研修してほしい

会社で起きる問題

研修制度の整った会社?「ちゃんと教えて欲しい」の姿勢はもう古い?

転職する人の軸の中に「研修制度がしっかりした会社に入りたい」というものがある。

これ、考え方によっては注意です!

与えられることを期待して入社するのはよくないし、自分のキャリアにどう影響するのかを考えないといけない。

何でも言うこと聞くの!?

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『研修制度の整った会社に入りたい』の注意!

研修目的は“即戦力化”

転職の軸に「研修制度の整った会社」を持っている人は少なくない。

確かに、放置されて「全部自分で考えろ!」なんて職場は良くないけど、あまり会社の制度に頼りすぎる新人も良くない。

 

研修の目的は何でしょう?

企業が研修をする目的は、社員が成長して利益に貢献できるようになること。

新人研修・導入研修は“即戦力化”のために行う。

 

早い話、研修なんてしないのが企業にとっては一番楽ですよね。

勝手に利益に貢献してくれたら最高です。

“自分で考えて行動してくれる社員”の方がいいんです。

「研修制度の整った会社に入社したい」と言われて嬉しい会社は限りなく少ない。

 

即戦力になってほしいから研修をするのであって、「ちゃんと研修してくれないと活躍できません」なんて人はありがたくないんです。

 

「ちゃんと教えて欲しい」のキモチ

ある意味これは、企業と人材のミスマッチ原因になっています。

早く戦力化してほしい会社、ちゃんと教えて欲しい人材、一見問題ないように見えます。

しかし、マインド面では結構なミスマッチが起きている可能性が高いんです。

 

では、「ちゃんと教えて欲しい」というのはどんな気持ちなんでしょうか?

「ちゃんと教えて!」「教えられてません!」

(怒られたくない、自分は悪くない、教えてくれないのが悪い・・・)

 

確かに、教えられてもない事で怒られるのは理不尽だし、自分だって早く一人前になりたい気持ちはある。

ここでよくあるミスマッチが、「教えてよ!」vs「聞きに来いよ!」です。

 

ヘンな話ですが、自分から何も聞きに行かず「教えられてないんで!」と言えば安全なんですよね。

つまり会社や上司からすると、受け身な社員は“保身したいが仕事したくない”ように見えます。

本当に仕事やる気あるなら、聞きに来てもいいんじゃない?と思うわけです。

 

「ちゃんと教えて欲しい」という言葉は、一見責任があるように見えて実は相手任せの考えの場合があります。

それから、会社の状況も色々なんだということを理解しないといけませんね。

 

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社会の変化が激しいということ

変化するたびに全部教えてもらうのか?

社会は変化がとても激しい。これから先の時代はもっと加速していきます。

では、変化するたびに「ちゃんと教えてくれ!」とずっと言い続けるのか

そうです。そんなことをやっていたら、きりがないんです。

 

この変化の中、全てのマニュアルを揃えるなんて無理。

マニュアルが出来たころには新しい手法が生まれる時代です。

いつかは変化対応の方法を自分で考えないといけなくなる。

決まった型にはまって楽をしようとしてはいけない。

 

言われたとおりにやる時代は、終身雇用と共に終わりです。

教えてもらうのではなく、自分で考える力が必要になってくるのです。

 

「教えてくれればできる」と言われても、これからの人材に求められるのはその先。

自分なりに応用できるかどうかですね。

 

自分の力で生きていくには

新しい社会を生きていくために、小学校の教育では「生きる力」がテーマになってきています。

複雑化して変化の早い世の中に来て、このシンプル極まりない成長テーマ

どんな変化が起こるか分からないからこそ、本質的でシンプルな『生きる力』が必要になっている。

 

普遍的な人間としての生きる強さ。

安全な場所で落ち着くことではなく、危険に備えて準備することです。

 

だから教育も、安全な場所を教えるのではなく、危機を乗り越えられる力を付けようとしている。

これが原始時代なら、「岩の裂け目に行けば安全だぜ!」ではない。

「岩が崩れたら…狩りの仕方は…火を起こすには…」の方です。

 

今までの終身雇用時代は、このシンプルでとても大切なことを忘れてしまうような構造だったんですね。

 

「何でも言うこと聞きます」は互いに損

人口が増え続け、とにかく人手が必要だった時代、“考えずに動いてくれる人”が欲しかったんです。

余計なことをぶつくさ言わず、とにかく言われたとおりにやってくれれば会社は伸び続けた。

売れる時代に、生産量を増やすための構造です。

「何でも言うこと聞きます」と言って入社してくれたら、とてもありがたかったでしょう。

 

でも、今の時代は真逆です。

「何でも言うこと聞きます」と言われて入社されても・・・

  • 「え?自分で考えてくんないの!?」
  • 「いちいち教えなきゃ動けないの!?」
  • 「じゃあ、とにかく売り上げ上げて!」
  • 「教える時間作るほど余裕ないんだけど…」

と思う会社が多いのではないでしょうか。

 

それに、本当に言われたことだけやっている社会人生活は、キャリアの道をどんどん狭めます。

自分で考えないといけない時代に、自分で考える力を失うことになります。

 

そんな状態で、もし会社が倒産したら・・・もし雇用関係が終了したら・・・

「そんなのよほど運悪い人でしょ」と思うのは、かなり危険です。

 

いま会社がどんどんなくなっているのは、コロナのせいだけではありません。

普通に考えて、人口が減っているんだから“そんなにサービスの量はいらない”ということ。

会社がなくなって当然の時代、本当に言われたことだけやって働いていきますか?

「研修なんて無くても、自分で学んでいこう!」と思う方が、よほどキャリアを明るく照らす力になるかもしれませんね。

 

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宮内 利亮

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