「職場がマンネリ化している…」と感じたら危険信号!
すでにライバルは新しい一手を打っています。
どうやってマンネリを抜け出していいか分からないと、何もできず淘汰されるのを待つだけ。
全社員がマンネリせずに改善し続ける職場を実現する習慣づくりとは?
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仕事のマンネリは“淘汰”の前触れ
“停滞”では済まない致命傷
今回は仕事のマンネリについてですが、これは経験したことがない人には伝わりづらいかもしれません。
だけど経験がある人にとっては“抜け出すのが困難”な大変な問題。
どうして経験したことがない人がいるかというと、職場環境によってある程度予防されるからです。
職場の習慣づくりが出来ていないことが、マンネリ化に大きく影響しているんです。
そして、始めに伝えたいのがこの重要性。
マンネリ化は単に職場の停滞を意味するものではない。
会社が淘汰される前触れを意味している。
多くの職場を見てきましたが、マンネリ化から抜け出せない職場は必ず収益を落とします。
社会には自社だけがいるわけではなく、ほとんどの場合ライバルが存在する。
改善が進まないならば、他社に抜かれて当然。
今が上手くいっているからといって改善を止めてしまったら、それが淘汰の合図です。
この致命傷を免れるために、会社は停滞しないための習慣作りをしなければいけないんですね。
特に社内整備が進み“安定”を感じた時が一番注意すべき時です。
誰でも改善思考を持てる組織へ
社会の変化は激しく、キャリア教育も強化された背景としてその変化に対応しきれていない社会人の問題があります。
これからの組織は全員が改善する、いわば“全員営業”ぐらいの感覚でないと厳しくなります。
特に現場の人達がスピード感のある改善を自分たちの権限で出来る環境の整備が必須となるでしょう。
今までは判断を仰いでいた人が、自分で決断しなければいけなくなる。
今までは自分で判断していた上層部が、部下に任せないといけなくなる。
全社員が『改善思考』を持てる環境をつくる。
「能力的に劣るから上司からの指示を受けないといけないのではないか」と考えると思います。
もちろんそれはありますが、個人と同じように社会や会社も一歩ずつ成長すべきです。
能力に関係なく改善が進む環境をつくることが会社の実力です。
今までは個人に頼っていた能力を、会社が環境を用意することで“誰でも出来る化”する。
そんな会社に、何も環境づくりをしない会社が叶う訳がありませんね。
「行動習慣」と「思考習慣」
ではどのような環境をつくればいいのか。
まず、環境づくりは『習慣づくり』だと思ってください。
そしてこの習慣には大きく2つあります。
『行動習慣』と『思考習慣』
どんな行動が出来る集団にするのか。
どんな考え方ができる集団にするのか。
習慣とは、言葉の通り“習って慣れる”ことを意味します。
すごい人の『行動』と『思考』を習うこと。
繰り返し行って慣れること。
- 整理
- 整頓
- スケジュール管理
- プロセス(タスク)管理
こういったことの、すごい人のマネをし続けるだけ。
こんなに簡単なことです。
だけどなぜ多くの会社が出来ないか?
“誰でも出来る”までかみ砕くことをしないからです。
ここに挑戦すれば、多くの会社は競争力を得ることになります。
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仕事のマンネリを防ぐ習慣
改善する「行動習慣」
仕事のマンネリを防ぐためにする習慣作りには、順序があります。
必ず“物”から入り、“情報”に行くことです。
行動習慣に先に取り組み、慣れてきたら思考習慣を同時進行でやっていく。
人間は生まれ育つ過程として“思考から入る”ことが難しい。
赤ちゃんが歩くときに、考えてから歩くことはありません。
言葉を覚える時に、まず声に出すことから始めます。
行動の改善を積むことで、実体験と思考が結びつく。
だから“応用が効く”ようになる。
体験のない知識は、ほとんど社会で役に立ちません。
頭で考えるよりも先に、まずは手と足を使って改善に取り組んでいきます。
行動習慣の一番のおススメは、『整理』と『整頓』です。
整理は捨てること。
整頓は使いやすいように並べることです。
小さなことから整理・整頓し、実体験として成功を積みます。
書類の要る・要らない、置き場所の工夫・取り出し方の工夫、そんなことで十分です。
難しいことをしてはいけません。
なぜなら目的は“毎日何かを変える習慣作り”であり、大きな成果を生むことではないからです。
この仕組み化をどのように会社で出来るかが、経営者や上層部の腕の見えどころというわけです。
改善する「思考習慣」
仕事の成果に影響してくるのは主にこちら。
“情報”を扱う習慣、『思考習慣』です。
スケジュールを上手に組める人は、無駄なく必要な行動が出来る人です。
さらに自分だけでなくチーム全体の動きまでを考えているでしょう。
仕事のプロセスを管理できる人は、職場の行動計画を立案し全員が脆化を上げられる組織に変えます。
情報を整頓出来るようになると、職場のプロセスやスケジュールを操り、効率的に大きな成果を生めるようになる。
全社員がこういう能力を持っているととても強い組織になる。
少なくとも、上司となる人には絶対にないといけない能力です。
ここでおススメなのは『フレームワーク』と『振り返り』です。
『フレームワーク』とは、考え方の枠組み。
すごい人は、こういった思考の枠を持っているものです。
『3C分析』とか『SWOT分析』、『ランチャスター戦略』などが有名ですね。
僕も採用活動では必ず使っているフレームワークがあります。
ポイントは、必ず継続して使うこと。
そのために必要なのが『振り返り』です。
やってみたことを数字で振り返り、良かったのか悪かったのかをはっきりさせる。
改善策を出してまた行動し、その成果をまたしっかり追う。
この“仕事のつながりを追う”ことがとても大切です。
ただポンポンとアイデアを出して上手くいっても、それはただのラッキーです。
全社員が出来るようになるためには、改善をする思考プロセスを全員が体験すること。
らせん状に良くなっていく改善を、社員自らの体験により実現していくことです。
組織づくりは習慣づくり
組織をつくることは、ほとんどが習慣をつくることです。
- 行動のルール化
- 考え方のルール化
- 振り返り方のルール化
- 評価のルール化
自社独自のルールをつくることで、組織の環境を整えます。
ゲームと同じです。
たくさんあるアイテムをソートする機能があるから、わざわざ自分で整頓する必要がない。
次に進むべきフラグが決まっているから、必要な条件がそろう。
強くなるための経験値、倒すためのスキルが設定されている。
現実はゲームと同じように上手くいきません。
それは、ルールがないからです。
職場に誰でも上手くいくルールを設定できた会社が強い会社になるんですね。