願い下げろ!

仕事辞めたい 会社で起きる問題

願い下げろ!【仕事・職場環境・人間関係】NG上司・変われない幹部

2019年9月8日

今回は、上司の“在り方”について書いていきます。

会社にとっては非常に重要です。

注意ポイント

上司の力量で、その会社の離職率は決まると言っていい。

(ただし、社長以上の人間は育たない)

部下の人生を左右する立場にいる時に、その人は責任を持たないといけない。

これが分かっていない上司が、世の中多すぎます

僕は部下を持つ人たちを教育する立場にいましたが、この点で社長と意見が食い違いました。

それが原因で会社を去ったことが大きいです。

上司が育たない会社には絶望しかありません。

ほんの一部ですが、上司はこんなことに気を付けないといけないよ!ということを紹介していきますね。

10年以上の管理職教育の経験を持つ僕が言うということに重みを感じていただければと思います。

 

自由な発言NG

自由発言NG

まず、上司に自由はありません

例えば、発言について。

 

冗談でもNG

NG発言

「めんどくせ~」

「あの客がさぁ」

どうでしょうか?

これは入社したての新人や、アルバイトさんに近い存在の人が言っていい言葉です。

ポイント

“会社側の人間”と思われる存在が、仕事の意義を見失うような発言をしてはならない

部下はよ~く見ている。

実際僕も、店長の時に「客」と発言してしまったことがあります。

それを聞いた部下は、その発言でショックを受けたということを数年後に教えてくれました

考えてみれば当たり前ですよね。自分が大切にしている人をないがしろにされた感覚です。

数年後ですよ!

その間ずっと、いやそれからもずっと、僕はそういうイメージだったということです。

仕事の意義に部下は迷う者。(こんな仕事意味あるんだろうか・・・)

その指針を示すのが上司の仕事です。

それ以来、どんな時も必ず「お客様」と言うようにしました。

たった一言でも取り返すことはできない!

 

隠すことができない

今ほどスマホが出回っていない時代ですら、必ず部下はどこかで見ているものでした。

一瞬のスキも見られていると思わないといけない。

ポイント

人の上に立つ人間は、人間性自体を成長させないといけない。

本物になる必要があります。

しかも、今の時代は大変です。

見ていないところで誰がどんなやり取りをしているかなんて全く見えません。

この時代の変化を分かっていない上司は本当に多いです。

隠せません!

自分より上の者がいると態度が違う。

・特定の部下に対し感情が出る。

そうすると必ずどこかで悪口を言われていると思わないといけない。

かといって、部下に媚びてはいけません

部下はそんな上司がいても絶対に言うことは聞きません。バカにするだけです。

人として部下から認められるような人間であることが大事。

 

話を聞く態度

話を聞く態度

めんどくさそうNG

これをされると上司の人間性を疑うことナンバー1ですね。

しかし、言うほど簡単ではありません

ポイント

部下から話しかけられたらすぐに手を止めて向き合わないといけない

自分の仕事に集中できない

いつでも対応可能な準備をし、余裕の雰囲気を出しておかないといけない。

どうですか?難しいですよね。

自分に急に仕事が降ってきたら、愚痴りたくなるものです。

でも、「今忙しいんだよ」なんて言えないから上司です。

部下より難しい仕事をしている分、給料をもらうもの。

 

聞く8:話す2

対話をする時は、自分が話しすぎてはいけません

部下は思っているよりも“話しづらい”ものです。

このぐらいでようやく部下は(少しは言いたいこと言えた)となります。

ポイント

言いたいことがあっても我慢する。

部下の言いたいことを尊重する。部下の立場に立ってあげる。

役職の違いだけですでに対等ではない

給料が違うことを常に意識する。

ここで我慢できるかどうかが、職場の命運を分けます。

だいたいの場合、上司が思っていることは正しいかもしれません。

しかし、正論をいきなり言われても部下は動かない。

新しい風を受け入れてはじめて、職場は活気づいて進化していきます。

部下は上司の駒ではない。

 

上司たるもの、自分を捨てよ

自分を捨てよ

上司になるとなかり不自由ということが分かりますよね。

ただの個人ではなく、「その会社の偉い人」になるわけですから。

 

自分を可愛がるな

賞賛を浴びたい。評価されたい。給料を増やしたい。

人間として当たり前の感情です。

しかし、あからさまに自分のことだけを可愛がっている上司の姿は職場に多大な悪影響を及ぼします

ポイント

手を抜きたいこともある。だけど自分が手を抜いたら部下はそれ以上に手を抜く

自分だけ助かりたいという気持ちがどこかにあると、いざという時に部下を売る

自分は大変でしょ?可哀そうでしょ?と思っていると、「給料もらってるくせに」と部下から非難される

上司はいつでも孤独だと思っていないとやってられません。

部下と対等だと思ってしまうと、給料の差の分頑張ることを忘れてしまいます。

 

部下に媚びるな

これも大切です。

いつも部下から見られている。部下からどう思われているか気になって仕方ない

そうすると、本来実力で勝負すべきところを変なところにエネルギーを使うことになります。

ポイント

常に誰かと話をしたい。同意ばかりしてしまう。

懐柔(うまく手なずけ従わせること。抱き込むこと。)しようとしていることに気づいていない場合が多い。

そうすると、自分の意見を持てなくなる

部下の指針になれなくなってしまう

自分に自信がないからこうなってしまうのですが、その前に自分を成長させることを考えないといけません。

上司は部下に成果を上げさせるもの。成長させるもの。手助けをするもの。

勝手にやらせることが仕事ではありません

部下の意見を受け入れる必要はあるが、部下に気に入られるために同意してはならない。

このような上司は、それで部下が失敗したときに絶対に責任をとってくれません

 

自分の仕事に集中するな

前述したように、上司は部下からいつ何を言われても対応できる準備をしておきたいものです。

正確に言うと仕事には思いっきり集中しないといけないんですが、それを拡散的に、途切れ途切れでもできるイメージです。

ポイント

自分の仕事に集中する上司は、個人の成果を上げたい。つまり自分のことしか考えていない可能性が高いです。

部下を含めたチームのことを考えるなら、仕事を部下に任せ、手柄も部下にあげられるはずです。

自分個人ではなく、チーム全体の仕事を広く見ることが上司にとっての集中です。

なかなか難しいですが、できないと部下から良く思われないことも分かりますよね。

 

それでも、成果を上げよ

これが一番残酷です!

あれやこれや、やってはいけないことがある。チーム全体を見ないといけない。

それでも。

ポイント

数字で勝負

仕事のできない上司を、部下は認めない。

上司の上司には言い訳してもいいが、部下には絶対言い訳するな!

部下には上司を成長させる義務はありません

むしろ、更迭されてくれたほうがいいぐらいに思っているかもしれません。

いつでも実力で上に立っていることで、「この人が結局正しい」と部下は安心してついてきます。

絶対に成果を上げると決断し、そのような行動を取ること。

部下の何倍も頑張らないといけませんね。

 

品格を上げる

以前、品格をチェックすることでブラック企業を見極めるという記事を書きました。

今まで書いたものはほんの一部ですが、ひっくるめると品格と表現することができると思っています。

しかし、ただ品格と言われても何のことか分かりません。

上司の方も「じゃあ何すりゃいいのよ」となってしまいます。

ポイント

ひとつひとつ、階段を昇るようにつぶしていくしかありません。

そのためには自己認識を高め、自分の悪しき習慣に気づき、誰に言われなくても修正する強さが必要です。

上司は孤独なものです。

人に言われる機会がどんどん減り、それが当たり前になるとプライドで固められてしまいます。

その心地よい場所から抜けられなくなるんですね。

コンフォートゾーンに留まってはいけない。

 

社長がダメだと上司もダメに

社長がダメだと

さて、色々と書いてきましたが上司になるのが嫌になっちゃいますね。

しかし安心してください。

ポイント

上司を教育する最終責任は社長にあります

出来た社長の元では、自然と上司も成長していきます。

それが会社の文化となり、部下の居心地に影響してきます。

自分が早く人の上に立ちたいと思っていたら、長に対してそこまで不満がない証拠ですよね。

だからまだ成長しようと思える。必ず成長しますから安心してください。

おそらく本当に嫌だったら、すでにその会社で成長しようとは考えません。

注意ポイント

もうここでは成長できない!と感じている場合、上司や社長に魅力を感じていないかもしれませんね。

上司よりも人間的に成長したいと思ったら、早いうちにその会社は願い下げたほうがいい

職場において人間関係が大切というのは、僕はこういうことだと思っています。

単純に嫌な人が多いというだけではありません。

自分にとって価値のある場所なのかです。

嫌いな人とは一緒にいないのが、自然界の法則です。

自分が人として認められる上司と一緒に働きたいものです。

人として低く見ている上司に使われるのは苦痛でしかありません。

これからの時代は、管理職の数は減りスキルを持った人が重要視されます。

下手にその会社で管理職なるよりも、転職してスキルを磨いたほうがよほど将来性があるかもしれません。

ちなみに、僕はそう思って会社を辞めました。

今は上司としてガチガチでいるよりも全然楽ですよ。(笑)

まとめ一覧
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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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