなってしまいますか?

ミスばかりで、とにかく突き進むのみ。

行動だけを重視して振り返りをおろそかにしたら、生産性は上がりません。

 

戦う人しかいなかったら

勝つのはたった一人。その他の人はモヤモヤしながら働くことになりますね。

 

ポイント

組織・チームの強みは、「色んな人がいること」です。

自分にできないことを任せて、背中を預け合って、一人ではできないレベルに到達することです。

 

だから、「人は違う」という前提が必要です。

「あの人は、~ない」と思ったら、その反面を見てみてくださいね。

 

行動特性「自己主張」の説明はこちらの記事でしています。

自己主張性【社会人コミュニケーション能力】主張すりゃいいってもんじゃない

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宮内 利亮

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