自信喪失

会社で起きる問題

新入社員研修で自信を失くしたら。気を抜いて『不真面目』でいこう!

新入社員研修でいきなり社会の洗礼を受け、自信を失くしてしまった人はいませんか?

そんな人に言いたい。

本当に自信を失うのは、ちゃんと仕事してからにしませんか?

 

なぜいきなり厳しい研修をするのか?

どうしてこんなにツライのか?

元人事部長がアドバイスします!

強烈なマインド研修!?

確かに必要な意識改革だけど

入社後の研修でいきなり自信を失くす場合。

強烈なマインド研修を受けていませんか?

 

大声を出したり、飛び込み営業をしたり、答えのない問答をされたり。

これは確かに、必要な意識改革ではあります。

今まで自分都合でやってこれたのに、いきなりお客様都合に変わる。

それが「理不尽」と呼ばれてしまう。

 

この意識は本当に大切。

だけど、はっきり言って「そう思え!」と言われて思えるものではない。

意識改革には時間がかかる。

一回の研修でなんとかなるものではないんですね。

 

で、成長してからだいたい笑い話になります。

「あんなことやったよな!(笑)」

「二度とやりたくねえよな!(笑)」

 

成長のきっかけにはなるかもしれませんが、後になって考えれば「別にあれがなくても」と思うことが多いです。

 

一時的には一時的を

こういった研修は、記憶には残るものです。

だけどこの経験があるから急に大人になったり、社会人として一人前になることはあり得ません。

 

「社会って大変なんだ・・・」という意識に留まる程度です。

つまり、研修としては一時的なものなんです。

効果は一時的なものだし、ツライのも一過性のもの。

 

そうです。

その研修のような辛さは、すぐに終わるものです。

研修中に諦めたらもったいなさすぎる。

 

一時的な研修には、一時的な姿勢で臨めばいいんです。

「これが終われば楽になる」と思えばいい。

 

ある意味自分を客観視して、その研修に正面から挑む自分と、それを客観的に見ている自分に分けて考えてみるといいのではないでしょうか。

 

あなたではなく組織が未熟!?

一時的な研修を意図してやっていないとしたら、もしかしたら会社が未熟なのかもしれません。

なぜかと言うと・・・

選び選ばれた会社

入社した会社は、あなたが選んだ会社。

そして同時に、会社があなたを選んだんです。

新入社員研修で選別のようなことをされる筋合いはない。

 

何度も面接をしたかもしれないし、テストもやったかもしれない。

そこまでしてあなたの能力を見てから採用したんです。

入社してすぐに、「今日から成長しなさい!」なんて話はおかしい。

入社したとたんに手の平を返すようなことになってしまう。

会社としてとても未熟なんです。

 

では「意図して研修する」とはどういうことか。

その場合、研修の目的は急な成長ではありません。

知ること、体験することです。

 

ポイント

すでにあなたは、能力を認められたから入社している。

それでも理不尽を体験してもらいたくて、行う研修がある。

自信を失う必要は全くない。

 

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真面目な自分を(笑)ながら

「だったらこんな根性研修、“茶番”じゃないか!」と思うかもしれません。

確かに!否定はしません。

茶番でもなんでも、体験してほしいことがあるということ。

 

だから、あなたも茶番を演じればいいんです。

不真面目にやればいいんです。

 

ただし、研修自体を不真面目にやってはダメですよ!

ちゃんと研修を受ける自分を演じてください。

 

やることはやる。

だけど、やっている自分を客観的に見て、心の中で笑ってあげるぐらいの余裕を持ってもいいんです。

たぶん数年後には笑い話ですから。

その根性研修に一生懸命になりすぎて、

「これができないと、この会社ではやっていけないんだ・・・」

「自分は社会不適合者なんだ・・・」

と思うのは真面目すぎ

 

入社後すぐに、辛くてしかたない。

これはどう考えてもおかしいし、もし辞めてしまったらもったいない。

 

そんな時はこんなふうに自分を客観的に見てみましょう。

「今の自分、真面目すぎるんじゃないか!?」

 

一時的なモチベーションなんて、どうせすぐになくなります。

ツライツライ研修で「やるぞー!」なんてなっても、3日後には熱は半減します。

3か月後には忘れています。

 

本当の勝負は研修なんかではありません。

 

会社は早く『社会人マインド』を持ってほしい

どうして、会社は「ツライ研修」をするんでしょうか?

  • 覚えきれない量を短期間で詰め込む。
  • 理不尽な体験をさせられる。
  • 限界を超えさせられる。

 

答えは簡単です。

『早く成長してほしい』からです。

 

それはそうです。

1日でも早く、売り上げを上げる人材になってほしいのが当たり前です。

 

そして大事なことを言います。

会社には、あなたの成長をゆっくり待つ義務はない。

本来、自分で勝手に学ぶのが社会

ゆっくりと社会人マインドが育つのを待っていられないのも事実なんです。

 

あなたが考えるのはそこ。

今、目の前の研修を乗り切ることは難しいかもしれない。

しかし、その先に成長することは誰もができることです。

 

そして会社が求めていることは本来、その先の成長の方です。

ゆっくり待っている義務はないから、ゆっくり待たない。

だけどマインドなんて、ゆっくりしか育ちません。

ひとまず目の前の研修を演じ、なんとか乗り切る。

 

あとは、あなたが勝手に成長すればいいんです。

 

研修なんて時間が過ぎれば終わります。

後で笑い話にでもしてください。

 

そんなことより、その先自由になってからどうやって成長するか。

目の前の一歩先を見てみましょう。

 

再度言いますが、今自信を失う必要は全くありません。

 

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宮内 利亮

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