ICT教育

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キャリア教育『個別化教育』への意識改革が必要!?ICTにも可能性

キャリア教育において叫ばれている『個別化教育』のためには、学校・先生・親・社会人すべての意識改革が必要だ。

ICT教育にはその可能性があるにも関わらず、なぜ進歩が遅いのか?

そこには目指す方向への本気が伝わらず現実が動かない構造がある…。

ICT教育の可能性

ICT教育には意識改革が必要

Information and Communication Technology(情報通信技術)=ICT

パソコンやタブレット、インターネットを使った教育は、本当にその価値を発揮出来ているだろうか?

日本はコロナで一旦リモート授業が流行ったものの、いまは教室に戻って授業を進めている。

変更しようにも変更できない構造があるからですね。

 

ICTには可能性があるというか、他の可能性を見いだせないと言った方がいいかもしれません。

ひとつの可能性。

目的は、『個別化教育』です。

 

ICTはコロナなど学校に行けない時に活用するためのものなのか?

学校に行きたくない子のためのシステムなのか?

いいえ、もっと本質的に向き合わないといけない時代の背景があります。

特性を活かし、楽しく高い生産性の働き方をするための教育

 

時代は平均値をとっている人材よりも特化した人材を求めている。

AIやロボが事後とを肩代わりしてくれる未来で、人は個性を発揮して働くことが求められている。

その個性はどこで育むのか?どこで発見するのか?

その個性を伸ばすには、今の一律の教育でいいのか?

ということです。

 

先生が30人に教えるスクール形式では限界がある事は明らかです。

だからこそ、一人一教師(端末)、自分で選べる学習方法、AIがその子に合わせた学習の仕方を提案したりする教育の未来が目指される方向です。

リモートができることに価値があるわけではないんです。

 

本当に個別化教育の必要性を知っているか

この可能性を、本当に各学校・先生・親や社会人が知っているだろうか?

そもそも個別化しないといけない社会の構造を知っているだろうか?

「教育は今までのままでいいんじゃない?」と思っていないだろうか?

 

一律の教育はある程度成功、日本の生産性を押し上げました。

しかし、それは2段階前の時代の話。

社会ではすでに、“一律の教育のリスク”が露見し始めています。

 

「教えてくれないと始められない」

「やりたいことなんてない」

「自分に何が合っているのか分からない」

これは本人たちが悪いんじゃない。

“そういう教育を受けていない”から、そうなって当然なんです。

 

でも、時代は変わっていく。

子供たちは新しい時代に対応しないといけない。

そのためのシステムが整わない。

整わないのは誰のせい?

そう、我々大人のせいです。

我々がまず、意識改革をしなければいけないんですね

 

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キャリア教育『個別化教育』

特性ごとの違いを知る

まず、「特性の違いすら知らない」となると、誰にどんな教育が合っているのかが分からない。

そもそも、『個別化教育』の真意が分からないでしょう。

 

「個別化教育?ま、大事だよね」ぐらいの温度感です。

本当に特性の違いを知っている人なら、完全に自分事として捉えることができます。

「本当にさ、自分のころに自分に合った学習方法ができてたらどんなに良かったか。子どもには絶対自分らしくあって欲しいし、下手に強みを消してほしくないよ!」

と、危機感にも似た想いを抱くのではないでしょうか。

 

【分析型】【構造型】【社交型】【コンセプト型】

使っている思考回路が違うなら、記憶へのプロセスも違う。

現在のスクール形式は、直列収束型に向いた教育方法です。

(詳しくはオンラインサロンで書いてます)

 

置いて行かれている思考特性の子供たちが半分以上いるという事実を知っておかないといけない

 

【自己表現性】【自己主張性】【柔軟性】

この違いでも、状況に応じてかかるストレス量は違う。強みも違う。

落ちらが言い訳でもないのに、どちらかに寄せようとしていないか?

片方にだけストレスをかけていないか?

いま、そんな時代じゃなくなってるのに!です。

 

特性に刺さるコンテンツをつくる

ICTを駆使して個別教育を施すには、コンテンツもまだまだ足りない。

『システムの専門家×教育の専門家×特性の専門家』

少なくともこの3つの専門家の掛け合わせぐらいでないと、本質的な個別化教育のコンテンツは作れません。

 

しかもICTだけでも特性によって有利・不利が出てしまう。

それを補うための秀逸なコンテンツ作りが求められるため、簡単ではないのです。

過去に長い時間をかけて形成された教育現場の構造を、もう一度つくり変えるようなものです。

 

でも、現代は何もかもスピードが速い。

やろうと思えばできるのです。

なぜ出来ないのか?

それは、社会と教育の関係にあります。

 

問題意識を持っている人が改革に乗り出してどうなるか?

『失うものの方が大きい』んです。

 

何が足りない?現代のICT教育

現在のICT教育に何が足りないのか?

特性への理解も、コンテンツも足りません。

それ以前に、本気で改革しようと思ったら協力を得られるようにしなければいけないのに、その体制が生まれづらい構造をわざわざ形成してしまっている。

 

研究開発する時間も予算もない。

当然そうすると人材はいない。

端末などの形だけ整えて、肝心の『何がしたいのか』の部分の具体的施策が抜け落ちています。

 

このあたりへの想いはとても強いので、課題への問題提起や解決法をサロンの中で書いていきます。

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宮内 利亮

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