現在、日本の採用市場で起きている奇妙な現象『人不足・人余り』。
仕事がなくて苦しんでいる人がいる一方、何事もなかったかのように転職を成功させる人もいる。
一体この差は何なのか?
新しい時代の転職に大切な事とは何なのか?
時代と共に自分を更新しよう!
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【新時代】人不足・人余り
日本は「人口減」に違いはない
現在コロナの影響で、売り手市場が一気に逆転。
就職・転職には非常に厳しい時期です。
ここから買い手市場なのか?
しかし、ちょっと待ってください。
決して間違いのない現実が一つあります。
それは、日本の人口は減り続けているということ。
主婦・シニア・外国人の労働力を増やそうと努力してはいるものの、多くの企業内ではまだまだ実現可能なものではない。
労働力に変わるテクノロジーを、全ての業界・全ての会社が取り入れられるわけでもない。
人口が減り続けている以上、人が必要な仕事がある以上、必ず採用意欲の強い企業は出てくる。
多くの人が働かずに衣食住を得られる時代はまだまだ先でしょう。
社会は移ろいつづける
一時的にコロナの影響を受けていたとしても、このままでは企業は存続できません。
必ず採用する時期は来る。
人不足の企業・職種はある。
なのになぜ、就職できない・満足な転職ができない人が出てしまうのか?
それは、人不足の企業・職種で働きたくないからです。
しかし時代は残酷なもので、黙っていてもテクノロジーは発達し人がいらなくなる仕事は出る。
社会は常に移ろい続け、人材ニーズは移動する。
人がいらない業界から人が欲しい業界へ。
業種間をまたぐ人材の大移動が必要になる。
社会という大きな枠で考えればこうなってしまうんですね。
個人の意思を無視しているように聞こえると思いますが、自分がやりたくないことを誰かがやってくれているから自分は助かっている。
もし、自分がやりたいことが社会に必要とされていなかったら?
そのうえでやるか変更するか、改めて意思決定する必要があるかもしれません。
「それはできない」が一番怖い
人不足の企業に転職できない理由。
(企業側の“採用できない理由”でもありますが、今回は個人の話をします)
- 向いていない
- 嫌な思いをした
- つまらない
- できない
色々あると思います。
この中で最も怖いのが、『できない』です。
『できない』と表現する場合、なぜできないのかが明確でない場合が多いんです。
印象や思い込みが先行し、チャレンジすることなく『できない』と決めつけてしまっていることが多い。
他人に聞いた情報を鵜呑みにして「自分にはできない」と決めてしまうことは非常にもったいないことです。
本当に簡単な話をするなら、運転免許を取るだけでもいいんです。
取る意思さえあれば、誰でも取れます。
運転免許を持っているのに、ペーパーなせいで車を使う仕事はしたくないというのもそう。
決めるのは自分なんですが、大きく可能性を削いでしまっている。
上手くいっているのなら問題はないですが、転職できずに困っているなら。
運転できるように練習するぐらいの変わる努力は必要ですよね。
自分は努力をしているか改めて振り返る。
社会は今までと違う体制を求めている。
努力なしにこのゲームチェンジを乗り越えようとしても、きっと納得のいく結果は出ないでしょう。
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ポーダブルスキル/エンプロイアビリティ
“上澄みのスキル”をもっと掘る
さて、転職を容易にするスキル、どこに行っても通用するスキルは
『ポータブルスキル』
『エンプロイ・アビリティ』
などと呼ばれています。
これは汎用的なものなので、非常に基礎的な力に近い。
木に例えるなら、葉っぱや花ではなく茎や枝の力。
もちろん、根っこの力の方が理想です。
葉や花のスキルとは
業界を変えると使えなくなってしまうスキル。
その会社でしか評価されないスキル。
茎や枝のスキルとは
ある程度の業種・職種で使えるスキル。
営業やマーケティングなど、汎用性高く売り上げに繋がりやすいスキル。
時代によって左右される。
根っこのスキルとは
どんな業界でも通用する基礎的スキル。
社会人基礎力とも言われる。
今現在、葉や花のスキルしか見つかっていないなら、もっと掘り下げてなるべく根っこに近いスキルを見つけましょう。
【社会人基礎力】から抜き出す
【社会人基礎力】というものがあります。
大きく「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つがあり、さらに12の能力に分けられています。
詳しくはこちらをどうぞ。
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【仕事・転職・個人スキル】『新!社会人基礎力』もっと真に受けるべき!
続きを見る
この12の能力から、自分に当てはまりそうなものを抜き出してみましょう。
見出し(全角15文字)
・主体性(物事に進んで取り組む力)
・働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)
・実行力(目的を設定し確実に行動する力)
見出し(全角15文字)
・課題発見力(現状を分析し目的や課題を明らかにする力)
・計画力(課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力)
・創造力(新しい価値を生み出す力)
見出し(全角15文字)
・発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力)
・傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力)
・柔軟性(意見の違いや相手の立場を理解する力)
・状況把握力(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力)
・規律性(社会のルールや人との約束を守る力)
・ストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力)
どうでしょうか?
これだけあれば、自分に当てはまる力が見つかるかもしれませんね。
決して全部持っている必要はありません。
まずは自分の得意な社会人基礎力を発見しましょう。
壁を超えるスキルを発見する
これだ!と思う社会人基礎力があったら、なぜそうなのかをリストアップしていきましょう。
- きっかけとなった原体験
- どんな行動をとったか
- それによって出た成果
これらを言語化することで、書類だけでの信ぴょう性が上がります。
日本人は「職務経歴書」を書くのがとにかく苦手。
自分をアピールすることに慣れていないし、終身雇用ではそんな必要がなかったんですね。
つまり、今ある自分の力を言語化するだけで他の人と差がつくということです。
そして、そのスキルが活かされる異業種がきっと見つかるはずです。
あとは先入観を捨てて飛び込むだけ。
新しい時代、業種の壁を超える力をあなたはすでに持っています。
発見して言語化して、いつでも使えるポートフォリオにしておきましょう!
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(ポートフォリオ化もお手伝いします)