僕はキャリアコンサルタントとして「キャリア理論」を学びました。
だからこそ「これは全ての社会人が知るべき知識だ」と確信しています。
人事部長の僕でも知らなかった理論は、将来設計や自己理解のために必要不可欠だった。
“数”を知らずに算数解けますか?
「理論なんて使えねえ」の間違い
企業内ではこの重要性に気づいている人は多くありません。
「キャリア理論なんか勉強しても金にならんだろ」と思っているかもしれません。
「自己理解」が成長に直結
キャリアを考える上で最も重要なのが『自己理解』です。
個人のキャリアにも影響するし、会社全体の成熟度や雰囲気に大きく影響します。
当然、利益にも影響します。
たとえば、会社で起こるパワハラ問題。
これは上司や社長の『自覚』に問題がある。
つまり、自己理解不足が原因です。
また、若手が仕事にやる気がなく、売り上げが伸びない。
これも若手の社会人としての自覚、自己理解が不足しているから。
会社で「問題」と言われるものは、利益を減らすから問題と言われる。
そのほとんどは、自己理解不足が要因です。
※仕事理解不足も要因
自己理解は会社の利益に直結する。
自己理解のためには、理解するための情報が必要になります。
それが「キャリア理論」というわけです。
さらに自分への理解は他人への理解も同時に行うことになります。
個人の自己理解が進んでいる会社は、組織として成熟度が高くなり安定感を増していきます。
客観視するために必要なフレーム
「自己理解」のためには情報が必要です。
たとえば、「国」という概念と「日本」という国名があってはじめて
「私は日本人です。」
と言える。
どちらもなかったら、
「私は人間です。」
としか言えないですよね。
- A、B、Cのうちどれ?
- 今、8段階のうちどこまで来ている?
- 4つの要素を全て満たしたか?
- 対処法で行っていないものは?
このように、
自分を客観視するためのフレームが、「キャリア理論」です。
キャリアにおける自己理解は、客観と主観を行ったり来たりしながら行います。
自分はこう思う。
ではそれは客観的に見るとどういうことなんだろう?
客観的に見るとこうだけど、自分はどう感じるだろう?
理論を知り、見当をつけ、検証して、振り返る。
そしてようやく、納得する自己理解を獲得する。
体験する前に判断を可能にする
「そんなの学ぶまでもない!とにかく行動あるのみだ!」
と思う方もいるかもしれません。
何を隠そう、僕もそう思っていました・・・
しかし、元人事部長の僕ですら思いました。
「なんでこれを学校で教えてくれなかったんだ…」と。
事前に知っていれば、対処は明確になり、準備ができた。
人生は違うものになっていたんじゃないか。
- 人生に迷うこと。
- どうしたらいいか分からないこと。
- 自分を探すこと。
- 無気力になること。
キャリア理論を学べば、これらは確実に減ります。
計画可能になり、検証可能になり、成長速度が格段に上がります。
当然、体験してからでも学べます。
しかし、それでは遅すぎる。時間がかかり過ぎる。
さらに体験しても、振り返りをしない人は判断材料にすることができません。
体験しなくても判断を可能にする。
人はそれを、『勉強』と呼びます。
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「勉強」するということ
学校では「キャリア教育」が強化されはじめました。
ではそもそも、「勉強」ってなんでしょうか?
学ぶ時間の短縮
勉強をするということは、「学ぶ時間の短縮」ではないでしょうか。
そして、人類の最強の武器だと思います。
仕事をすると、失敗することがあります。
何も研修や教育を受けないと、ほとんどの人は同じ失敗を体験することになる。
だから、先人たちは後輩たちが同じ失敗を繰り返さないように教育体制を整えます。
優れた会社ほど、教育体制は整っている。
つまり、従業員が即戦力化します。
最初は石の矢じりで動物を狩っていた人類ですが、今は誰一人そこからスタートする人はいません。
我々ホモサピエンスが栄えることになった一番の要因。
情報取得→共有→蓄積→早期勉強→体験→創造→検証→
情報取得→・・・・
勉強する事で、一つ前の時代より一歩ずつ、確実に前に進んできたんです。
個人の人生である「キャリア」にも、普遍的な先人の知恵がありました。
キャリアは自己責任・基礎的能力
『キャリア』は自分の人生そのもの。
誰の責任なのか?
当然、キャリアは全て自己責任です。
自分で考え、自分で結論を出さないといけない。
でないと、自分の人生かどうか分からないですから。
中でも「自己理解」は基礎的能力だと言われています。
自分を理解する力は、社会人であれば誰もが持っているべき能力。
しかし、そのための理論は教えられていない。
誰もが求められる基礎的能力なんです。
それなのに、僕はキャリアコンサルタントの勉強をするまで知らなかった。
学校を卒業するころには、進路選択や職業選択を迫られる。
“数の概念”や公式を知らずに算数の問題を解くようなものです。
だから多くの人が、
「自分が何をしたいか分からない」
「仕事の意味が分からない」
「どんな仕事が自分に向いているのか分からない」
と苦しんでいる。
悩む前に、キャリアに関する概念や公式を手に入れ、コントロール可能な人生を手に入れましょう。
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