「え…なんで?」「なんだか納得いかないなあ…」
会社にいれば、一つや二つそんなこともあるでしょう。
この不信感、そのままにするのは良くありません。
この決着は一体どこにある?
どうしたらスッキリと働ける?
折り合いをつけるのか、それとも?
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『会社への不信感』の原因は?
きっかけ・起点・着火点を探ろう
会社への不信感は、誰しも一度や二度は抱くものです。
決して特別な事じゃない。
まず始めに言いたいことは、ちゃんと気持ちを整理して冷静になるのが大事だってこと。
まずは不信感の原因を整理しよう!
自分に問いかけてみましょう。
いつから、そう思ってる?何があった?
整理して書き出してみましょう。
今までいくつの疑問点があったか?
最初のきっかけはなんだったか?
そして具体的な出来事が出そろったら、今度はそれをまとめて言葉にしてみます。
「それってまとめると、どういうこと?」
僕がいろんな社員の話を聞いてきた感じだと、大きく下の3つになっている気がします。
- 重要人物の言動に疑問を抱いた
- 仕事自体に納得できてない
- 「誰かが言ってるから」自分もそう思った
“重要人物”の言動に疑問
おそらくこれが一番多いと思います。
社長や上司の言動に、モヤっとするものがあった。
決定的とは言わないまでも、疑問に感じている。
「なんでそんなこと言う(する)の?」という疑問ですね。
信じたくないんです。
見たこと聞いたことは、確かに良くないものだった。
だけど、社長がそんなことするわけない。
あの上司が、まさかそんな・・・と。
とにかく“分からない”という状態。
解決については後で書きます。
不信感の正体=情報不足
“仕事自体”に納得できていない
意外とこれも多いんです。
会社にいろいろ不信感を募らせるんだけど、結局よく考えてみたら仕事自体があまり好きではない。
仕事に前向きになれず、その矛先が会社に向くことがある。
業種を変えない限りどの会社でも起こりうる。
最初は会社に愚痴を言っていたのに、最後の方はなぜか業種事態を批判しているってことありませんか?
「だいたいさ、この仕事自体に価値がないんだよ」という感じで。
会社に原因を探しても見つからない場合、もう少し広い範囲で考えてみましょう。
・仕事自体・業種自体を受け入れていますか?
・働き方を受け入れていますか?
接客自体が嫌だとか、クレームが耐えられない、なんで自分が・・・
職場がつまらない、他の社員と性格が合わない・・・
その会社独自のものか、他の原因か、分けて考える。
「誰かが言っている」から
これは一番気付きづらいものです。
会社への不信感というよりは、社員の中にうずまく不信感にさらされている場合。
周囲の感情に流されてしまっている。
本来の自分の考えを考え直す必要がある。
特に怒りの感情や悲しみの感情に、人間は動かされてしまいます。
しかし会社のほうも、何かの理由があってやっていることかもしれない。
情報不足や思い込みのせいで、不信が生まれているだけかもしれない。
大切なのは、自分の考えを持つこと。
『自分の考えを持つ』
これが、すべてを通して最も重要です。
出来事を振り返り、情報を整理し、自分の気持ちを確かめることです。
置かれた環境を客観視する
今自分が置かれている環境も客観視して判断しましょう。
他の会社を経験していない新卒と経験している中途では少し条件が違います。
新卒:社会の平均を知らないかも
他の会社を知らない新卒は、今の会社だけで判断するしかありませんね。
明らかな情報不足です。
「なんだか納得いかないんだけど、これって社会では普通なの?」
と考えているでしょう。
少なくとも今の会社の中の情報だけで判断すると、もっと悪い状況になる可能性があるので注意。
それって、どの会社にもあることではありませんか?
感情に流される判断がつかなくなるので、一度冷静に外から見てみましょう。
社会人として大多数の人が折り合いをつけるべきことなら、いずれまたその壁にぶつかります。
中途:過去の価値観で行く?それとも
中途の場合は外の会社を知っている。
1社だけでも比べる材料があると違いますよね。
自分の価値観を判断しやすくなります。
しかし、これこそが中途の注意点です。
「以前の会社が普通だ」と決めつけていませんか?
自分の価値観は過去の経験から作られたもの。
中途の場合は、少なからず社会的な価値観が形成されています。
それが正しいか間違いかは、所属する会社によって変わってしまいます。
大切なのは、「前の会社では」でなく「自分は」です。
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『会社への不信感』に向き合う
現実・現場・人物を確かめる
『会社への不信感』を抱えたままで働くのは、辛いものですよね。
早く解決したい。
そのためには、不信感に向き合わないといけません。
不信感に向き合う=自分の気持ちを確かめる
現実・現場・人物の情報を正しく収集する。
誰かの意見に惑わされないこと。
たとえば重要人物の言動に疑問があるのなら、しっかり調べて答えを出さないといけません。
- 本当にそうなのか?
- それは事実?
- 違う意味でやったことでは?
- 本当の目的は?
一番いいのは、直接本人に聞くことです。
自分で現実を確かめる。
自分で現場を見る。
自分で本人に聞く。
最初に書きましたが、不信感とは疑問の状態です。
分からないということは、まだ会社を信じる機会もあるということ。
不確定な事実で判断しない。確定事実になるまで確かめましょう。
答えは真実の中にあります。
「そんなのできないよ・・・」と思う人も多いかもしれません。
そんな時は、「このあと何社もこれを繰り返すのかな?」と考えてみましょう。
今向き合うことは、自分の大切な価値観を作り上げることです。
一生の宝です。
絶対に、他の人に流されたままでいてはいけません。
決着をつける
不信を抱えながら長く会社にいることは、お互いにとって不幸です。
仕事に身が入らないままやっていても成長しないし、成果も出づらい。
『決着をつける』ところを目標にしましょう。
決着とは
・折り合いをつけて前向きにはたらくか
・自分を信じて退職するか
継続か、退職か。
継続するなら中途半端でなく、前向きに継続することを目標としてみましょう。
退職まで視野に入れると、情報収集や価値観形成に本気になれる。
つまり、自分自身にリスクを感じさせるということです。
折り合いをつける
折り合いをつけて継続するというのはどういうことでしょうか。
会社との共通点を見つけてみてください。
自分と会社に共通点があれば、少なからずメリットはある。
納得いかないことよりも、納得して自分がそこにいる理由に着目する。
情報を集め、「これはどうしても納得できない」ということがあっても必ずしも退職しないといけないわけではない。
家族だってそうでしょう。
必要なのは“全部に納得すること”ではなく、“自分がそこにいる理由”です。
共通点を探して探して、どうしても自分が会社にいる意味が見つからないなら早めに転職したほうがいいでしょう。
転職が出来なかったり、共通点があり会社を離れたくないのなら、折り合いを付けましょう。
「納得いかない点もあったけど、自分はそれを受け入れるんだ」
と、自分を変えるということです。
それでもまだ前向きになれないなら、もっと情報を集めましょう。
自分を信じる条件
自分を信じて退職を選ぶ場合。
こんなところを確かめておきましょう。
- 自分は流されていない。
- 自分の意思と会社の意思は、決して交わらない。
- 他の会社の方が自分には合っている。
『不信感』というのは、まだ疑念の状態です。
自分の中で不信を確信したら、それは反発に変わります。
「自分はここじゃない!」と自信を持って言えるなら、それは立派な価値観です。
今後変わることもあるかもしれませんが、信じるべき自分を持てたというのはとても尊いこと。
あなたはしっかり、自分を持っていますか?
もし自分では答えにたどり着けそうにないと思ったら、ぜひ相談してください。
「hikarikata!」宮内に相談する