一人の時間

自分の興味・特性を知る

【一人の時間】を求める人が急激に増えている!?特性の時代性とは?

2021年5月24日

人の特性に普遍性はあれど、時代によって環境は変わる。

いま、『一人の時間』を大切にしたいと考えている人が増えている

身の回りで、どんな環境が変わっている?

子供たちの常識は、何が違う?

だとしたら、守ってあげないといけない大切な時間があるはずだ。

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一人の時間を求める人が増えている

社交型とは関係ない

最近多くの人の特性を見る中で、特に感じることがあります。

『一人の時間を求める人が増えている』

あなたにも実感があるかもしれません。

 

会社の飲み会には参加したくない。自分のプライベートの時間に入られたくない。

そんな人が増えていると思います。

 

そしてこれは、社交型の人にも言えることなんです

そもそも社交型とは「人に対して感じる深度が深い人」のことを意味します。

人に対して真剣に考えれば考えるほど、それなりに疲れも出てきます。

考え方として人を大切にするかどうかとは別問題

どんなに人を大切に考えていても一人の時間は大切。

むしろ人を大切にするほど人と向き合う時に疲れるのは当たり前です。

 

よく言う「社交性」とは少し意味が違います。

それは行動特性の「自己表現性」の方が近いんです。

 

自己表現が豊かな人でも

「自己表現性」とは、自分の感情を外に向けて発信したいエネルギー量のことです。

発信する対象が人かどうかは問いません。

この特性の特徴として、最近は面白い変化が起こっています。

 

基本的に行動特性『自己表現性』が「活発」な人は大勢の人といるとエネルギーが湧いてくるはず

それが最近は、「大勢の人といるのは好きだけど、一人の時間も確保しないとダメ」と考える人がほとんどです。

自己表現性に関わらず、一人の時間を大切にする傾向は強くなっている

 

今までよりもずっと顕著に、この傾向は出ています。

会社の中でも10年前ぐらいから、「最近の若い奴は付き合いが悪いなあ!」と言っているのを聞いたことがありませんか?

それは自己表現が活発なのに、なぜか一人の時間を大切にするという価値観だけが変わっているから。

 

この変化、僕の感覚で言うと、情報化社会になるにつれて強くなっていると感じています。

 

「深さ」が足りない

人には誰しも一人の時間があります。

その時間が短くて済むか、長く必要かの違いです。

 

昔と今の違いを考えると、ひとつの仮説にたどり着きます。

現代は一人の『深さ』が足りないのではないか

 

スマホネイティブの人にはなかなか伝わらないと思うので、昔のことを説明してみましょう。

携帯がない時代、学校から家に変えれば友達と繋がる手段は家の固定電話だけでした。

だから遊ぶ約束は学校でしています。

家に帰れば完全に一人で、相手になるのはテレビか家族。

(この環境をLINEが変えました)

学校を卒業する時、お別れは本当のお別れでした。

(今は、毎日連絡取れるのに、なんで卒アルに寄せ書きするの?と思うかも)

海外旅行をすれば当時のガラケーは繋がらず、完全に一人ぽつんと放り出された感覚がありました。

 

今がいかに「外の情報と遮断される時間が少ないか」が分かりますよね。

現代では一人になったとしても、スマホの電源を切らない限りは昔ほどの一人ではない。

電源を切ったとしてもスマホを捨てられるわけではありませんから、昔に戻るなんてことは出来ないわけです。

 

たまに思いませんか?

スマホなんか捨てて、一人のんびり誰にも邪魔されず過ごしたい。

昔はそれが毎日可能だった!と言ったら、現代の人達はかなりうらやましがるんじゃないでしょうか。

 

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一人の時間を大切に

一人の時間が減っている

でなわけなので、現代人は一人の時間が減っています

だから一人の時間を大切にしたいと思いますよね。

 

放っておけば職場からメッセージが飛んでくるかもしれない。

職場が時間きっかりでも、友達はいつメッセージしてくるか分かりません。

いつでもどこでも、誰かと繋がれる時代、繋がれてしまう時代です。

現代人は、一人の時間をもっと大切にしてもいい

 

遠い昔から人間は、一人の時間を守って生きてきたはずです。

家族といる時はあっても、プライベート空間は守られるし、一人になった時の深さがあった。

 

それが現代は“生き方が変わってしまった”んです。

それはストレスが増えても全くおかしくありませんね。

 

もしも「付き合いが悪い!」なんて言ってる上司がいたら、この辺りを分かっていない可能性が高い。

もっと時代の変化を感じて、人として守るべきものを守ってあげる努力が必要ですね。

 

スケジュールの確保

では、どうやって一人の時間を守るのか。

例えば、一人の時間をスケジュールでちゃんと確保することです。

何もないけど予定を入れておくんです

 

「そこは予定が入っています」と言える時間を確保すること。

出来るビジネスマンは、意外とこれをやっています。

 

もちろん自分の仕事を処理する時間に当てるのもいいですが、本当はもっと「回復」に使ってほしい。

セルフコントロールの一つとして、健康な心身を保つために意図的に一人をつくる

 

昔のように本当に一人をつくり出すことは難しいですが、一日に30分でも。

週に3時間でも、「予定あるので連絡付かなくなります!」と言える日を。

その間ぐらいは情報を遮断して、何も考えない時間を過ごすといいんじゃないかなと思います。

 

「深く」回復する

「深く」回復するためのポイント!

自然に触れたり、解放感のある場所に行ったり、好きなことをやることです

 

自然に触れることは特におすすめで、空気を感じて自然に溶け込むように、リラックスしてみる。

大きなものの一部になったようで、安心感や清々しい気持ちが得られます。

現実に問題はたくさんあると思いますが、一旦前向きな気持ちになってから考えることもできます。

深く回復することで、物事が好転する可能性がグンと上がる

 

逆に、せかせか仕事をしているのが気持ちいいという人がいます。

確かにそれは社会的にとても素晴らしいこと。

でも、自分を大切にして欲しいなと思います。

意外といつもせかせかしている人が一瞬立ち止まった時、「なんでこんなことしてるんだ!?」と気づくことがある。

つまり、いつの間にか自分の進んでいる方向を見失っているんです。

 

時には回復が大切。

そのためには一人の時間が必要です。

自分の時間も他人の時間も、どちらも大切にしあう文化が形成されるといいですね。

 

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宮内 利亮

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