今回は人事部長として何百人という人材の面接をしてきた私が、欲しい人材のタイプをランキングにしてみました。
ちなみに会社は地方の中小企業です。
色んな部門がありましたので、来る人材も多様。
大企業狙いの方には参考になるか分かりませんが、一つ言えるのは「どの部門も同じようなタイプを求めていた」ということです。
意外と欲しい人材には共通項があり、他の企業とも採り合いになりました。
ですので今回は、
どんな仕事にも共通しそうなタイプの転職人材ランキングにしてみました
さらに転職に活かせるように、それぞれのアピールすべきポイントと人事に警戒される注意ポイントをまとめました。
ぜひ転職の参考にしてみてください!
第5位 利益上げてなんぼ
成果主義育ち
前職で“成果に向かう習慣”ができているととても助かります。
新卒で入社した場合、まずは社会人として成果を上げたいマインドに持っていく教育が必要になります。
慈善活動ではなく営利団体ですから、貢献と利益が結びついている思考を持っている集団であるべきです。
教育の手間が省け、しかも他の社員への刺激になり組織を活性化させます。
アピールポイント
・いかに成果に対して貪欲だったか。
・今までで一番嬉しかったことなどで、会社で上げた成果をアピール。
・前職の会社が成果主義だった事例。
・数字を多めに入れると目標を狙う思考があるように見える。
例「年度目標〇〇円を達成するために、〇個の施策を実行。達成率120%。このことが一番やりがいに感じた出来事であった。」
人事が警戒すること
・人に対して無神経でないか。
・他人を蹴落とすような考えが見えないか。
第4位 スポーツ大好き
元体育会系の元気印
多少のことは納得いくいかないに関わらず行動に移してくれそう。
チームとして動く会社では、ムードメーカー的な存在を期待されることが多い。
また、頑張ったら報われるということを知っていることも強み。
前向きな思考で周囲に接してくれると、会社全体が前向きになります。
アピールポイント
・今までやってきたスポーツ等をアピール。
・大会での成績を入れる。(目立った成績がある場合)
・自分の精神がどのように育ったかを言えるようにしておくとよい。
例「10歳から大学まで野球をやってきました。高校では、あと一試合勝てば甲子園という悔しい思いをしました。このことから、人の3倍努力するということをいつも念頭に置いています。」
多くを語る必要はありません。続けてきたことだけでも強みになります。
人事が警戒すること
・考え抜く習慣があるか。(言われたことだけやればOK、になっていないか)
・過去の結果で満足し、変化することを忘れていないか。(スポーツと仕事をつなげられるか)
第3位 やってみなきゃ始まらない
学生時代、前職ともに行動量が多い
学生時代だけたくさん行動している人は、楽しいことしかしない可能性があります。
前職の仕事だけ頑張っていて、学生時代に無気力だと一過性の可能性があります。
一貫して行動力があると認められると信用されやすいです。
いくら頭がよくても、行動する人には絶対に敵わないのが社会です。
行動することが分かるというだけで、すでに成果は約束されたようなものです。
アピールポイント
・部活、仕事、趣味、様々なシーンでの行動をバランスよく伝える。
・突飛なほうが印象に残りやすい。
・少し仕事で何をやったかの割合を多くする。
例「サッカーをしていたときは他校の先生に直接試合を申し込みにいきました。仕事では翌日に回る営業先を夜中下見に行ったり、ルートを組んだり、営業中食事をする時間が惜しいのでゼリーを買い込んで準備したりしました。絶対成功させたかったので、その道に詳しい人物に教えてもらいに行きました。また、趣味の旅行では、1泊3日の弾丸ツアーでアメリカに行きました。」
人事が警戒すること
・行動が会社の方向性とマッチするか。(やりたいことだけやりたい傾向)
・モチベーションの源はどこにあるか。自社にそれがあるか。
第2位 みんなを引っ張る人材
若くしてリーダー経験を持つ
リーダーというと難しく感じますが、人をまとめた経験なら何でもいいです。
前職で役職があったなら申し分ないですが、高校時代の部活の部長とか文化祭の委員長でもいい。
リーダーの素質がある人材は、会社にいて何年先にも活躍が見込める人材として見られます。
実際にその経験があるということは、誰かがその人を選んだということです。
アピールポイント
・5人~数十人のチームのトップに立った経験。
・どのように自分に決定されたのかを入れるとよい。
・部下や後輩への想いを入れるとよい。
例「大学の研究室で、教授から10人チームのプロジェクトリーダーをやってくれと言われました。最初はなぜ自分がと思い戸惑いましたが、せっかく与えられたチャンスと思い引き受けました。メンバーのみんなが支えてくれたおかげで、成功することができました。このチームワークが最高の思い出です。」
人事が警戒すること
・どのような経緯でリーダーになったのか。(誰でもできる類のものではないか)
・結果チームはまとまったのか。周囲のせいにする思考はないか。
第1位 原石のまま人材
新卒で入社した会社がブラックだったから辞めた
新卒で入社すると、その会社しか知りません。だから自分の会社が良いのか悪いのかが分からない。
十分恵まれた環境であることを知らずにいると、この会社で頑張ることが正解なのか分からなくなります。
しかし、一度最悪の状況を味わっていると次の会社と必ず比べます。
会社の違いを理解してくれるので、自社で満足して働いてくれる可能性が非常に高い。
会社へのこの忠誠心が、社員に一番欲しいもの。しかし一番得難いもの。
人事にとってこんな人材はお宝人材です。
実力のほどは前職では活かされていないので未知数ですが、忠誠心のある社員は能力のある社員をいずれ必ず追い越します。
ということで、1位にランクイン!
アピールポイント
一位なのに、実はアピールが難しいです。間違っても自分から前職が「ブラック」だったなんて言わないでください。逆に警戒されます。一番いいのは転職エージェントに真実をありのまま伝えておくこと。
自分は前向きな発言を多く。マイナスなことは第三者から伝えてもらう。
人事が警戒すること
・本人のマイナス思考でブラックと思い込んでいるのではないか。
・自社のこともブラックと言うのではないか。
まとめ
新卒で入社した会社がブラックだったから辞めた
若くしてリーダー経験を持つ
学生時代、前職ともに行動量が多い
元体育会系の元気印
成果主義育ち
ポイント
アピールポイントは面接前に伝わるように!
リアルな話ですが、期待できる人材と期待できない人材は面接官が違ったりします。
もっと悪いと面接すらできません。
これは会社の規模が大きくなるほど、人気であるほど顕著になります。
だから、面接前にしっかりとアピールポイントを伝える努力をしてください。
履歴書と職務経歴書に書けるようにすることも大事ですが、私が転職エージェントをおすすめしているのはここにも理由があります。
転職エージェントならあなたのアピールポイントを必ず伝えてくれるからです。
エージェントとの面談のときに、あなたのアピールポイントを余すことなくぶつけましょう!
転職の成功を願って!
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