新しい採用フロー

就職・転職ノウハウ

【新時代の採用】「内定フォロー」「新人教育」の意味と場所を変える

キャリアコンサルタントとして新しい時代と向き合い、採用コンサルとして企業の最先端の採用と向き合っていて感じること。

『採用フローを今までの常識で考えてはいけない』

時代は変わり、そろそろ企業の採用の流れと“学生自身”の就活の流れも変化の時!?

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リクルート的採用フロー

近年の採用フロー

「近年の採用フローを見直さないといけない。」

採用に携わっていて最近思うことです。

 

現代の採用フローは、リクルートがつくり上げてきた採用市場の流れが大きく汲まれています。

その基本流れはこうです。

①母集団形成

②会社説明会

③選考

④内定フォロー

①で応募者を集める。

②で会社の魅力を伝える。

③で学生を選ぶ。

④で教育を行う。

 

とてもシステマチックに組まれた、いい流れだったと思います。

会社側はこの通りに準備をしていれば、基本的には日本全国からマッチした人材を選べる。

学生側もこの流れに乗って就活をすれば、日本のほとんどの企業を見ることができました。

 

しかし近年、世の中の環境はめまぐるしく変わっています

システムの利点は効率よく採用活動ができること。

難点は、一度システムを稼働させると抜け出すのが難しい事です。

今は特に、時代の流れに合わない採用をしてしまっている企業・学生が多いのではないでしょうか

 

企業が基本を教育する

「社員教育」は今まで企業がやることという常識がありました。

学生のうちはまだ社会の常識を知らないから、それこそビジネスマナーから始める。

商材や業界についても無知な状態で当然。

 

学生側もそう思っているので、“入社前は今しかできない学生を謳歌する”という人が多いですね。

「必要なことは会社が教えてくれるんでしょ」ということです。

 

これはある意味、仕方のない事でした。

学生は学業が専門で、その学問というのは受験や専門知識に向かっていました。

いい大学に入っていれば、いい会社に入ることができ、将来が約束される。

「○○大学卒業」という証明書を発行することが第一でした。

 

なぜ、近年はそうではないと言えるのか?

もちろん、上記のような終身雇用が崩れたことが背景にはあります。

それと、今と昔の大きな違いはこれ。

 

学ぶ場がなかった

社会について学ぶ場がなかったんですよね。

先生は社会に出ているわけでもないし、社会の常識の専門家なんて学校にはいない。

今のようにインターンシップが充実していたわけでもない。

それにインターンシップの形すら、実際にはただの会社説明だったりします。

今までは社会について学ぶ場が少なく、企業が教育するしかなかった

 

システムのおかげで採用・就活のチャンスは広がったが、同時にシステムのせいで学ばない社会人になってしまったことも事実です。

終身雇用が生み出した社会人たちは、先進国の中でダントツ“自己啓発の時間が少ない”のです。

 

「学ぶことを知らない」

学びは勉強とは違います。

だからこそ、この課題解決のために我々キャリアコンサルタントが生まれ、キャリア教育が強化されたんですね。

 

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新時代の「内定フォロー」「新人教育」

即戦力と学生の二極化

じつはすでに、変わり始めている企業や学生はいると思います。

僕が支援している会社さんもそうですが、全く新しい雇用や採用の仕方がどんどん検討されている。

 

その中で、企業も学生も二極化していると感じます。

気付いた会社は「教育」から「責任(主体性)」に移行している

できる学生は学び始めていて、自ら即戦力化している

今までは「学生」ひとくくりだったのが、『即戦力』と『学生』に分かれ始めている。

ここで言う学生とは、社会が変わっているにも関わらず成長を会社任せにしようとしている学生のことです。

 

企業の中では『内定フォロー』や『新人教育』を根本から考え直さないといけないのではないでしょうか。

ふつうに考えて、教育は会社にとってはリスク

リスクを負ってまで社員を育てるのは、自社独自のノウハウで利益を上げ続けてもらうため。

終身雇用でもない時代なのだから、これは変わって然るべきですよね

 

企業も個人もお互いをWINWINの状態で利用し合い、成長し合う環境が求められています。

どちらかが足を引っ張っている場合ではないんです。

 

個人が基本を学ぶ

つまり、個人・学生が自分で社会の基本を学ぶ時代に突入したと思っています。

せめてビジネスマナーの領域に関しては入社前にクリアしていて欲しい。これが企業側の本音ではないでしょうか。

 

「なぜ今までは企業が教えてくれていたのに、若い人たちには同じように教えてもらえないの?」と不公平に感じる学生もいるかもしれません。

でも、時代は人口減少で各企業が生き残りのために必死です。

教育している時間が惜しいのは当たり前です。

教わる方、教える方の人件費がかかるのに、売りげは上がらないわけですから。

 

それに、人生100年時代に会社は個人のキャリアを保障してはくれません

キャリアの主体は会社から個人に変わる

自分のキャリアを会社任せにしていいと思っている人はいないはずです。

だから、自分で学ぶ姿勢が何よりも大切になってくるんですね。

 

そして最後に大事なこと。

今と昔の環境の違い。

 

“できる時代”

すでに時代は、学生が学べない時代ではないということです

誰でもすぐに、社会の基礎を学ぶことができる時代です。

 

インターネット社会がさらに進み、様々なコンテンツにお金という血液が流れることで、情報という資源が流出してきました。

例えばYouTube。

ほとんどのビジネスマナーや礼儀作法などの基本的なことは無料で十分学べます

しかも日本語でしゃべってくれれば、トップ講師の講座を全員が受けられます

そうなると、これは内定フォローや社内研修でやることではないと思いませんか?

 

最近は「それぐらいググれよ・・・」と思われることも増えてきました。

検索する力が求められているんですね。

これは言い方を変えれば、『自分で学ぶ力』です。

企業は『自分で学ぶ力』を持つ学生を採用しようとしている

できる学生は、すでに自分で学び始めている

 

学校では、学生に時間を与えることも必要ですね。

受験勉強ばかりではなく、社会への学びに時間を割く。

今までの採用フローに捉われていたら、大切な時流を見失ってしまうかもしれません。

 

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宮内 利亮

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