中年以降の『ダメ社員』と言われる人にだいたい共通している意思の弱さ。
『決断力』も『継続力』も似たもので、ほん小さな決断の連続が数年後にとんでもない大きな差を生むことになる。
能力があるからといってあぐらをかいていたら、ダメ社員まっしぐら!?
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ダメ社員はなぜダメ社員?
やった方がいいことをやらない
若いうちはまだ歴然とした差に表れないことが多いが、中年以降になるとそれまでの過ごし方が恐ろしく影響してきます。
顔のしわや目の輝き、動作や姿勢に至るまで、目に見えて『ダメ社員』に見えてしまう。
どうしてこんなに差が出るのか?
その根っこには、決断力のなさや継続力のなさがあると言えます。
まず典型的なのがこれ。
ダメ社員は“やったほうがいいこと”をやらない。
今すぐにやる必要はないけれど、やった方がいいんだよな~ということをやらないまま終ってしまうんですね。
先延ばしにしたり休んだり、最低限のことしかやらない姿勢です。
プラスアルファの行動をすることがないため成長は遅くなるし、どうやって日々を楽に過ごすかを考えてしまう。
気が付けば周囲の社員にどんどん追い抜かれてしまいます。
このままずっと行ってしまったら、ダメになるのは当たり前ですよね。
決めたこともやらない
さらにダメ社員は、決めたこともやらないことが多いからダメと言われてしまうんです。
これは細かい行動レベルというよりも、行動の明確でないものをあやふやにして終わらせる場合が多いです。
たとえば、どんな会社にも計画というものがあるでしょう。
計画には目標があり、『今月は〇〇達成!』などと掲げられているものです。
これに対して全く自分事と思わずに、自分の行動とあたかも切り離されているかのように考えている。
朝礼や終礼などの軽い打合せで「今週はここが弱かったから、これをやってみるといいかもしれませんね」と意見が出た程度ではやらない。
指示命令をされるまで自分から動こうとしない姿勢です。
それに、たとえ指示が出たとしても軽い指示では動かない。
ノルマと言えるぐらいまで強く落とし込まないといけない。
つまり、決まったことの重さが重くないとやらないということです。
ダメ社員は“決まったこと”もやらないからダメ社員。
なるべく頑張らなくて済むように、うやむやにしてしまおうとする。
これもずっとこの姿勢のまま行くと非常にマズイことは明らかですよね。
能力よりも意思の強さ
若いうちは『能力』が成果に強く影響してくるかもしれません。
でもある程度社会的ステージを進むと、『経験』がすべてになります。
ということは、元々のポテンシャルは大して大事ではなくなる。
どんなに優秀であっても、意思の弱い人は意志の強い人に追い抜かれる。
経験を積むためには、『やった方がいいこと』や『おぼろげに決まったこと』でもどんどん行動に移すことが大切。
この差が10年後の社会人の立ち位置を変え、見た目まで変えてしまうんですね。
まさに『うさぎとカメ』です。
怠け者が勤勉な人に勝つことは、本当に難しいんです。
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『決断力』と『継続力』を持とう!
『決断力』はやらないことを決めるちから
では、何がそういった行動に影響してくるんでしょうか。
結局は継続して努力しないといけないんですが、その根本には『決断力』があると思います。
決断力で大切なことは、継続を意識すること。
そのためには『やるぞ!』よりも『やらないぞ!』です。
だいたい何かを『やるぞ!』と決めたあとにできなくなるのは、「忙しくて…」などの言い訳です。
だったら『忙しくしないぞ!』という決断が必要なんですよね。
ついつい遊んでしまうなら、『遊ばないぞ!』という決断。
やらないことを決めるのが決断力。
決めて断つと書いて決断です。
『退路を断つ』とよく言いますが、そんなカッコいいものでなくても全然OK。
毎日勉強したいなら「夜8時~10時はテレビを見ない!」とか、やらないことを決める。
他にも危険な誘惑はたくさんありますよね。
- こたつで横になる
- 友達と飲みに行く
- YouTubeを見る
他にやることが出来てしまうから、継続が出来なくなってしまうんです。
何を断つべきかを考えてみましょう。
『継続力』は例外を排除する思い込ませ
それから、せっかく『決断』はしたのに「でも、今日ぐらいはいっか…」と思ってしまうことがあります。
疲れや残業などで体力・時間がない時にどうしても・・・。
出来ればこれらの言い訳が生まれないように断っておきたい所ですが、365日そう上手くいかないこともあるでしょう。
筋トレ、勉強、食事制限、ブログ、調べ物、運動・・・
決めたとおりにやりたいけど、心が折れそう・・・
そんな時!根性でやってみましょう。
「どんな時でも継続できた!」という自身に繋がるから、是非やりましょう。
ただし、いつもと同じクオリティでやる必要はありません。
簡単にしてでもやる価値は絶対にあります。
継続というのは、自分との約束です。
サボっても他人になら言い訳が出来るもの。
だけど自分だけはサボったことを知っている。
だから『やった』という事実だけは作りましょう。
この時大切なのは、『例外はない』と自分が本気で思うこと。
思い込むことから始めましょう。
大変な時に、ほんの10分でも取り組んだ。
決めた日数、決して一日もサボらなかった。
この自信は、とんでもないパワーになることでしょう。
そんな人が『ダメ社員』に見える訳がないんです。
コツコツは絶対裏切らない
継続に勝るものはありません。
特に社会人の中年以降は、今まで何を継続してきたかがその人と言ってもいいぐらい。
コツコツ取り組んだことは決して裏切らない。
しつこく言いますが、コツコツ継続は絶対に裏切りません。
成果に出るかどうかなんてものは二の次で、継続した証が必ず自分の中に自信として残るからです。
その自信は自分の表情を変え、社会の中で自分の立ち位置を決めるものとなり、『自分は何者か』を確立するものです。
試験勉強なら、たとえ試験に受からなくても後悔しないでしょう。
スポーツなら、負けてしまっても悔いはないでしょう。
仕事関係であれば、目標に達しなくても達成感があるかもしれません。
計画通り、計画以上にコツコツできたら、人はそれだけで積み上げたものを自信に変えることが出来ます。
今日から始めるために、今日からやめることを決めてみましょう!