コロナ後の就活

就職・転職ノウハウ

コロナ後【学生】の就活【企業】の採用活動は『散らす』と『壊す』①

2020年5月18日

アフターコロナ激変の採用市場。

22卒の学生はどう動けばいい?

採用したくても動けない企業はどうすればいい?

誰も見えない未来には、未来が見えない時のやり方が必要になる。

学生は『散らす』、企業は『壊す』

だけど僕は、そんなに特別なことだとは思わない。

ただ時代が早く進んだだけなんじゃないか?と。

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①学生は目線を散らせ!

遅かれ早かれ、今の就活の常識は崩れると思っていました。

すでにナビ離れも進み、インターン主体に変わりつつある。

しかし、収益構造が変わってしまうために変化は遅かった。

学生は周りをよく見ること。視線を散らすことがポイント。

 

【地方へ散らせ】地方の優良企業はある

まず目線を散らすべきは『地方』です。

「え?地方なんて仕事ないじゃん!」と思っていませんか?

 

たしかに、ナビばかり見ていると極端に少ないと思います。

なぜ少ないんでしょう?

  • 都内ほど人材が入れ替わらない。
  • 働き方に余裕がある。
  • 東京の企業と人材の取り合い合戦をしたくない。
  • 全国規模の採用市場では金がかかりすぎる。(かけなくても採れる)

 

つまり、地方の優良企業ほどナビを使う必要がない。

これはミスマッチの原因にもなっています。

 

不人気で採用が厳しいほど、お金をかけて採用しないといけない可能性は高い。

学生は限られた、“金をかけてでも採りたい”企業しか見ることができない。

 

人気企業や大手は、ナビにお金を使うことぐらい何でもないですから、必ずと言っていいほどナビにいる。

当然学生は集中してしまう。

「人気企業や大手しかない」という大手志向の出来上がりです。

みんなが見ている場所から視点をずらせば、もっとたくさん会社は見つかります。

 

【サイトを散らせ】集約していると思わない

「何百万というお金をかけてでも載せたくはない」という企業はどうやって採用活動をしているか?

まずはホームページですね。

 

ホームページは事業活動に使うためにほぼすべての会社が持っています。

ついでに「採用情報」を載せるんですね。

人気企業ならホームページだけで採用活動が出来てしまいます。

 

ちょっと注意してほしいのは、

お金をかけて「ブランディング」している所が自分にとっていい会社とは限らないということ。

HPの見てくれが悪くても優良な企業はある!

 

もうひとつは、成果報酬型求人です。

大手のナビに載っている会社と、エージェントや成果報酬型が扱う求人は違います。

ナビ(掲載課金)に載せるメリットが大きいのは大手。

応募数が限られる企業は、成果報酬型求人の方が一人にかける採用費用が抑えられる。

さらに採用工数を削減する企業はエージェントを使う。

 

なので、「ナビに載っている会社がすべて」なんてことは絶対に思ってはいけません。

そんなに綺麗に集約はしていません。

 

そして、ナビでない方が競争率は下がります

特に地方では集約型のナビなどからは目線を変えたほうがいいですね。

 

【業種を散らせ】激変する業界

次に『業種』です。

コロナによって激変するから?

違います。

 

確かに、コロナによって飲食店は大打撃だし、イベント関係も大変。

ではITがいのか?

確かにそれはそうなんですが・・・

自分に合った業種に早く巡り合うことの方が大切。

 

自分に合った業種はある程度予測はできますが、実際にやってみないことには確信には変わらない。

だから、今起きている事象だけで業種を限定しないほうがいい

業種を限定することは、自分の可能性を限定すること。

 

たとえば、飲食店やイベント関係がこの世からなくなると思いますか?

需要がある限り、そこで経済活動は生まれます。

各企業は、この騒ぎでライバルが減ることを狙っています。

 

さらに、IT関係は安全と言うのは本当か?

身に付けたITスキルが、AIが登場してすぐに役に立たなくなったら

 

これから必要なのは“変化に対応する力”です。

安全と思って気を抜いていた人が一番痛い目を見る。

安全を求める思考自体に危険をはらんでいる認識を持つ。

 

変化に対応する力は技術や自分の力ですが、

その大前提にあるのが仕事に対する興味です。

興味を限定してしまっては元も子もないですね。

 

【軸を散らせ】自己理解と自己分析の違い

会社の選び方で苦労する学生は多いと思いますが、やりたいことが明確なほど選ぶのも簡単になりますよね。

『業種』や『地域』の前にどうなりたいのか

持ちたい技術や力の前に何がしたいのか

 

永遠のテーマですよね。

学生さんはよく「自己分析」と言いますが、僕たちキャリアコンサルタントから言えば「自己理解」です。

 

言葉はどちらでもいいんですが、もう少し深く自分を見て欲しいんです。

自己分析は自分を『知る』こと。

自己理解は自分を『認める』こと。

 

就活における自己分析は、どんな業種に合っているか、どんな社風が合っているかなどがゴールになります。

「ここが合ってるかもね」で終ってしまう。

 

自己理解は、もっと過去の体験や感情から確証を得ていく。

知って、さらに納得して自分の在り方を認めるレベルです。

 

自分の在り方に自信を持つと、過去の軸がブレなくなる。

そうすると、未来の軸が枝分かれして可能性が広がることになる

「どう在りたいか」を認めれば、選べる職業は増える。

 

次回②企業は採用概念を壊せ!

次回の内容

  • 【一括を壊せ】戦わない採用
  • 【教育を壊せ】学生主体性へ
  • 【ナビ頼りを壊せ】分散=チャンス
  • 【コストを壊せ】金をかけない

次の回では、コロナ後の企業側のポイントをお伝えします。

アフターコロナの採用
コロナ後【学生】の就活【企業】の採用活動は『散らす』と『壊す』②

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宮内 利亮

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