自分のキャリアの方向性

就職・転職ノウハウ

『どこに向かっている自分なのか』合わない仕事を続けて本当にいい?

「今の仕事は合わないかもしれない」そう思ったら、まず行動に移すこと。

すぐに辞めてもいいし、転職活動をしてもいい。

でもキャリアコンサルタントとしておススメしたいのは、まず『自分を知ること』です。

中でも自分の『方向性』を知ることがとても大切!

「合わない仕事」のデメリット

パフォーマンスが発揮できない

「この仕事合わないかもしれない」と思ったら、すぐに行動するべきです。

合わない仕事をやっていると、ほとんどの人が思ってる以上にデメリットが大きい

 

まずは何といっても、自分の本当のパフォーマンスが発揮できないことです。

人には思考特性と行動特性があり、自分の優位になっている思考特性を使う仕事をしていればストレスはあまりかかりません、劣勢になっている思考特性を使う場合にはとてもストレスがかかります。 

 

それから、能力どうこうというよりも"力を入れられないから"です。

力を入れないのだから、パフォーマンスが発揮されるはずもない

合わないということは、好きじゃないということとほとんど同じです。

 

その業界が好きであっても、その仕事が好きとは限らない。

その場合「この業界を辞めるのはもったいないなあ」と思うかもしれませんが、好きな業界の中の合わない仕事を見つけただけでも価値があるのではないでしょうか。

 

成長時間の効率が悪い

合わない仕事をしていると、モチベーションも上がらず勉強をしたいとも思えません。

本来一年間もあれば「このぐらいまでは成長できる」というラインを半分も進むことができない

 

夏休みの宿題を考えればわかりますよね。

あれだけの期間を勉強に費やせばかなりの成長が見込めますが、人は"やりたい"と思わない事は後回しにしてしまいます。

社会人にもなると夏休みのようにはっきりした期間もないので、いつまでもダラダラやってしまったり。

 

それにチャレンジする数も必要最低限になるため、経験も半減すると思っています。

やりたいと思う方向であれば「私やりたいです!」と手を上げることもできますが、やりたくもない仕事だったら積極的に避けて通るでしょう

 

80歳まで我慢していられるか

そして新しい時代に考えなければいけないのがこれ。

人生100年時代と言われ、寿命と共に健康寿命がどんどん伸びています

 

現在は70歳の定年が努力義務化されていますが、これはどこまで伸びるでしょう。

キャリアコンサルタントとしては、健康寿命がある限りと言わざるを得ない。

つまり、80歳まで働くつもりでいて欲しいんですね。

 

そうなると、今までは「何とか60歳まで我慢すれば…」 と思っていたものが、その先20年も我慢し続けることになるんです。

あなただったら耐えられるでしょうか?

 

『個人の時代』はやりたいことをやる時代、やりたいことがやれる時代でもあります。

そんな環境が整った中でせっかくの機会を棒に振る意味は全くないと思うんです

 

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『どこに向かっている自分なのか』を知る価値

「やりたいこと」はすぐに見つからない

とはいえ「やりたいこと」はすぐには見つかりません

具体的にはオンラインサロンの中などで紹介していますが、人は40歳ぐらいにならないと本当にやりたいことは見つからないと言われています。

(もちろん個人差はありますが)

 

なぜなら、好きという気持ち、なんだか気になるという興味、嫌だなあと感じる価値観や、素晴らしいなと思う価値観、自分にできることが発揮されて、社会が喜んでくれること。

それらが全て統合されたものが『やりたい』です

 

ただ単に「興味があるからやりたい」ではないんです。

20代のうちに色々経験して価値観を生み、30代で"一定の方向に向かって"経験や実績を積んでいく

 

そうすることで40代以降に自分の思うままのキャリアに飛び立てる可能性が出てくるんです。

 

スポーツ選手などを引き合いに出してはいけません。

なぜならスポーツ選手はスポーツを引退してからもキャリアです。

私たちが知っているようなスポーツをしている時は、キャリアのほんの入り口だからですね。

 

後からでは取り戻すのがキツイ

では、やりたいことが40代で見つかったとしましょう。

そんな時にやりたいことをやるためのスキルが一切なかったら、ほとんどの人は諦めてしまいますよね

 

もちろん諦めずに40代でゼロから再チャレンジすることもなしではないでしょう。

ただどうせだったら、30代のキャリアをそのために有効に使っておきたいですよね。

 

だから、20代のうちにある程度の方向性を考えながら働くということがとても大事になるんです。

20代で色々経験しながら”キャリアの方向性だけ”を考える

なぜ”方向性だけ”なのかと言うと、職業や資格などのある一点のみを目指してしまうと、キャリアの進み方に柔軟性が生まれず、結局自分独自のキャリア形成が難しくなるからです。

 

終着点じゃなく「方向」

ちなみに、必ずしも20代で方向性を定めなくても大丈夫。

あくまで方向性ですから、30代でも修正は効くんですね。

 

大切なのは、”終着点”ではなく『方向』であることです

 

キャリアには『プランドハップン・スタンス』という理論があります。

キャリアの8割は偶然で出来上がるというもの。

 

なんだか元も子もないような理論に聞こえるかもしれませんが、実は独自性のあるキャリアを形成するためには最も重要な考え方です。

好きなことは放っておいても詳しくなるし、できるようになる

これは、 好きな方向に"アンテナが立っている"からです。

早いうちから『自分はこの方向なら頑張れる』というキャリアの方向性を見つけることで、その方向の偶然が起こりやすくなるんです。

 

情報を収集したり成長したりしながら10年経ったらどうでしょう?

何でもできる気がしてきませんか?

 

『方向(アンテナ)』にはそういう力がある。

終着点から逆算をするのは、具体的にやることが決まってからで十分なんです。

 

 

一緒に勉強しましょう!

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宮内 利亮

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