よく会社に対して「もっと休みを増やしてよ」とか「もっと給料増やしてくれよ」と言っている従業員がいませんか?
実はそんな人ほど行動が伴っていないことが多い。
主体性がある人なら、対会社ではなくお客様。
『テイク』よりも『ギブ』を考えないといけない?
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会社は「もらうところ」じゃない
お金はお客様から頂く
今回は本当によくある『くれくれ従業員』の問題について!
会社にもらうことばかり考えていて、自分が与えることを考えていない従業員のことです。
※ちなみに、普通の給料をもらって普通の休みをもらっている場合だと思ってください。
(ブラック会社といわれるような環境の場合は当てはまりません。)
そんな人はまず、大前提としての部分から間違っていることがあります。
もらったり与えたりする対象を。
社会人はお客様に価値を与え、お客様にお金をもらう。
もらったり与えたりする対象が“会社”だと思っているから色んな勘違いに発展してしまうんです。
対象がお客様だとしたら「もっとお金くださいよ」とか「もっと休んでいいですか?」と、今と同じ努力で言えるでしょうか。
これを会社だと思ってしまうから、お客様が見えないから甘えが出てしまう。
もっと欲しいなら自分が何かを変えないといけないということが分からなくなってしまっているんですね。
会社はあなたの価値の増幅機能
では会社は何のために存在しているかというと、たくさんの人で集まって一人ではできない大きな価値を生むためです。
社会に対して価値を生むために存在しているわけで、決して従業員を養うために在るものではなかったはずなんです。
会社は“価値”を増幅して社会に与える機能を果たす。
自分が全部をやろうと思ったら大変です。
事務所があって、電話があってコピー機があって。
経理や営業などの専門分野に従業員がいて、広告を打ってブランディングしてくれる。
その環境があるから自分の力が他の力と組み合わさり大きな価値に変わるんですね。
会社は「もらうところ」ではない。
「与えるところ」です。
まずはその考えが前提としてあるべきなんですね。
従業員は「与えるため」に出社している
従業員は「与えるため」に出社している。
会社にではありません。
お客様に対してです。
もし会社とのやり取りしか頭になかったら、「会社に与えるだけ与えるなんて絶対嫌だ」と思いますよね。
それはそうです。
会社にいくら何を与えても、多少えこひいきしてくれる程度でしょう。
そんなことで会社の売り上げは伸びないし、逆に効率が落ちる。
従業員が与えている価値(労働)が、お客様に届いて初めてお金を頂ける。
何のために働きますか?と聞かれたら、ほとんどの人は「生活のため」と答えるでしょう。
そのためにやることが、会社への貢献のように見えて実は“社会”への貢献。
お客様に価値を与えてお金を頂くために、私たちは会社に行くんですね。
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会社を見ないでお客様を見て
「くれくれ」誰に言っている?
「~してほしい」という内容の苦言をする人がいます。
それは一体誰に対して言っているんでしょうか?
「もっと効率よくしてくださいよ」
「もっとボーナスくださいよ」
「こんな安い給料じゃやってられないですよ」
ほとんど上司や社長といった“会社に対して”言っているのではないでしょうか。
上司や社長は「従業員は仲間だ」と思っているのに、これでまるで“敵”のようです。
なぜお客様に言わないのか?
お客様に言うと責任が伴うからです。
自分がその分頑張らないといけなくなるから。
それにもちろんお客様も当然敵ではありません。
それなのに自分がどんな行動を変えればいいのかを考えず、会社に待遇を求めてしまう。
会社はこれに対して怒って当然だし、会社にいて欲しいとは思わないはずです。
自分の責任を棚に上げて仲間にだけ努力を強要する。
敵のいない所に敵をつくる。
原始時代だったらどうですか?
狩りに行っても安全なところでやりを持っているだけ。
それなのに狩りが終わったら「肉はいっぱいくれ!」と言ってきたら。
多分・・・長くはないですよね。
『テイク』だけだと成長しない
会社に求めてばかりいると、自分が何をするべきかを考えなくなります。
そこに十分な成長はありません。
「ちょっと給料が少ないと思います」とか「もっと休みがないとムリですよ」という言葉。
「言われたことはやっているんだからもっとください」という心理がないでしょうか。
その中に“どうしたらもっと給料をもらえるか”の案はなく、全てを会社に頼り切っているように感じます。
『テイク』ばかり考えていると、言われたことしかできなくなる。
子供のころから成長のプロセスはいつでも同じです。
自分でやろうと思わない限り成長はない。
多くのことをやってもらおうと思っているうちは、大人になり切れない。
会社がないと生きていけないのに会社に文句を言い続けることになります。
会社に求めることで失い、社会に与えようとすることで生まれるもの。
それを主体性と言います。
『主体性』があるのなら『ギブ』を考える
「給料上げて欲しい」
「休み増やして欲しい」
そんな風に思ったら、そのために自分が出来る『ギブ』を考えましょう。
どうしたら給料が上がるのかを考える。
つまり、会社と近い立場に立つということです。
『ギブ』を考えることが『主体性』
必ずどこかで誰かが努力をしないといけない時、自分は率先して努力ができるでしょうか。
他の人に努力を任せ、利益だけをもらおうとしていないでしょうか。
会社は敵ではありません。同じ目的を持つ仲間です。
自分が十分な努力をしている時にだけ、求めることが出来る。
最初に必要なのは、いつでも『テイク』超える『ギブ』です。