辞めていった人のホンネと建て前

仕事辞めたい

辞めていった人のホンネとタテマエ

2019年7月14日

退職を考える理由は大きく二つあると思います。

①さらなるステップアップ

②会社に不満がある

そして多くの場合、②ですよね。

 

今回は、実際退職した人たちのホンネはどうだったのか。すべて事実をお伝えします!

本当のことを言って会社を辞める人はごくわずかです。なぜ、言わないのか。

それは、ほとんどの場合“人間関係”が原因になっているからなんです。

人間関係が原因だった事例集!

 

「家業を継ぐことにしました」

家業を継ぐことにしました

とっても“あるある”なこの理由!

彼は退職を考え始める時から伏線を張りはじめました。

「ちょっと家でゴタゴタがあって」

「忙しくなりそうなんだよなぁ~」

という具合に。

 

退職後実際に家の手伝いをしていたので嘘ではありません。

ただ今思うと、本人も意識しているかわからないうちに辞める理由を作ろうとしていたように思います。

私は彼と仲が良く、よく一緒に会社で面白い企画を思いついては笑いあっていました。

普段はとても前向きで、いつも笑顔。人の嫌がることはせず、叱るべきときは叱れるタイプ。

部下のために会社にもものを言う。部下からはアニキ的存在として慕われていました。

私と同じ田舎暮らしなのに江戸っ子のような性格で、曲がったことは大嫌い!という気質の持ち主でした。

 

ある時から彼は、少し後ろ向きになってしまいます。

こんな会社にいたくないなぁ・・・と思い始めていました。

 

会社に言っていない、彼の本当の退職理由は・・・

 

ホンネ

自分が助けたはずの上司が自分を助けてくれなかった。

以前彼は、自分の上司がしたミスをかばうように手を尽くしたことがありました。

彼はその上司を慕っていて、信頼関係があったように見えました。

 

しかし、彼自身がある疑いをかけられたときに、その上司はかばうどころか疑わしきことを社長に報告していました。

結局疑いは晴れたのですが、信頼関係は取り戻せませんでした。

しばらくした後、やっぱりこの上司の元では働けない!と決断を下し退職しました。

 

最後まで彼はその上司の悪口を広めることなく去っていきました。

送別会にもその上司が来ていたので、心境は複雑だったことでしょう。

ポイント

上司を信用できないことは部下にとって大きな退職理由になる

 

「以前から友人の会社に誘われていて」

彼とも仲がよかったです。

人当たりがとてもよく、面白いタイプ。

 

よく面白い遊びを開発しては試し、修正してはまた試し。

そういえば一緒にマジメに働いた記憶のほうがあまりないです!

 

しかし一本筋の通った人間でした。

しっかり自分を持っていて、どこででも生きていけそうな安心感がある。

コミュニケーション能力が異常に高く、好感度抜群のキャラでした。

 

会社側から見ると、おちゃらけているところや本気を出さないところがマイナスに映っていました。

チクリチクリと自分のやり方を否定され、少しずつグチが増えていきます。

積み重なったものが限界近くに達したときに、あっさりと退職してしまいました。

 

ホンネ

社長が人として嫌いでしょうがない。疑問には思っていたが確信した。

彼は“まっすぐぶつかってきて欲しい”直球タイプです。

しかし社長は彼のひょうひょうとしたコミュニケーション能力に物怖じしていたように見えます。

回りくどく、傷つけないように気づいてもらおうとしていた。

これが逆効果でした。

 

最後のほうは仲のいい人に、「もうほんと無理だわ」とか「直接言えばいいじゃん」と発言するほどでした。

これはもう性格の問題ですね。その対象が社長であった場合、社員としては絶望に近いものを感じます。

ポイント

社長との性格の不一致は致命的

 

「この会社では評価されない」

この会社では評価されない

新卒で入社した彼は、三年経たずに辞めてしまいました。

頭脳明晰で、テキパキ仕事をこなせるタイプ。

課題は頑固なところ。指摘を受けてもすぐには真に受けず流してしまいます。

 

就職活動をしているころからの付き合いで、他の内定先よりウチを選んでくれたこと。

説明会のときなどは全然会社に興味なさそうだったのに。

そんなことを思い出すと、採用担当側としては責任を感じます。

 

ホンネ

この上司では自分を正しく評価できない。上司は自分よりも下。

上司の未熟さゆえに、評価が不十分だったことが原因です。

評価とは、何も賞や報酬だけではありません。

承認だけでも立派な評価。これを十分にされず、指摘ばかりされたため嫌になってしまいました。

 

また、この上司自体も20代で若く、頭脳明晰の新卒の彼は上司を見下していた節がありました。

「褒めることもできない上司」と言っていました。

どちらが悪いとも言えませんが、やはり上司がしっかりやらないといけませんね。

しかし部下に謙虚さがないと、上司も願い下げだ!になってしまうのが現実なので注意が必要ですね。

ポイント

尊敬されない上司はいずれ部下を失望させる

 

「上が詰まっているので」

上が詰まっているとは、すでに役職のポストが埋まっていて上司が抜けない限り自分が昇進できない状態です。

 

彼は新卒入社で出会ったころから出世意欲が高く、3年以内に中間管理職になるという目標を持っていました。

だいたい入社して一年目は思っていたようにいかずモチベーションもすぐに落ちるものですが、彼は一定以上を保ち続けます。

入社してからの評価はそこそこ。一緒に入社した同僚の中では上位の出世候補者に入るぐらいでした。

 

しかし、現実はそううまくいきません。

なかなか“タイミング”が来なかったのです。

 

タイミングとは、例えば業務拡大による役職の増員や上司の退職などです。

運悪く逆に縮小傾向の部門にいたこともあって、評価はされていてもすぐに昇進できない状態でした。

 

彼はサッカーをやっていたこともあってかイケイケタイプ。

思ったことは言わないといけないという性格です。

入社2年目の中間に差し掛かるあたり、手ごたえを感じている彼は業を煮やし上司に聞きます。

「僕はどうやったら上に上がれるんですか?」

上司は「今はタイミングじゃない。我慢の時期だ。」と答えたそうです。

 

さて、私のいた会社では社員の最終面接は社長です。

彼の目標である“3年以内に中間管理職”は、その最終面接で誓ったものでした。

他の内定も取った中、一番早く一番給料を稼ぐために入社。その希望を持って一生懸命働いていました。

そこで社長と話がしたいと思い、直接アポを取ります。

 

しかしこれがなかなか調整できなかった!

社長は忙しいものです。予定した食事を、2度キャンセルされてしまいました。

今思えば不運ですね。これが調整できていれば結果は違ったかもしれません。

 

3度目のアポを取ろうとすることはなく、彼は3年目に入る前に辞めてしまいます。

 

ホンネ

社長は自分のことを見てくれていなかったんだと気づきました。

「社長、僕から逃げてますよね」と言ってしまうぐらい、すでに信用を失っていました。

 

他の新卒からすれば気が早いです。

しかし、彼からすれば入社したときの約束を失ったのです。

 

こうも言っていました。

「目標どおりにいかないのは別にいいんですよ。でももう社長を信用してないので、この会社にいてもしょうがないです。」

明確に目標を立てられる人ほど、切り替えも早いものですね。

 

ポイント

食事などの小さな約束も、何度もキャンセルされたらどんどん距離は遠くなる。その分しっかりケアをしないと取り戻せません。

 

入社のキモチと退職のキモチ

いかがだったでしょうか?4つの事例のどれもが、上司との関係

上司は本当に気を遣わないといけないものです。

「そこまで出来ないでしょ~」って思う気持ちは分かります!

同じ人間ですからね。

 

しかし、出来なければより優秀な上司のいる会社に取られるだけです。

結果、会社には“社長以上の人間は残りません”。

 

入社時は誰もが希望を抱いてきます。

しかしここで4つの事例のようなことまで予測できている人は少ない。

意外とこういった人間関係、どういった人がいるかに関しては楽観的なんです。

 

退職時は当然、思ってもみなかったことに見舞われて辞めていきます。

思ってたのと違う。理想と現実のギャップというやつです。

 

この現実を打破できる人材は会社に残り、いずれはしっかりと給料がもらえるようになります。

しかし打破することがプラスなのかマイナスなのかはその人が決めることです。

 

ポイント

社長を見極めること

自分の会社人生、特に中小企業においては最重要人物です。

自分が信用するに足る人物なのか。

自分にとってメリットのある決断を続ける存在なのか。

数年後の自分と社長の関係性を想像してみましょう。

 

信じて入るのはいいが、信じすぎると痛い目を見ることがありますよ!

自分の人生ですから、社長に頼らず自分で決めていく覚悟を持ちましょう。

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宮内 利亮

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