あなたのデスクトップはどうなっていますか?
ファイルが四方八方に配置され、一見まとまりなく見えるか。
それともスッキリと整理され、一見なんにも入ってなさそうに見えるか。
デスクトップは個性が丸見え!?
あなたの優先している思考プロセスは?
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例えば、真逆なデスクトップ
(注)大きく割れるもんじゃないですが
まず、一応初めに書いておきます。
今回極端に2つに分けて書きますが、本来そんなに単純に2極化しているわけではありません。
人の頭の中は複雑で、2択でも4択でもどれかに分類することは難しい。
時として変動するものでもあるし、経験によっても習慣を得る複雑なものです。
あくまでも、「大きく二つに分けるとしたら」こんな感じです!
ファイルが四方八方に
僕は思い切りこのタイプです。
一見すると“ごっちゃごちゃ”で、ファイルがバラバラに所狭しと散らばっています。
真逆タイプの人からこのデスクトップを見ると、「きったないなあ」と思うかもしれません。
でもよく見ると、デスクトップだけでその人がどんなことをやっているかが分かったりする。
つまり、『全部をぱっと見で見れるようにしておきたい』んです。
あなたのデスクトップがこのタイプだったら、この思考かもしれません。
『並列・拡散』の思考優先。
ひらめき優先の思考プロセスで、いま取り組んでいることを同時に並べておきたい。
何かに取り組みながらも同時に他の事を見たり考えたりしているので、違う物事との結びつきが起こりやすい思考です。
ただ、そのうちに疲れてしまうので結論や成果にたどり着きにくい。
スッキリまとまっている
かっこいいこのタイプ。
誰もが憧れますよね!(笑)
綺麗にまとまっていて、ファイルの入り口はとても少なく、デスクトップからは何があるかうかがい知れない。
逆のタイプから見ると、「何にも仕事してなさそう…」なんて思っちゃったりする。
つまり、『集中するために余計なことを排除』しているんです。
目的にたどり着くために最短のプロセスでいきたい、集中的思考です。
『直列・収束』の思考優先。
コレと決めたら集中して考え抜き、一点突破したい。
目的のために必要な情報だけを使い、余計なものは排除してシンプルに取り組む。
ただ、並行して進行する物事や新たな可能性に気付きにくい。
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「どっちがいい?」は考えなくていい
お互い“仕事できなそう”に見える(笑)
かな~り特徴的なこの両者、どちらが良いんでしょうか?
答えは、「どちらでもいい」です。
その人の思考プロセスに近い使い方をしていればいいんです。
気を付けないといけないのは、両者がお互いにデスクトップを見せ合うと
「うわあ・・・こいつは仕事できないな」と思ってしまうこと。
それもそのはず。
『並列・拡散』は全部見ておきたい。
『直列・収束』は一点だけを見たい。
そして双方とも、そのやり方で上手くいっているんです。
「これじゃあ全部同時に把握できないじゃん」と思ってしまうし、
「これじゃあ絶対に集中できてないよね」と思ってしまうんですよね。
自分と同じプロセスで思考していると思ってしまうのは、自己中心的。
自分と他人は違うことを前提に、「なんでこうなの?」と聞いてみると違いがはっきりするかもしれませんね。
優先している思考プロセス
両方とも、たどり着くところは一緒です。
ただ、『並列・拡散』は同時進行なので量が多くなりがち。
『直列・収束』は集中するのでスピードが速くなりがちという強みはあります。
急がないといけない時は集中思考に変え、全体を見たい時は並列思考に変えることが出来るのが仕事が出来る人ですね。
人間には、日々優先している思考プロセスというものがあります。
“通常使うプリンター”みたいな感じですね。
優先している思考プロセスで取り組んでいる時は、ストレスが少ない。
仕事も優先的な思考プロセスを使った方が上手くいきます。
役割によってスピード重視なのかアイデア重視なのかは変わると思うので、適材適所で働けたらいいですね。
上司として気を付けるなら、苦手なプロセスを強制してしまっていないかということ。
「当然こっちの方が上手くいく考え方だ」と思ってしまうのは自分勝手かもしれません。
デスクトップが汚いからと言って、必ずしも整理させれば上手くいくのか?
確かにスピードは上がるかもしれません。
その代わり、その部下が得意とする発想力などが潰されている可能性がある。
プロセスを強要する時は、時と場合を見極めて判断したいですね。
正解はない。人による
思考の特性はデスクトップにも現れる。
どちらが正解ということもないし、あえて言うなら正解は人による。
自分の思考特性に合った使いかたをするのが一番ですね。
あなたはどちらだったでしょうか?
極端にどちらというのは難しいかもしれませんが、自分の思考のクセはどうなのかを考えてみましょう。
パソコンというのは、自分のもう一つの脳みそのようなものです。
当然、自分の頭の中と同じような構造になっていた方がリンクしやすいはず。
誰かの正解に惑わされず、まずはしっかり自己理解をして、自分に合った環境で仕事をしていきましょう。
周囲の人に自分がどういう思考なのかを説明できる力も大切ですよ。