合同企業説明会ではここを見る!

就職・転職ノウハウ

どこ見りゃいいのよ、合同説明会。ブースに立っていた人事が裏側教えます!

2019年7月8日

人手不足に悩む企業が多い中、採用合戦が激しくなっていますね。

最近では若い新卒だけではなく、ミドル層の中途採用にも力を入れはじめています。

就活でまずはじめに連想するのが「合同企業説明会」。

ビッグサイトで行われるメガイベントには、毎年何万人という学生が日本全国から集まります。

この就活イベント・・・大なり小なり、疲れます!

特に目的もなくなんとなく言ってみた。という方は、誘われるままブースに足を運び、何社も行ってどれも良く見える・・・なんてことになります。

 

そこで今回は、中小企業で新卒採用をイチから立ち上げた私が「合同企業説明会」で見てほしいポイントを紹介します!

目当ての会社がないけど、色々研究するために行ってみたいな~という方はぜひ読んでください。

 

転職を考えている方も、求人票を見るよりも生の情報を取りに行ってみてはいかがでしょうか?

思ったよりも決定打になる情報に巡り合えるかもしれません。

 

人事から見る!合同企業説明会とは

「合説」とも言われますね。

求職者にとっても企業にとっても、“接点”となるはじまりの一歩です。

これを人事の視点から説明しましょう。

 

採用活動のはじまりの部分のことを母集団形成と言います。

企業側としては、まず“採用できる可能性のある人”を大量に抱えたい

しっかり採用活動をしている企業ほど、以下のような明確な数値目標があります。

今年の【内定】〇人

そのための【選考】〇人

そのための【説明会】〇人

そのための【母集団】〇人

ほとんどの企業が新卒・中途でそれぞれ人数を設定しています。

これがそのまま“4つの採用フェーズ”と呼ばれます。

また最近では【長期インターン】が主流になってくると言われていて、母集団形成と説明会の中間あたりに位置します。

 

この企業に、大手ナビサイトの運営会社が営業をかけます。

「“ナビ”や“合説”を買いませんか?」ということですね。

これが、けっこうないい価格!

しかし企業は相当な人気企業でもない限り、ここに乗っかるしかないのが現状です。

みんなナビを見て、合説に行って決めてしまいますから。

 

つまり企業は結構なコストをかけて合説に出る以上、少しでも成果がほしいわけです。

新卒の場合、ほとんどの企業は【インターン】か【自社説明会】に誘導することを目標としています。

そのためにブースに座って話を聞いてもらうことを“着座”

着座してもらうために声をかけることを“集客”ととらえています。

 

最大限の効果を生むために、コンサルを利用してこの合同説明会を計画する企業もあります。

さらには、ブースでの説明や集客自体をコンサルがやっていることもあります。

やり方は様々。大量集客型や個別対話方式。

ブースの装飾の仕方も、キャッチフレーズに基づいて・・・ターゲットに刺さるには・・・より目に留まるには・・・何やらかにやら考えてやっています。

 

まさに必死です!

母集団に入らなかった求職者は他の会社に採られてしまう!ってことですからね。

 

ブースにいる人の本音

さて、ブースで説明を担当する人にはどのような目標があるのでしょうか。

どのように評価されるかは企業によって違います。

何を成果とするかですね。どの数字を重要視するか

①採用数

あくまで採用だけを重視していて、その前の過程はあまり重視しません

ウチに来たい人だけ来てね。というスタンスが多いです。

②選考数

最低このぐらいの人数の中から選びたいというスタンス。

中途採用の場合はこれが多いです。

③説明会/インターン予約数

大事な説明は自社だけの説明会で。効率よく多くの求職者に来てほしい

この場合、説明会やインターンのフェーズで選考数目標を設定します。

④着席数

とにかく着座してくれる人を探している。

通りかかる人全員に声がけをしたり、一回の説明を短くして回転数を上げたりします。

とにかく多くの人に自社を知ってもらいたいというスタンス。

 

採用担当がブースを運営する場合、④が多い。次いで③です。

そもそも合説自体、知らない会社を知ってもらう目的があるということも④が多い原因です。

③の場合も説明会に多く来てほしいので、“採用できないけど来てほしい”なんてことにもなってしまいます。

だから求職者は、その企業が

どんなスタンスで合同説明会に来ているか?

自分はその企業に合っているのか?

を見極める目があるといいですね。

 

ここを見る!

採用担当のノリには飲まれるな!ということはまず言っておきます。

この時点で会社を選ぶのは求職者であって、企業が選ぶのは選考フェーズです。

「気にもならないけどせっかく誘ってくれたから・・・」

「しつこく声をかけられるから・・・」

とブースに座っていては、ごく限られたせっかくの時間がもったいないです。

しかも企業側では、“コミュニケーション上手”“明るい人”が選出されています。

まずそれを覚悟して、断る勇気を持ちましょう。

 

見るポイント

間違いのない事実

“福利厚生”“会社で行っている取り組み”は嘘がつけません。

また、“離職数”“年齢層”などの数値で表せるものを聞くといいでしょう。

前もって自分の中で基準を設けておき、その基準を満たしているかチェックしましょう。

ブースに座らずとも、パンフレットやチラシに書いてあることもあります。

 

その人が心から会社を好きか

説明担当の方の話を聞くときには言葉だけを聞かないことです。

講演型やパワーポイントのスライドに沿った説明は、“計画されたもの”

この計画には以下の目的があります。

次のフェーズに進む人を振り分ける

多くのターゲットに次のフェーズに進んでもらう

だから自分が行きたくない会社なのに次に進むことのないようにしないといけません。

大切なのは自分自身がその会社が気になるかどうかです。

その話をしている人の表情や言い方を見て、本気で言っているのかどうか感じ取りましょう。

特に会社の良い所社長の良い所を言っているときの表情です。

信じるのは、耳より目です。

周囲で聞いている社員を見てもいいでしょう。

「言い過ぎでしょ~」とか「またまたカッコつけてら」みたいな表情をしていませんか?

 

社長の姿を連想する

これは重要なポイントです。

合同説明会に社長が来ている企業はほぼありませんが、会社を選ぶときに絶対に外せないのが社長の存在です。

しかしヒントはあります。

「その取り組みを、社長はどんな考えで決めたのかな?許可したのかな?」

「社長はなぜこの人を採用したんだろう?」

この二つを考えながらブースにいると、見えない社長の姿がぼんや~りと見えてきます。

もしかしたらこの社長いいかも!と思ったら次のフェーズに進みましょう。

「うちの社長はこんな人です」と言うことばは用意されたものなので、すぐに真に受けないほうがいいです。

 

①の取り組みの説明がなかったらしっかり聞いてみましょう。

用意されたものよりも、聞いて出てきたもののほうが新鮮で真実に近いです。

意外と、会社の強みを自分で分かっていない会社は多いのです。

「御社で独自に行っていることはどんなものですか?」と聞くといいですね。

取り組みと言ってしまうと、なかなか出てこないかもしれません。

 

②は目の前にいる社員を見ます。

その人を採用し、さらに採用担当として起用しているのは社長です。

どんな人を求めているのか見えてきませんか?

ほとんどの場合、採用したいターゲットと同じような人を採用担当として起用します

類は友を呼ぶ。ですね。

目の前の人と自分は似ているかどうかをチェックしましょう。

目の前の人との相性がいいからと言って、社長との相性がいいとは限らないので要注意です。

 

会社の色が自分に合っているか

一番大事なポイントです。

「その会社は自分に合ってるの?」4つの思考特性から選ぶ

「居心地のいい会社とは?」3つの行動特性

最終的に会社を選ぶ基準が何だったかを聞くと、「雰囲気」と答える人が多い。

この雰囲気は合同説明会でも感じることができ、それが会社の“色”です。

ただ、どの企業も“いい感じ”にしようと思って頑張っているのでしっかりと自分のアンテナを立てましょう。

「どの会社の雰囲気も良い・・・」となったら消去法です。

 

“嫌な感じ”がどのぐらいあったかを数えてみましょう。

「なんだか無理やり説明会に予約させられた気がする」とか

「社員さんの目が疲れてたな」とか

「サバサバしてた」

「きっちりしすぎてる」

「雑だった」

「整理整頓されていなかった」

「笑顔が逆に不安になる」などなど。

企業が隠しきれないヒントがどこかに転がっているものです。

 

合同企業説明会は受け身で説明を聞きに行くところではないと思ってください。

それでは流されるままの就職活動になります。

積極的に自分で感じ取りに行くところです。

下を向いてメモをするより、目をフルに使って情報を拾い集めましょう!

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宮内 利亮

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