自分のキャリアにおいて大事な瞬間ってありますよね。
仕事を辞める決断や辞める前に異動を申し出たい時など。
そんな時には我慢しないでしっかりと自分の意思を主張しましょう!
ついつい周りに流されたり我慢しちゃう人は、「寄せる」と気持ちが楽になる!
「ここぞ」という時は自己主張しよう!
『自己表現』と『自己主張』強みと弱み
人が何かを決断する時、行動特性がかなり影響しています。
例えば、 思っていることを表現するときにストレスを感じる人と感じない人がいます。
また、自分の主張を通すことにストレスを感じる人とあまり感じない人がいます。
『自己表現性』
感情を他人や世界に対して発信したいエネルギーの強さ
【左寄り】もの静か
【真ん中】控えめ
【右寄り】活発な表現
『自己主張性』
自分の考えや意見を他人に受け入れて欲しいと感じる頻度およびエネルギーの強さ
【左寄り】平和的
【真ん中】対抗してみる
【右寄り】主導したい
自己表現性が左寄りの人は、一人で集中して仕事をすることにはストレスを感じませんが、 自分の意思表示をする時には及び腰になる。
自己主張性が左寄りの人は、自分の意見よりも周囲の意見を大事にできますが、自分の意思を通さなければいけない時にはかなり勇気がいります。
特性は、強みと弱みが表裏一体なんですね。
特に“流されやすい”行動特性
特に周囲に流されやすい行動特性は、『自己表現性が左寄り、自己主張性も左寄り』それともう一つ『柔軟性が右寄り』という特徴があります。
柔軟性が右寄りだと変化を好む傾向が強くなるんですが、今回この話は置いておきましょう。
行動特性は基本的には得意な部分で働くのが一番です。
無理に変えようと思ってもストレスがかかっているので長続きしなくなってしまう可能性があります。
しかし自分にとって大事な時ぐらいは自分で意思決定をして欲しいんですね。
なので今回はそんな時に気持ちが楽になる方法をお伝えしようと思います。
大事な場面では自分の意思を貫け!
大事な場面というのは、例えば転職を考えている時。
会社を辞めたいと思っている時などです。
自己表現性が左寄りの人は、自分が転職について悩んでいることを周囲に言えなかったりします。
また、自己主張性が左寄りの人は、上司から「もう少し続けて欲しい」と言われた時に自分の意思を通しにくくなってしまいます。
結果、本当は「この会社ではもう学べるものはない」とわかっているのに同僚や上司の言うことに流されてだらだらと仕事を続けてしまったりします。
これが良い方向に向けばラッキーなのですが、大事なのは『流されてしまっている』という事実。
キャリアは自分だけのものでありその主体は完全に自分にあります。
自分にしか決められない人生を、自分で決断していく力がキャリアプラン能力と言えるんです。
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行動特性上のマイポジション
“そうじゃない人”がたくさんいる
では、どうやったら決断の時や自分の意思を主張する時に気持ちが楽になるのかと言うと、 まずは「“そうじゃない人”がたくさんいるんだ」と認識することです。
“そうじゃない”とは自分とは違うという意味。
自分が自己表現性左寄りだったら、大きく分けて社会全体の1/3の特徴を持っています。
つまり、その他2/3の人たちは自分よりも表現を多くしているということです。
自己主張性も一緒。
自分が左寄りだったら、社会全体でみるとその他2/3の人たちは自分よりも主張をしています。
ポイントは自分よりもストレスなくそれをやっているということ。
普通にやっているということです。
自分と違う”そうじゃない人”は、自分よりも楽に、むしろ好んで・望んで表現や主張をしている。
転職や離職などのキャリアの重大な局面。
他の人に流されている場合ではない瞬間があると思います。
そんな時は、『ほとんどの人は自分よりも気楽に主張してるんだな』と考えましょう。
そう、主張しないのがもったいないということです。
右寄りの人なら、そう悩む間もなくすでに主張しているはずですから。
「寄せる」
『自己表現性』【左寄り】もの静か
『自己主張性』【左寄り】平和的
の人の場合。
「自分の意思を通さないといけない!」と感じる場面では、『右に寄せ』ましょう。
右寄りの人だったらどうするかは分かるはずです。
自分そうなったつもりで、一瞬だけでいいので右に寄せてみてください。
ただし、その時だけでいいんです。
きっとストレスがかかりますよね。
主張する時には、かなりの勇気が必要になると思います。
応援しているので、大事な時は頑張って主張してみましょう。
その他、いつもの仕事や生活の中では、自分らしくいてください。
その方が成果も出やすいですし、ストレスなく働けます。
「いつもは左寄りだけど、今回は頑張って右に寄せよう!だって他の人は気楽に主張してるんだから。」
自分の立ち位置が分かれば、コントロールも出来るようになります。
自分らしくいる時と、ちょっと頑張る時を使い分けていきましょう。
ストレスのかかる行動をするときには、誰かに背中を押してもらうといいですよ。
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