何でも出来るすごい人を見て、羨ましく思うことがあります。
だけどだいたいその裏では、見えない努力をしているもの。
本当に努力なくして成果を上げている人なんてほんの一握り。
努力とは『準備』です。仕事への本気度の形。
あなたは本気で準備してますか?
スポンサーリンク
努力なくして出来る人はまずいない
すごい人は準備してる
バリバリ仕事ができる人の事を見て「すごいなあ」と思った時、その人の努力の形跡を探ってみようとしていますか?
本当に天才のようにできる人なんてほとんどいません。
すごいと思える人は、ほぼ間違いなく人がしていない努力をしています。
たとえば、人前でプレゼンするのが上手い人。
ただ何となく出来てしまっているように見えるでしょうか?
その人が「得意なんだよね~」と軽く言ったからと言って、そのまま受け取っていないだろうか。
プレゼンが上手い人の中でも、「めちゃくちゃ緊張した」という人は多いです。
全然そんな風に見えないのに。
すごい人も普通の人間。
プレッシャーに勝てるぐらい準備している。
もしプレゼンの出だしに「めちゃくちゃ緊張してます~」と言い訳から入る人がいれば、それは準備不足。
まだ不安なことがあるのに、払しょくしきれていないまま本番に臨んでしまっているんですね。
準備=目に見えない努力
準備とは、努力とほぼ同義です。
しかも目に見えない努力の場合が多い。
プレゼンの話で言えば、
一人で声に出してシュミレーションをしたり、シャドウロープレをしたり。
資料を夜遅くまで練っていたり。
一人になった時に、それでも頑張れるか。
プライベートの時間でも自分の成長のために使えるか。
みんなが遊んでいる時にも自分の努力に集中できるか。
見えない努力が出来ないのが普通の人間。
見えない努力が出来る人は、必ず人よりも成長する。
人が考えていない時に考え、人が遊んでいる間に努力する。
言い訳の一切通用しない、努力の結果が準備です。
「羨ましい!」と言われましても…
だからすごい人からすれば、「羨ましい!」と言われても気持ちは複雑でしょう。
天才でもなんでもなく、ただ頑張ったから普通の人より出来ているだけだからです。
「お前は努力してないんだから当然じゃん…」という話です。
努力をしようともしないのに他人の事を羨む人がいると、努力している側からすればイラっとしますよね。
だけどほとんどの場合、相手にはしません。
なぜかというと、努力する人としない人、準備する人としない人では、そもそも立っているステージが違うからです。
つまり『本気度が違う』と言えます。
準備できる人は、本気だから努力しようと思える。
「ここまでやってやる!」という気概が全く違うんですね。
主体性を持って考えた深さとも言えるでしょう。
あえてこれが能力だというのなら、『自分を追い込むことに長けている』のかもしれません。
スポンサーリンク
『準備』ができるのはスゴイ人
計画を逆算して作っている
では、努力はどんな準備となって現れるのでしょう。
まずは『計画の本気度』が違います。
「入念に計画を練っている」という言葉では片づけて欲しくないぐらい、本気で考えていると思います。
本気の計画とにわか計画では、目標設定の段階からリアリティが全く違うでしょう。
にわか計画は、目標を“適当に”決めます。
本人にそんなつもりはないかもしれない。
でも、“もっと掘り下げられるのに掘り下げない”から適当になるんです。
本気で目標数値を決めようと思ったら、過去の実勢を洗い直し、市場を可能な限りリサーチし、人に聞いて回ってより現実的で魅力的な数値を出します。
ただ現実的なだけの数字や夢のような数字には本気で考えた形跡が見えず、一体どうやってこのあとの計画を立てていくのかも疑問です。
そして目標を立ててからがまたすごい。
少し高い目標に向かって、行動計画を逆算して作る。
逆算で作る時に何が変わってくるかというと、“考える量と努力量”です。
逆算せずに自分に出来る範囲で計画を立てると、無難な計画になります。
つまり、頑張らない行動計画です。
少し高い目標から逆算して行動計画を立てると、少し背伸びした努力の計画が出来上がる。
「どうやったらここまでにこの数字を達成できる?」
「普通にやったら無理だな」
「もう少し実現可能な手法がないか調べてみよう」
考える量が増え、検討できる施策の量が増え、“ちょっとそっと考えただけでは出来ない計画”が出来上がります。
こういうものはパッと見ただけでも違って見えるから面白いですね。
これは“スゴイ”で片づけられるものではなく、めちゃくちゃ時間をかけて考えているんですね。
いま出来ることを全てやろうとしている
準備というものは、やってやり過ぎることはありません。
普通の人が「このぐらいでいいか」と思う所を、「いや、まだ不安だな、手を打っておこう」と思える人はすごい。
プレゼン前日なんてどうでしょう?
とことん入念に準備出来ているでしょうか。
本番を本気で想像するから、不安要素が次から次へと見つかるんですね。
逆に言えば本気で想像しないから、本番でミスしてしまう。
「緊張する」なんてことは、ずっと前から分かっていたことです。
「いま出来ることは全てやっておきたい」
努力を惜しまない姿勢が、すごい人の努力。
では、どうしてそこまで頑張れるのでしょうか?
恥をかきたくないから。
負けず嫌いだから。
責任感が強いから。
期待に応えたいから。
色んな理由があると思いますが、ひとつ言えるのは『自分を追い込む術を知っている』ということです。
自分を追い込む術を知っている
人間、本来安心して生きていきたいものです。
だから自然と、努力しない方法を探しています。
怠けたいと思う、自由でありたいと思う、出来れば楽をしたいと思うのが普通の人間です。
だから努力や準備が出来ないからといって別に恥ずかしいことではない。
でも、そんな中で自分を追い込んで努力できる人がいるから“すごい人”になるわけですね。
自制心・自律心をもって自分をコントロールしているということです。
いざという時にギューンと集中力を発揮できる。
スケジュールに落とし込んで、いつも危機感を持てるようにする。
メンターをつくり、自分を律してくれる環境をつくる。
自分に合った方法で少し背伸びした努力をすると、それだけで普通ではなくなります。
あなたはどんな方法で自分をコントロールしますか?