会社の転機

会社で起きる問題

【会社の転機】社員は経営者の変化に敏感?会社を疑うきっかけ

社員は意外と敏感に【会社の転機】を感じます。

「あれ?なんか様子が変わったぞ…」

一体どんな時に、社員は会社を疑い出すのか?

会社が大変な時、社員が会社に言ってほしいことは、経営者からすると意外なことかもしれません。

心当たり、ありませんか?

社員が感じる『会社の転機』

「なんか会社の風向きが変わったぞ…」と感じたことはありませんか?

「このまま会社にいても大丈夫なんだろうか?」と不安を感じてしまうのは、一体どんな時でしょうか。

 

社長から「思い」の発信がなくなる

今まで社長は「夢」を語り、会社の向かうべき「未来」を示していた。

でも、ある時からなぜか"現実的"なことしか言わなくなった。

そんな時、社員は「なんだか最近の社長は変わったんじゃないか?」と感じる。

 

社長からしたら、「成長した」と言ってほしいことなのかもしれません。

しかし、社員の気持ちは違います。

社員が入社した理由は、社長の語る夢に共感したからじゃないですか?

だとしたら社員は"会社にいる意味"を見失ってしまいます

夢に向かうには現実を見ないといけない。

それはその通り。

 

しかし、"夢を語らなくなる"必要はありません。

夢を語らなくなり、現実だけを語るようになったら、社員が感じることはひとつ。

「社長は夢を諦めたんだな」

 

教育への投資カット

教育への投資は、経営者にとって勇気のいることです。

教育投資をやめるだけで、どれだけの利益が生まれるだろう…。

会社は数字だけで判断されてしまう。

結局は利益で評価される社長にとって、非常に苦しい決断です。

「投資をカットして社員を守る」という考えの社長もいるでしょう。

 

しかし、社員はどう感じるか。

  • 「教育熱心がこの会社の良いところだったはずなのに…。」
  • 「教育費を削るということは、会社は危ないのかな…。」
  • 「この会社にいても学べることが少なくなってしまった。」

 

他に、今までやっていたイベントや福利厚生を削る時も同じです。

始めるときよりも、やめる時には何倍も気を遣わないといけないですね。

 

経営者の弱気な発言・強がり発言

弱気な発言は分かりやすいと思います。

会社のトップから出た「不安」の言葉は、社員の頭の中で何度も回想されます。

「社長はどうしてあんなこと言ったんだろう」

「いつもの社長じゃないみたい」

「きっと僕らが思っているより、ずっと会社の状態は悪いんだ…」

社員同士で話が回るうちに大きくなり、信用を取り戻すには何倍もの言葉が必要になる。

 

また、意外かもしれませんが「強がり」も社員を不安にさせます。

「言葉では強いことを言っているけど、表情が合ってないんだよな…」

「なんだかいつもと違うんだよな…」

「あれ?強がってる?なんでそんな必要があるの?」

これも、悪いうわさ話が回る原因になることがある。

 

社員は、社長が思っているより社長には話しかけづらいものです。

強がっているのを感じたところで、それを社長に直接聞ける人なんていないですよね?

確かめたいけど確かめられない。

余計な迷いばかりが社員の中で大きくなる。

だから社長は意識的に明確な意思表示をした方がいいんですね。

社長がナチュラルに自己開示をすることがとても大切です。

 

強がりより、社員は助けを求めてほしい

社長は、社員を"不安にさせまい"と思って強がってしまいます。

ただのプライドの場合もあるかもしれません。

 

だけど、社員は意外と見抜きます。

では、会社が大変な時、社員は何を言ってほしいんでしょうか?

 

「大丈夫だからな」より「力を貸してくれ」

社員は社長の素直な気持ちが聞きたい。

そして、社員はいつも会社に貢献したいと思っているものです。

「大丈夫だからな」と言われると、社長が一人でなんとかしようとしている印象になります。

会社が大変な時に、社長が社員と距離を置こうとしている。と。

社員は"出来ることがあったらやりたい"と思っているのに、

煮え切らない気持ちのまま会社の行く末を見守ることになる。

 

そこで、社長が正直に助けを求めたら?

「嫌です」なんて言う社員が想像できますか?

社員は「やっと自分の出番だ!」と思います。

会社に貢献できる。社長の力になれる。

本当に大変な時に、社長が一人で悩むよりも社員の力を借りる会社は魅力的に映ります。

 

ただし、上から目線で「力を貸してくれ」は逆効果。

さらに、毎年のように「今年も力を貸してくれ」というのも同じく逆効果です。

 

情報操作より情報提供

これはどういうことなのか?

「強がり」はある意味「情報操作」です。

「本当は危ないのに、その危険を教えてくれない」

と思ったら、社員は会社を信用することができなくなります。

 

反対に、「情報提供」は信用を生みます。

風通しの良い会社、何でも包み隠さず教えてくれる会社という安心感があります。

 

もちろん、社長に「情報操作」なんて人聞きの悪いことをしているつもりはありません。

きっと社員のことを思ってのことでしょう。

しかしながら、「本当のことを教えてくれない」という小さなひずみは、やがて大きな亀裂に発展します。

社長は自己開示、会社は情報提供(開示)をすることが大切です。

 

  • 社長が夢を語らなくなった。
  • 教育費をカットされた。
  • 社長が強がっている。

さて、共通して社員が感じることは何でしょうか?

社員が会社を疑うのは、どんな時でしょうか?

 

社員が会社を疑うのは、会社に疑われた時

「会社に疑われている」と感じた時が、社員が会社を疑う時です。

 

もっと正確に言うと、「会社と社員の間に溝があると認識した時」と言えるかもしれません。

社員は本来、社長から褒められたい。評価してほしい。

もともと会社を率先して疑うメリットなんて、社員にはない。

 

それなのに会社を疑ったり愚痴を言ったりするのは、溝の存在があるからです。

距離を置かれている。

「自分は信じてもらえていないかもしれない」と。

 

だから、実は会社の信頼関係には順序があります。

社長が社員を信用しないと、社員は社長を信用しない。

社長にとっては酷ですが、これが現実です。

 

社員の立場になれば分かります。

社員は入社の時点で会社を信じることにした人。

(少ない情報で)

 

少ない情報で信じるしかなかった社員の勇気に免じて、社長から社員を信じる。

驚くほど社内の信頼関係は良くなるはずです。

 

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宮内 利亮

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