結びの王様「もやい結び」と人事制度

会社で起きる問題

「結びの王様」と【人事制度】は“ほどきやすい”から使いやすい!

人事制度の導入というものは、とても慎重に行いたくなるものです。

一度決めてしまったら後戻りが出来ない、まるで“固い結び”のように社長と社員を縛り付けるような感覚。

でもそれで激動の社会を勝ち抜いていけるのか?

完璧な制度を作るより大切なこととは?

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『制度』と『結び』

一度結んでしまったら

制度の導入は慎重に行うことが多いですよね。

多額のお金がかかったり、色々決めるまでに多方面に説明しなければいけなかったり。

『リスク』を考えないといけないからです。

 

「一度導入してしまえば、元を取るまでやめられない。」

そんな風に思ってしまうから、どうしても初動が遅くなります。

まるで紐やロープの結び方のように、「二度とほどけないように」やろうとすると勇気がいるものです。

 

『制度』も『結び』も、長期に及ぶリスクを考えると手が止まる。

 

リスクを軽減するのはとても大切だけど、これからの激動の時代に“初動の遅れ”は致命的にもなりうる。

その前にもっと大切なことを、「結びの王様」が教えてくれます。

 

結びの王様「もやい結び」

「もやい結び」という結び方を聞いたことがありますか?

結びの王様と言われるほど、しっかり固定してくれて汎用性が高い結び方です。

僕はキャンプが好きなんですが、テントやタープを結ぶときにはいつもこれを使います。

 

王様と言われるだけあって、結びやすいし紐一本あればできる

「あ、もっと短くしたいな」と思ったら、簡単にほどいて何度も結びなおせる

そもそもテントは翌朝そそくさと撤収しないといけないので、ほどけない結び方なんて絶対しません。

 

僕がこの結び方を使うのは、“ほどけないから”じゃない。

“ほどきやすいから”なんです。

 

使う理由は“ほどきやすいから”

結びの王様「もやい結び」は、自然にはほどけない。

でも、人の手でほどこうと思ったら簡単にほどける。

固結びなどと違うのは“ほどくことが前提”ということです。

 

社内で使うシステムなどはどうでしょうか?

現代でこそ『更新』という概念がありますが、昔はそうではなかった。

何百万もかけて導入して、二度と同じものを使い続けていた。

だから導入前にはよ~く検証して、「絶対にいける!」と思ったものしか導入できませんでした

 

もやい結びを使うのは、ほどきやすいから。

アプリのダウンロードやシステムの導入も、更新できるからとりあえず入れられる

人事制度も、すぐにほどいて結びなおせるものがいい。

 

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“ほどきやすい”ほど使いやすい

人事制度は『抵抗』が大きい

特に人事関係の制度というのは、導入に非常に慎重になります。

評価制度を導入することになんてなったら、社長にとっても社員にとっても恐れおののく事態です。

「社員が辞めてしまわないだろうか」

「評価が落ちてしまうのではないか」

「今までと変わってしまうのではないか」

 

アプリのダウンロードはポンポンして、使えないならすぐに削除します。

だけど、こと人事制度においては“使えなければ変える”という考えが薄いんです。

 

変わってしまって“二度と戻らないのでは”という考えが、大きな抵抗を生んでしまう。

その抵抗にビビって、社長も大きな行動を起こせなくなってしまう。

気が付いたら激動の社会で取り残され、古い体質のまま淘汰されてしまう。

 

悪循環を起こさないためには、最初の抵抗を小さくすることが大切。

 

「すぐにほどけるんだよ」

「変えてもいいんだよ」

「みんなで作っていこうよ」

そのぐらい軽い気持ちで取り組める人事制度のほうが、結果的に社員も賛同してくれるようになります。

 

“とりあえず”出来る程度がいい

人事制度は意外と、あまり根詰めて作りすぎるのは良くないです。

社員にも協力してもらい、不平不満の元となる事案をどんどん提案してもらう。

社員自らが作り上げる評価制度になるぐらいが一番いいと思います。

 

人事制度は「とりあえず」始められる程度がちょうどいい。

どうせ最初の形のまま運用していてもいずれ使いづらくなる。

 

この「とりあえず」への社員の反応は、日ごろの社風づくりが影響します。

だから社長の「とりあえずやってみようよ!」の一言で始められるぐらい、変化に強い社風を作っておくことが大切です。

 

常に何かが変わる会社。

でも決して社員の悪いようにはならない。

社員の意見をいつも反映してくれる。

こんなふうに思ってもらえていたら、もう導入は成功しているようなものですね。

 

何度もほどいたり結んだり

制度というものは、更新していかないといけないんです。

アプリのように、もっといい方法が見つかったらどんどん変えていくことが大切。

これをいつまでも昔のまま引きずっていると、いつの間にか社内が淀んでしまう。

 

いい制度は、軸(目的)をブラさずに変化を続けることができるもの。

ほどく(更新)前提で導入する。

 

何度もほどいたり結んだりすると分かっていれば、固結びなんてしません。

柔軟である事は大切です。

人事制度もゼロか100なんてことでは、みんなが辛いだけだし“どうせいつか使えなく”なります。

 

気合いを入れなくても変化を受け入れられる会社。

そんな社風、そんな人事制度を目指していきましょう。

 

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宮内 利亮

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