子供に教えたい!キャリア教育

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子供に教えたい!【キャリア教育枠】社会で使える知識やスキルとは

子供に教えたい“社会で使える”こと。

「キャリア」は人生の道であり、キャリア教育は生きる力を養う教育です。

現在の社会で起きていることをもっと早く子供たちに教えられたら、社会人への移行はもっとスムーズになる。

意外とみんなが知らない社会とは?

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情報の偏りをなくしたい

子供たちには、社会で起こっていることをなるべく早く教えてあげたい。

今の社会は意外と不平等で、一番の格差を生むのが“情報”です。

 

「もっと早く知っていたら・・・」

「そっち側になれていたら・・・」

社会に出て10年以内に気づければ早いほうで、ほとんどの人は気付いたころにはもう遅い。

出来ることなら、学生のうちに知っておいてほしいですよね。

 

では、どんなことを子供のうちに学べるでしょうか?

小学生の子を持つ親として、キャリアのプロとして、今の社会を見ていて考えたことをお伝えします。

 

子供に教えたい!【キャリア教育枠】

都市部と地方の情報格差

まず、「情報には差があるぞ!」ということを伝えたい。

 

たとえば、グローバルになったとはいえ、都市部と地方の時間の流れは全く違います

都市部には案件が溢れかえっているので、次から次に処理していくようなスタイル。

打ち合わせは要点を捉えて簡潔に、時間を奪い合っている意識を持つようになります。

地方では案件が少ないので、一つ一つを大切にします。

じっくり打合せをし、成約率を上げるようなイメージです。

 

数の都市部、深さの地方。

自然と情報の回る場所は都市部になります。

都市部で当たり前になっている手法も、地方では取り入れられていないことが多い。

都市部と地方の情報に格差があることだけでも知っていると全然違う

 

反面面白いのが、改革は地方から生まれやすい。

案件が少ないなかで稼ぐために、新しい改革が生まれることがあるんですね。

 

ジョイントベンチャー

次に、会社の中だけで完結することだけが方法じゃない。

「手を組むことで新しい価値を生めるぞ!」と伝えたい。

 

おそらく社内にずっといたり地方にいたりすると、ピンと来ないことが多いです。

何も出資することだけがジョイントベンチャーではないと思っています。

戦略的提携を活用して、より大きくより新しい仕事を創造できる。

社会の中の自分の役割も認識しやすい。

 

何と何を合わせたら新しいものが生まれるのか?

まるでゲームで調合したり育成配合したりするように。

子供のうちから新しい価値の生み方を体験していたら・・・

 

各職業の市況

社会人であっても、自分の業界以外のことはあまり知らないものです。

転職する時に初めて考える場合も多く、職業選択においては弊害となる。

「今の各お仕事はこうなってるぞ!」と伝えたい。

 

時代や景気によって、どんな職業が有利でどんなスキルが必要でということは変わる。

決して一律・永遠ではない。

今の市況がどうなっているか、過去にどうだったかを知ると“変化”がある事が分かる。

変化に対応するためには必要な前提。

 

「公務員になれば安泰だ」

これはいつの話でしょう?

そしてどの公務員でしょう?

 

無くなる仕事のスキルを磨いても仕方ないし、せっかく夢を描いたのに「いざ社会に出たらそんな職業はない」では可哀そうすぎます。

昔のままの市況感ではいけないし、今だけの市況感でもダメですよね。

 

常識を疑う

これは大きな話になりますが、「常識なんて真実かどうかわからんぞ!」と伝えたい。

2019年ベストセラーになったビジネス本のファクトフルネスは、まさにそういったことを社会人に伝えているものです。


FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

実は僕の子供の先生はこの方を持っていたそうで、それを聞いたらなぜか安心しました。

「常識だと思い込んでいる大人」が教えることは、同じように常識を思い込ませてしまいますからね。

 

だけど、そんなことは社会に出たら仕方ないし、人それぞれ価値観があって当然です。

情報を受け取る側に、惑わされない認識力があればいい。

回ってきた情報をどう処理するかで大きく変わる。

 

上手くいっている人は常識の中にはいない。

「常識は誰かの都合で作られたものだ」と思っていれば、健全な批判力が身に付きます。

 

コミュニケーションスキル

とにもかくにもこれは大事ですよね。

「こうやってコミュニケーション取るといいぞ!」と伝えたい。

 

よくある勘違いで、「SEやプログラマならコミュニケーション要らないから自分に合っている」ということ。

全然違います。

ほとんどの仕事は一人では意味が無くて、仲間やお客様がいるから成り立ちます。

お客様の意図を汲めるのが一番腕のいいSEですよね。

 

コミュニケーション能力は社会で必ず必要。

それは学生時代のものとは異なる。

 

そうなんです。

学生時代におとなしかったからといって、コミュニケーション能力がないとは言えない。

そこで自信を失うのが一番の問題です。

社会人には社会人のコミュニケーションスキルというものがあるということを教えたいですね。

 

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商談

コミュニケーションスキルに近いもの。

「商談はこうやってするんだぜ!」と伝えたい。

ジョイントベンチャーとコミュニケーションスキルを合わせたようなものですね。

 

子供には早すぎるだろ!と思うかもしれません。

しかし、僕はそんなことないと思います。

(押し売り営業のやり方ではありません)

お互いに手を組んで利害関係を一致させるには、どんな落としどころがあるか話す訓練。

共に喜べる方法を探すこと。

 

若い社長さんたちなんて、ずっとこれの繰り返しですよね。

想像したら面白そうじゃありませんか?

子供たちが「じゃあ、この作業は僕がやります。それなら折半でどうでしょう!」なんて。

 

下手に腹の探り合いを学ぶより、まずは互いに利益を生む方法を探すことです。

 

ディスカッション

ディスカッションには大きな力があります。

「どれどれ、もっと聞かせてくれ!」と言いたい。

 

意見には正解と間違いがあるという思い込み。

確かに点数を取るには大事ですが、社会で価値を生んでいくには邪魔でしかありません。

意見に正解も間違いもなく、全てを出してすり合わせることでよいものが生まれる。

自信を持って突拍子もない意見を言えばいい。

 

否定や嘲笑をしてしまうから、自分の意見を抑えてしまうんですよね。

だけど、否定するな!笑うな!なんてぬるすぎます。

そんなことしたら、社会に出てライバルに否定された時に負けてしまいます。

 

間違いも正解もないことを知る。

そのうえでなら、否定は自分の間違いを指すものではないと分かる。

ディスカッション慣れしていると、自分の意見をどんどん言えるようになり、結果自分の所属する組織も良くなることを実感できるはずです。

 

掃除とあいさつ

最後に、当たり前のことを高いレベルで出来る社会人にしてあげたい。

「掃除とあいさつを徹底しなさい!」と伝えたい。

 

正しい歯磨きを子供のうちから習慣にしていると、虫歯になりにくくなります。

同じように、当たり前のことが高いレベルで習慣化されていると、良いことがたくさんあります。

頑張らずに高いレベルで出来る社会人になれる。

人として大きく成長する。

 

社会人としての目的は、単に稼ぐためだけにありません。

仕事を通して幸せになっていくことに価値があります。

 

当たり前のことが突出して高いレベルで出来る人は、必ず良い仲間・良い仕事・良い生活を呼び込むものです。

ここを疎かにすると、一時期稼げたとしても人生の幸せとは遠くなることが多い。

 

人として成長することは、当たり前のレベルを上げること。

 

子供のうちから、そういう教育をしたいな~と思います。

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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