今回は中国に行った話です!
このサイトは転職や仕事についての記事を書いていますが、僕にとって旅は仕事に大切なことをたくさん教えてくれたかけがえのないものです。
ポイント
仕事の悩みは人生の悩みと直結します。
仕事に悩むと人生に悩む。
旅は自分をシンプルに、分かりやすくしてくれます。
今までの悩みが嘘のように吹っ切れたり、もっと大切な何かが見つかったり。
転職と同じ、人生を変える分岐点です。
転職の前に行くのもいいですよ!
タイトルに“リセット”と書いてありますが、そんなカッコいいものじゃないんです。
ただ何もやりたくなくて、どこか行ったことのない場所に行きたい欲求に勝てなくなっただけです。
当時やっていたバイトを辞め、バイトで知り合った友人と「いくべ!」の一言で始まりました!
はじめに言いますが、中国は一番過酷な旅でした!
時は2002年!
もうずいぶん昔なので参考にはしないでくださいね!
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大型船、上下動
まず、今回は「船で行きたい!」と思っていました。
僕は関東ですが、中国の天津行きの船は神戸港から出る。
だけど僕は知ったわけです。
長い旅路は感動を連れてくる!
目的地に着いた時の重みが全然ちがうんですよね。これは、その場所や存在に対して考えた時間の長さが違うからだと思うんですよ。
だからわざわざ遠回りして、自分の行きたいように行くんだい!
神戸で一泊し、いよいよ船へ乗り込みます。
船は思ったよりも巨大。
部屋はドミトリーになっていて、同じようなバックパッカーがたくさんいました。
なぜか知らないけど、社長が多かったんです。色んな中国の情報を聞けました。
この頃は“なんで社長ばっかりなんだろ~”程度にしか思っていませんでした。
今思うと、世界を広げる人は大きくなるのかな~と。
でもね、寝かせてほしかった。
当然日本海を渡るわけです。船の中で一泊するんですね。
僕はどんな船にも酔ったことがなかった。
だけどこいつはレベルが違う・・・
日本海の大型船の揺れは半端じゃない!
ググーっと上に上がって、ドゥーンと下がる。ゆっくりなんです。
体2個分ぐらい上下動しているんじゃないかというぐらい・・・。
バックパッカーたちは全員ダウン。
あんなにうるさかった社長たちも床に倒れて動かない。
あれはもう地獄絵図でした。
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天津は寒い。ほんとに寒い。
10月の終わりごろに行ったんですが、神戸港を出るころは半そでだったんです。
完全に情報不足でした。何も考えていませんでした。
寒い!
日本で体感したことのない寒さでした。
しかも着いたころには夜。ホテルが見つからない!
初日の夜からいきなり、寒さでノックアウトしそうになりました!
バックパッカーたちが協力してやっとユースホテルを見つけられました。
次の日にはみんなバラバラだけど、みんな無事に目的地に着いてくれたかな?
「モンゴルで馬に乗るために来た」という人がいたのを覚えています!
次の日、中国で最初の買い物は“コート”でした。
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ビビるも安堵も僕の勝手
コートと電車のチケットを買うついでに天安門に行きました。
さて、どこ行きの電車でしょう!
中国といえば何を見に行きますか?
そう!万里の長城です!
ここのアンコールワットと同じく、「ガイア幻想記」というスーパーファミコンのゲームに出てくるんです!
これこれ!
万里の長城は本当に長くて、色んな観光地がある。
僕が行きたかったのはあまり人が寄り付かないところ。
それが悲劇の始まりでした。
初の電車。たったの1時間。
薊県南駅(けいけんみなみえき)。
ん?何もない。
外が真っ暗で、目の届く範囲に灯りが見えない。
ただ駅があるだけ。
「あ、そう!」と思いましたね。
日本ではないじゃないですか。駅降りて何もないって。何もないのレベルが違いすぎる。
焦りまくって駅員さんに色々聞くけど、英語が全く通じない!
そうです。中国は英語が全く通じないことが多い!
しかも駅員さんは「何やってんだよ~」みたいな感じです。
何が起きているかも分からないまま、怪しいバンがやってきてそれに乗れと。
これが本当に怖かった!
しばらく何もない道を走り、運転手と会話もできず、僕と友人の2人はバンで山の方へ連れられていく。
中国の広さは日本の感覚では想像できなかったんです。
何もないとはこういうことか。
ここで死んでも、誰も気づかないし見つかるわけがない。
世界は広いですね。常識が壊れてよかったです!
で、着いたのが高級ホテルー!
もう金を惜しむつもりはありません。
もう時間は深夜。部屋に飛び込み、白目をむいて倒れました。(笑)
そしてこのホテル、なんとシャワーが水しか出ませんでした。
この日の日記に「パンツとTシャツ死んでいた」と書いてありますが、もはや何のことか分かりません。
混乱の具合がよく分かりますね。
現地の人からすれば、勝手に怖がって勝手に安心したおバカな日本人ですね!
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万里の長城
一夜明け、ここは中国の北の方。かなり田舎です。
本当に、良い人ばかりでした。
聞く人聞く人、みんな親切に教えてくれる。
行き方を聞いて、いざ万里の長城へ。
山!ですよ。
これを登っていくわけですね!
このころ「キングダム」はなかったですが、まさにそんな世界です。
ここにくるまでにたくさんの動物を見ました。
ロバ、水牛っぽいやつ、馬、ラクダ!ラクダいるのね!
そして登り方が決まりました。
スーホ!
馬って、登るの得意なんですね!
平原を走るイメージしかなかったんですが、グングン登りますよ。
キングダムでも崖をガンガン降りてきますよね。
登り切った先には、絶景。
どれだけ続くのか。どこまでも続いていく長城。
切り立った山々。
ななめに突き出た断層。
こういう場所です。
自分をスッカラカンにしてくれる場所。
自然と、過去の人の想いと、自分の想いと、全部が混ざっていく感じ。
ここに来るまで、勝手にたくさん苦難がありました。
・日本海の大型船
・天津の寒さ
・バンで連れ去られる
いやほんと、勝手にやられて勝手にビビっただけなんですけどね。
それだけの価値がある風景でした!
帰りに見た動物は、ヤギ、ブタ、アヒル。
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旅の歯車
この日のうちに、北京まで戻ることができました。
良い人ばかりで、親切に行き方を教えてくれたので。
路線バス、長距離バス、地下鉄。そして宿もすぐ見つかる。
とんとん拍子に行くときは行くもんですね!
うまくいく時、そうじゃない時。
気分も上がったり、下がったり。
どうしようもない時、それでも何とかなった。
1人じゃダメでも2人なら。
2人じゃダメでも誰かがいたら。
色んな力が歯車を回す。
とんとん拍子の時はさらに加速する。
旅が気づかせてくれるものは、やっぱり大切だな~!と再確認しました。
さて、長くなりそうなので今回はこの辺で。
中国の旅はまだ続きます。
旅の前に退職するなら