ダンゴムシの修正とキャリア教育

こどもたちへ

【キャリア教育】「動物のアルゴリズム」を見た先に広がる世界!

みんな大好き「ピタゴラスイッチ」で「動物のアルゴリズム」というのを見ました!面白いですね!

ダンゴムシは左右交互に曲がる・・・

『へえ~!』『なんで?』『なんのために?』

その先に広がる世界にも、手を伸ばせばすぐに届く

キャリア教育は進化する。

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「動物のアルゴリズム」の先の世界

ダンゴムシは交互に曲がる

今日たまたまNHK教育テレビを見たら、「動物のアルゴリズム」というのがやっていました。

アルゴリズムといえば体操じゃなかった~!?

子供も大きくなったのでしばらく見ていませんでしたが、動物の規則性なんて、すっごく面白いじゃん!と思いました。

 

今日やっていたのは、「ダンゴムシは左右交互に曲がる」というもの。

迷路にダンゴムシを入れると、本当に見事に左右交互に曲がっていくんですね!

 

「え~!なんで?何のために?」と思いませんか?

 

ググればすぐに理由が分かる

「交替性転向反応」と言うらしいですね。

天敵からより遠くに逃げるためとか、色々書いてありました。

たぶん正解なんでしょう。

 

で、ここからが今日改めて感じたことです。

ググれば何とも簡単に『なんで?』の答えが見つかる

ほんと、昔に比べて格段に便利になったよな~と。

 

そりゃあ知識を売ってた人は売れなくなる。

人の知識や世界の情報はあっという間にデータとなって記録され、よほどのことがない限り消滅することはないでしょう。

加速度的に『正解の数』は増えていき、みるみるうちに世界の姿が丸裸にされていく。

 

仮説は検証され、真実にたどり着き、疑問のままの疑問なんて生活しているうえであまりないのではないか。

 

「なんでダンゴムシは左右交互に曲がるのか?」この疑問を持った時、昔ならどうしていたか?

大切なことはここです。

小さな疑問を感じた時に、昔なら・・・

『そんなの分かるわけないし、どうでもいい』と思っていませんでしたか?

だって、そんなことを調べようと思って図書館に行ったり専門家にアポを取ったりなんてしなかったでしょう。

 

子どもを取り巻く今昔

昔はダンゴムシが左右交互に曲がるなんて聞いても、そこから先の正解は遠かった。

いまは疑問を疑問のまま終らせなくて済む時代になったんですね

スマホひとつあれば、どこにいても今すぐに正解を導き出せる。

情報資源はみんなのものになってきた

疑問を持ったら思考を深められる世界になった

「分からない」のまま終わらせるなんて、すっごくもったいないと思います。

ただし、もしかしたら“仮説を立てる思考”は弱くなったかもしれませんね。

 

何でもすぐに正解を探すために、検索する力が大切。

そして仮説を立てる力が弱くならないようにすることも大切かもしれません。

 

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教育は同じでいいのか

検索リテラシー

そうすると、子を持つキャリアコンサルタントとしては思うわけです。

教育はこのままでいいのか!?

キャリア教育の中には、このような時代に合わせたやりかたというものが必要なのではないかと。

 

例えば検索をする感覚的力。「検索リテラシー」とでも言いましょう。

情報はネットに眠っていますが、それを引き出せないと意味がないですよね。

情報が眠っている場所や情報の引き出し方が感覚的に分かる力が必要

 

ダンゴムシが左右交互に曲がる理由は、ブログ、動画、昆虫アプリ、siri、どこから行くのが早いのか?

また、キーワードは何がいいのか?「ダンゴムシ 左右」なのか「ダンゴムシ 左右交互 理由」なのか。

 

これが感覚的に分かるかどうかで、正解にたどり着くスピードは全然違いますよね。

昔から「あ」と言う字を書いている私たちは、わざわざ考えながら「あ」を書きません。

何も考えずに書けるようになるまで習慣化されているからです。

それと同じように検索も自然にできることが、これからの時代は大切なのではないでしょうか。

 

情報の信ぴょう性

それから、いつもネット上の情報に触れていると「あ、これは嘘っぽいな」ということも感覚で分かるようになります。

誇張された広告や漠然としたうたい文句に警戒心を抱く人は多いでしょう。

「ガンが治る」と書いてるだけで、疑いから入る習慣がいつのまにか身に付くと思います。

ネット上の危険を回避する能力も必要

 

若くネットリテラシーがある人は、振り込め詐欺などには引っかからないはずです。

でも全くそんなことを経験したことがない人のスマホに「申し込みが完了しました」なんて来たら、どうしたらいいか分かりませんよね。

子供にも早めにこういったことは教えたいものです。

 

「真実か分からない情報もいっぱいあるんだ」

これを前提にしている人は強いと思いませんか?

教育で言うところの、『健全な批判力』です。

 

何でもかんでも信じて情報に踊らされることに、現代人は辟易とし始めています。

そして、誰かがつくった常識から抜け出せる人が、新しい時代を先頭に立って切り拓いていくんです

 

自分の答えを考える習慣

インターネットは、本当に人類を飛躍的に進歩させたと思います。

たった一人の人間が世界にたどり着けば、それは人類全体の知識になる。

 

そんな世界がつくり上げる思考習慣は、深い正解を知ろうとする探求心。

本質を知ろうとする力。

ウソに惑わされずに自分の答えを持つ力に優れた人を生み出していくのではないでしょうか。

ほとんどの真実にたどり着けなかった時代ではなくなったんです

 

自分の答えを考える習慣

これが最も大事だなと、ピタゴラスイッチの動物のアルゴリズムを見て思った次第です。

 

ダンゴムシが左右交互に曲がる理由に正解はある。

だけど、正解と答えはちがう。

答えとは、自分は何を思うのか、何をするのか、など自分の中にあるものです。

それに対する自分の答えは何でもいい

「自分も左右交互に曲がりながらキャリアを形成すれば、早く独自のキャリアが築けるかも」

「南から入った迷路で左右交互に曲がれば、西か北にしか進まないぞ」

「他に同じ習性を持つ動物の天敵と、ダンゴムシの天敵は似ているはずだ。だって同じ逃げ方をするんだから」

答えに間違いはありません。

言うなれば、自分の世界を形成する力です。

 

子どもが何かに疑問を持ったら、検索する前に仮説を立てさせるといいかもしれませんね。

「なんで左右交互に曲がるんだと思う?」

自分なりの考えを持ってから正解を検索する

仮説と検証、仕事に必要なプロセスです。

 

答えは大人が持っているものでもなんでもない。

社長や先輩が持っているわけでもない。

自分の人生の答えは自分で持つ。

これは素晴らしい人類の進化ではないでしょうか。

 

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宮内 利亮

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