コロナの影響もあり、新卒採用には変化が訪れている。
特に求める人材がどのように変わったのかを知っておくことが大切です。
同時に、変わらずに採用される人材の特徴も。
VUCA時代&コロナで急激に変化する新卒採用市場!
そしてまだこれからも変わる!?
新しく求める人材
不確実性の時代といわれる「VUCA」と、「コロナ」による急激な変化の中。
それでも新卒一括採用の手法はまだ残り続け、その中で就活しなければいけない状態は続いている。
『企業が新しく求める人材』とはどんな人材だろう?
『特技』スペシャリストへの高額報酬
世の中の変化はコロナで加速されたものの、基本的には来るべくして来ている。
要因は「テクノロジーの進化」です。
社会は抵抗のしようもなく変化し続け、"テクノロジーに対応する力"が求められている。
最新技術に精通したスペシャリストを、どんなに高額でも採用したい企業が増えた。
アメリカからのGAFAの波は、採用市場にも押し寄せます。
IT企業であれば完全リモートの働き方にし、日本の優秀な新卒人材を採ることもできてしまう。
日本の企業とGAFAが優秀な人材を採り合う。
すでに日本の企業は研究職や技術職を中心に多額の報酬を新卒に設定し始めています。
昔のように、社会に出てからコツコツ修行を積むという社会ではない。
なぜなら、最新技術に関しては社会に出ている人も何の実績も持っていないからです。
『特質』何かの性質に秀でた人
もうひとつは、特別な性質を持った人。
これは特に何の分野という訳ではなく、何でもいいから何かに没頭したり、とにかく人たらしだったりすること。
何かに秀でた『特質』を持った人。
今まではどちらかと言うと、平均的にすべてが出来そうな人を求めている傾向がありました。
しかし現在の企業の多くは"平均値"を求めていない。
会社の中の構造も改革が始まっていて、マネジメント層がいらなかったり、ジョブ型になったり。
企業によって形を変え始めています。
「多様性」に会社の持続可能性を見いだすことが多いことから、"平均"よりも”特質”になってくるんですね。
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変わらず求める人材
時代が変わる中でも、企業の中で"変わらず重宝されやすい"人材の特徴があります。
好奇心
まず、『好奇心』がある人材。
何か会社が新しいことを始めようとしたときに、少なくとも抵抗勢力にはならなそうですね。
しかも、仕事にワクワクして取り組んでくれそうな期待が持てます。
優秀な人なら、新しい風を会社に吹き込んでくれるかもしれない。
もし逆に、会社が何かを変えようとしたり始めようとしたとき、いつも反対したり動きが遅かったりする人材がいると、会社としてはひと手間かけることになってしまう。
それはそれで会社の成長には必要なことではありますが、現代社会ではスピードを求めている会社の方が多いはずです。
特に中小企業やベンチャー企業では、社長自身が好奇心旺盛な人が多いですね。
社風や人間関係的にもマッチしやすくなるんです。
立ち上がり力
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、『立ち上がり力』も求める傾向が強い。
違う言葉では、「チャレンジ精神」とか「ストレス耐性」とか「回復力」とか「鈍感力」とか言う会社もあるかもしれません。
何か失敗した時に、へこたれて「自分はダメだ~」と行動を止めるのではなく、それでも行動を続ける人。
もしくは、『失敗することに慣れている人』です。
今までより社会は不確実性を増し、ロジックが通用しなくなったり、計画が破綻したりすることは普通になってきています。
つまり、失敗の重さがとても軽くなってきている。
失敗はマイナスではなく、価値として受け入れる企業も増え始めました。
でも学生側はそんなこと知らないですから、真面目な人ほど「ダメだ~」となり勝がちです。
その人がダメなのではなく、時代が変わりすぎてきているんです。
「立ち上がるほど転んでいない」と分かる力かもしれませんね。
誠実さ
これは永遠とも言えるのかもしれないですね。
『誠実さ』です。
人が人である以上、どうしても人間関係の根っこになるものだと思います。
会社の中では、「あの人は悪いことをしている」と分かった瞬間、その人を敬う気持ちは失われてしまうでしょう。
どんなに実績を残せる人であっても、周囲の人はその人を認めない。
時代はジョブ型になり、色んな人の特技や特性が認められるようになってくるでしょう。
その中で、人道に反する人ももしかしたら尊重されるかもしない。
でも、はっきり言います。
絶対にそれは長続きしません。
なぜなら、全ては本質に向かって変わっていくはずだからです。
多様性が受け入れられるのが人間としての本質的喜びだとしたら、もっとその奥に誠実であることによる信頼関係という本質があります。
もしも法律がなくなった後も、この法則だけは続くと信じています。
変わる採用(子供のキャリア教育)
それから、キャリア教育をする上で気を付けないといけないのは、さらにその後の社会の変化です。
例えば、コロナの影響もあり『学生時代の実績』を積めなくなってきました。
面接でアピールできることがない・・・だとしたらどうするか?
それから、業務委託という働き方が増えるにつれ、『正社員の意味合い』が変わったり。
『会社のカラーがはっきり』していったり。
対応すべき未来はこれからも押し寄せてくるんですね。
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