キャリアのパスポート

自分の興味・特性を知る

あなたの得意なことは何ですか?『できること』をキャリアパスポート

「あなたの出来ることは何ですか?」

「得意なことは何ですか?」

と聞かれて、すぐに答えられますか?

 

実は日本人は、勉強してきた・仕事してきた経験の記録が恐ろしく少ない

学校で新しく始まった『キャリア・パスポート』は大人にこそ必要なんです。

2020年学校導入『キャリア・パスポート』

「職業選択ができない」という社会問題

2020年。

コロナの影響で新学期が始まるのが遅れています。

 

しかしゆっくりと確実に、学校教育は変わっています。

たとえば、2020年から始まる『キャリア・パスポート』

キャリア・パスポート

2020年4月よりすべての小・中・高で 実施。

児童生徒がキャリ ア教育に関わる諸活動について、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオ。

 

キャリア教育の強化の一環として導入されたもの。

ですが、キャリアコンサルタントとして、元人事部長としてはこう思います。

このままでは、おそらく実質的な役割を果たすことはできない

 

この背景には社会問題として、「職業選択が困難な若者」という問題があります。

その目的のために、学校の先生が使うでしょうか?

果たしてそれを学校の先生に頼っていいんでしょうか?

 

誰より親がやるべきこと。

教育が進んでいると言われるフィンランドでは常識です。

しかし、日本では「キャリア・パスポートがはじまる」ということを知っている親の方が少ない

これが日本の現実です。

 

恐ろしいほど“記録”がない現状

日本の特徴として、今までの終身雇用制度があります。

これは製造業に向いた雇用方法で、これからの社会には到底向かないもの

 

この弊害は色々ありますが、「記録を残さない」という面にも表れています。

終身雇用であれば、転職のために「経歴」を見える化する必要はなかった。

これからは個人の時代。スキルの時代。

「自分には何ができる」を見える化することが大切。

 

事実、現在転職する人の多くは、転職する時に初めて職務経歴書を書きます

国で「ジョブカード」が推進されていることなんて、誰も知らない。

仕事をしても記録していないから、スキルとしてなかったことになっている。

 

日本人は、恐ろしいほど職務経歴書に中身を書かない。

何年もかけてやってきたことが、それだけのはずはないんです。

 

「ポートフォリオ」という考え方

そこで文部科学省は、若者の進路選択・職業選択を容易にするために「記録を残そう」としたわけですね。

『キャリア・パスポート』には、活動した記録を年間5枚までファイリングしていきます。

 

学校生活を通して「ポートフォリオ」を作ろうというわけです。

ポートフォリオ

(一番近い意味合いは)

自分の履歴や能力を周囲に伝えるための作品集。

 

クリエイターの就職には常識的なものです。

自分はどんな作品が作れるのか。

実際に作ったものを見せてもらうのが一番手っ取り早いですよね。

 

これを、すべての社会に出る人に持ってもらう。

社会人のポートフォリオ。

それが『キャリア・パスポート』です。

 

繰り返しますが、おそらく望んでいるほどの成果は生みません。

大人が意識的に使うべきなんです。

 

【大人の就職・転職】にめちゃ欲しい・・・

「得意・できる」の証拠は?

この『キャリア・パスポート』は、大人の転職・就職時にめちゃくちゃ欲しいものです。

 

就活するなら、自分ができることをしっかり伝えたいですよね。

企業も当然、何ができるのか知りたい。

「得意なこと・できること」の証拠があれば、お互い助かる。

マッチング率が上がり、社会問題が軽減される。

 

結局、転職する時には職務経歴書を作らなければいけないんです。

  • 何と何と何の仕事を担当してきたのか?
  • どんな狙いで、どんなプロセスで取り組んできたのか?
  • どんな成果が出たのか?

これを転職時にようやくやるから、内容が薄くなる。

やったらすぐに作ればいいんです。

最低年に1回は、「得意・できる」証拠のリストを作っておく。

 

考えてみれば、なぜ学生に「勉強経歴書」がないのか不思議じゃないですか?

仕事の経験も、遊びの経験も、勉強の経験も、アピールできるものならすべて記録しておくべきです。

 

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分かりやすいIT業界

ITの業界では、とても分かりやすいです。

Javaの経験はありますか?

PHPの経験はありますか?

聞かれるまでもなく、書類に書いてあります。

さらに形に残ることが多いので、ポートフォリオとして提示することも可能ですよね。

 

イラストレーターやプログラマーもそう。

ポイントは、役割が明確で形に残ることです。

具体性のある経歴を示せれば、再現性があると分かる。

再現性があることが分かれば、社内で活躍するイメージがわ湧く。

 

これを、他の業界ではできないのでしょうか?

そんなことはありません。

 

作品は残らないが、成果の残らない仕事はありません

明確な役職名や担当名はないかもしれないが、何もしていないわけはありません

文字や数字にならない仕事はない。

まずはこの前提を持つことです。

 

接客業であっても、

  • 週にクレームを処理した件数。
  • レジを打つスピード。
  • 1時間に運んだ料理の数。

円、分、個、メートル、回・・・

販売実績以外にも、表現できるものはたくさんあります。

ただ、表現することに慣れていないだけです。

 

マッチングのベースを上げる

この努力が、今までの日本では圧倒的に足りていませんでした。

それに気づき、学校教育は変わろうとしています。

しかし、問題は今ここにある社会で起きています。

まずは大人たちがこの努力をするべきなんです。

 

それによって、マッチングのベースは確実に上がります

一人一人が、『キャリア・パスポート』を意識すること。

 

「ジョブカード」でもいいし、自分なりのなんでもいい。

まずは今年一年やったことを書き出してみましょう。

驚くほどたくさんの仕事をしていることに気づくはずです。

①やったこと

②考えたこと・工夫したこと・プロセス

③成果

 

頭の中に置いておくより、外に出して確固たる情報に変えましょう。

きっと自身も湧いてくると思いますよ。

 

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宮内 利亮

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