幹部はイエスマンであり、イエスマンでない

会社で起きる問題

【幹部・役員の影響】社員が道に迷うのは、社長のせいだけではない?

幹部や役員は、社長と絶対の協力体制を築かないといけない。

もしこの関係性が良くない場合、一体どんな影響が社員にあるのだろうか?

でもそれって「イエスマン」になれってことなのか…社長の言いなりになることなのか…

あなたの会社の幹部は大丈夫?

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幹部が機能しない会社

社長と幹部の関係性が悪い

幹部の機能って、何だと思いますか?

ざっくり言うと僕は、「社長の代弁者」だと思います。

社長一人では対処しきれないから、会社には右腕左腕が必要になるものです。

 

では、その幹部と社長の関係性が悪かったらどうなるのか?

客観的に考えたら何も難しくないんですよね。

会社が機能不全に陥ります。

思ったように腕が動かない体は病気であるように、

思ったように幹部が動かない会社も病気である。

 

社長が脳なら、幹部はとても大事な腕と言うことになります。

脳の指令が出た方向と逆に手が伸びるような会社で、どんな活動ができるでしょうか?

きっとそんな会社は、体全体がどう動いていいか分からずに迷い続けています。

 

“一貫性”が生まれない

会社において“一貫性”と言うのはとても大事です。

『言っていることとやっていることが違う』と部下に思わせてしまったら、会社への不信感が募っていく。

会社の指示を聞かなくなってしまうし、当然思ったような利益を上げるのは難しいでしょう。

 

部下からしたら、幹部は会社の中心人物です。

幹部本人からしたら自分も人間ですが、私情を挟める立場ではないことも事実です。

中心人物と社長の言っていること・やっていることを見て、社員は会社の一貫性を見る。

会社の一貫性は、幹部がつくる。

社長以外の人間が本気で会社のミッションを遂行できるかどうか。

 

もし幹部が社長の文句を裏で言っていたら、部下は興ざめです。

“やる気に溢れた会社だと思ったのに、幹部がこの程度かよ・・・”と主追われるかもしれませんね。

一貫性が失われるということは、このように社員のエネルギーが奪うということです。

 

一貫性は指向性。

一方向に向かうことができるから、協力して強い力になるんです。

一貫性がないと、社員みんなが存分に力を発揮することはないでしょう。

 

部下が迷い続ける

社員にとっては、この一貫性=指向性が大切です。

 

何をすれば評価されるか分かっている。

何をしたら怒られるか分かっている。

 

そういう状態であれば、社員は迷いなく思い切って動くことができますよね。

しかも、やらなければ自分の責任。やれば自分の手柄。

社員の主体性まで生まれるということなんです。

 

もし・・・

何をしたら評価されるのかが分からない。

何をしても怒られる気がする。

こんな状態だったらどうでしょうか。

幹部がしっかりしない会社は、部下が迷い続ける。

部下にとっては“行動しないのが正解”になり、会社の業績は上がらない。

 

「行動しないことが正解」という状態は最悪ですね。

人による会社の業績は、幹部が握っていると言っても過言ではないでしょう。

 

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幹部のあるべき姿とは?

では、幹部はどうあるべきなのか?

イエスマンが正解ってこと?

いいえ、それは違います

 

幹部はYESマンであり、YESマンでない

幹部はイエスマンであり、イエスマンでない。

部下から見たら、社長と同じことを言っているイエスマンに見えるかもしれない。

でも社長の前では、会社全体のために言うべきことは言える存在。

 

違うと思ったら、社長ととことん戦うものです。

ただし、そこに部下を巻き込んではいけない

部下の前で社長に異論を唱えてはいけないし、社長がいない所で悪口を言ってはいけないんです。

 

幹部は会社の右腕左腕。

手というものは、熱いものや冷たいものに触ったら必ず拒否反応を脳に送ります。

痛いときは痛いといい、心地いい時は心地いいと言います。

 

だけどその情報を送るのは、脳にだけです。

熱いのに、足にも「触ってみろよ」なんて言いません。

それは脳の仕事であり、手が相反する意思を持ってしまったら病気なんです。

 

手は、感触を確かめるためにもとても大切な部位ですよね。

危険がそこにあるかもしれないのなら、怖くても恐る恐る手を伸ばす。

もう分かりますね?

手(幹部)が誤った情報を脳(社長)に送ると、非常に危険です。

全体ではイエスマンでありながら、社長には危険を伝え続ける存在が幹部である。

 

幹部は部下に媚びてはいけない

そうすると、改めて言う必要もないかもしれませんが、幹部が部下に媚びる会社はうまく機能しません

部下が会社に不平不満を言ってきたり、悩みを言ってきたりしたら、

「そうだよな、気持ちはわかったよ」と言うのはいい。

「そうだよな、会社が悪いよな」と言ってはいけないんです。

 

部下にいい顔をしたい幹部は、会社を壊している自覚がない。

会社全体を見た時に、幹部が会社のガンになっている。

 

部下の気持ちをないがしろにしてはいけない。

でも、部下の言いなりになる幹部もまた、存在理由がありません。

 

部下が会社の意にそぐわないそぶりを見せたら、「それはダメなんだ」ということを知らしめないといけない。

でないとやはり、一貫性を崩してしまうんです。

 

しかし、部下の感情を頭ごなしに否定しても反感しか抱かせません。

部下がどうしてそんな感情になるのか、そして気持ちを切り替えるのに必要な情報や体験は何なのか。

幹部は丁寧に部下の話に耳を傾け、会社と同じ方向を向くために必要なものを部下に与え続ける存在です。

 

手は、お腹が痛かったら優しくさする。

温めたり押したりしながら、患部を探すものです。

時には脳である社長に、「これ以上の飲み過ぎたらダメです!」と言う必要もある。

 

「部下に嫌われるのではないか」と恐れてはいけません。

恐れて一貫性を崩す方が、よっぽど嫌われてしまうものですから。

 

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宮内 利亮

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