会議の雰囲気が悪い時、『挑戦派vs慎重派』の構図になっていることが多いですね。
でも、ちょっと待って!
それ、両方必要なはずですよ!
どうして対立してしまうのか?
原因は、お互いの強みの理解不足にあります。
認め合い、活かし合う組織を目指そう!
スポンサーリンク
会議でぶつかる!『挑戦vs慎重』
当たって砕けたがる『挑戦派』
会議の雰囲気が悪い時、挑戦したい人と慎重に行きたい人の意見がぶつかっていることが多いですね。
まず挑戦したい派は、「ここで挑戦しなかったら、いつやるんだ!」と思う人。
「やってみないと分からないし、失敗してもそこから学べばいいじゃないか。」
「とにかく動かない限りは何にもはじまらないぞ!」
スピードを求めることも多く、あれこれ考えている時間がもったいない。
『やらずに後悔するよりもやって後悔する方がいい!』と思うタイプです。
『慎重派』に対しては、動きたいのに動かせてくれないからイライラ。
「出来ない理由ばかりを並び立てやがって!」と思っているかもしれません。
リスクを回避したがる『慎重派』
次に慎重派は、「そんな思い付きで行動して、失敗したらどうするんだ!」と思う人。
「他にリスクはないか?すべてのリスクを検討できたか?」
「メリットが小さいなら、やめておいた方がいいじゃないか」
行動する前に出来ることがたくさんあるだろうと考える。
『やってしまったら後悔が大きい!それならやらない方がいい!』と思うタイプです。
『挑戦派』に対しては、急いで結論を出したがらないでちょっと待ってほしい。
「現実的なことを考えてないのか?この人は!?」と思っているかも。
“どっちも必要”なはずじゃない!?
と、両極端なタイプが一緒に会議をすると、当然意見が対立しやすくなります。
進みたいのに進めない。止まりたいのに止まらない。
引っ張り合って上手くいかず、だんだん空気が悪くなります。
感情的になってしまうんですね。
冷静に考えれば、どちらか一方では危険すぎる。
『両方必要なんだ』と考えるのが普通です。
会社には挑戦も慎重も両方必要なはずだ!
過去にしてきた体験はみんな違うし、育ってきた環境も違う。
生まれ持った性格もあるでしょう。
人それぞれに、強みは違います。
挑戦が強みの人もいれば、慎重が強みの人もいる。
でもなぜこれを、お互いを尊重しながら出来ないのか?
それは、互いの『理解不足』が原因です。
我慢が足りないとかではなく、お互いの強みや弱みを認め合うだけで建設的になれる。
我慢し合う環境ではなく、活かし合う環境が必要です。
スポンサーリンク
お互いを『認める』だけで
自分と相手の強みを知る
じつは、『自分と相手を知るだけ』で会社や会議での雰囲気はがらりと変わります。
なにも難しく“相手の強みを活かすには”なんて考える必要はありません。
会議では、多くの場合『挑戦派』が主導権を握りたがります。
慎重派の意見を黙らせるために、ガンガン推し進める。
でも、「自分は挑戦派だから、慎重な意見を軽視しがちだ。慎重派の意見も聞かねば!」と思えたらどうでしょう。
きっと慎重派の人に発言の時間を与え、出てきた意見を真剣に聞くでしょう。
『慎重派』の人が自信を持って発言できるようになるんです。
これは相手の強みを力しているだけではなく、『自己理解』が最も大切です。
「人間全体のタイプがこうだとしたら、自分はこのあたりの属性に居る人間だ。」と自覚していることが、他者を認める一番の材料になります。
無理に相手だけを理解しようと思っても、自己理解が足りなければ“対立しそうな時に尊重する”ことが出来ないでしょう。
周囲の人のタイプを知り、自分のタイプを知ると、建設的な話し合いができるようになる。
自己理解と他者理解は表裏一体であり、簡単に組織のパフォーマンスを上げることが出来る。
全ての人の弱みは強みにもなるということを、全員で勉強するといいですね。
きっと社内が明るくなるはずです。
互いの不足を求めあう組織へ
「助けて!お願い!」と言える環境は素晴らしいと、いつも思います。
部下が上司に、上司が部下に助けを求められる組織。
「自分がやるより、あの人の任せた方が上手くいく。」と思えること。
相手の強みを認めていないとできないことなんです。
それに、自分が強みと認識していることを頼まれるとどんな気持ちになるでしょう?
嬉しいですよね。
苦手なこととか面倒なことを頼まれるのはイヤだけど、「このチームでこれが一番できるのは自分なんだ!」と思えると喜んでやりたくなる。
失敗したとしても、一番の人が失敗したなら周囲の人も諦めが付きますね。
頼む方としても、苦手なことを喜んでやってくれる人がいたら最高です。
まさに適材適所。
自分に足りない所、出来る所。仲間の足りない所、出来る所。
自分がいたい場所にいて、相手のいたい場所にいさせてあげられる。
自分の不足を知り、仲間に求めることが出来る組織は素晴らしい。
たとえ役職者であっても、部下と比べてすべてが優れている必要なんて全くありません。
全てが完璧な人よりも、何かに特化して役割を全うしてくれる人達の集団の方が会社は強くなる。
社員同士のコミュニケーションしっかり取り、強みも弱みも理解しあったうえで一緒に働いていきたいですね。