リクナビが合同企業説明会を中止

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【合同企業説明会中止】で影響を受けるのは?学生さんはどうすれば?

2020年3月。

新型コロナウイルスが防ぎきれないということで、リクナビが合同企業説明会を中止に。

3月といえば中小企業にとって学生さんに出会うビッグチャンスだったのに…。

学生さんも会社を見る機会が減りどうやって企業を見つければいいのか?

新卒採用を10年やった、元人事部長がアドバイスします!

「迷わないで済む」と思えば

まず、学生さん側。

僕はそんなに気にしないでいいと思います。

元はと言えば、合同企業説明会は学生さんのためのものではありません

企業側のためのものです。

 

学生さんは一銭もお金を出さないですよね。

お金を出すのは企業。

リクナビにとってのお客様は企業であり、企業の満足度を考えないといけない。

 

もちろん学生さんにも企業を直接見れるという最大のメリットがあります。

知らなかった会社を知ることもできて、価値観を大きく広げられるでしょう。

だけど、中止になってしまったものは仕方ない!

 

ナビだってあるし、先輩からの口コミだってある。

合同企業説明会より信ぴょう性の高い情報源も探せばあります。

もともとなかったものと思えば、他にいくらでもやりようはあります。

合同企業説明会では知らない企業に呼び止められ、良くつもりなかったけど説明会に行き、「いいじゃん」と思う。

価値観が広がるが、その分迷うということ。

中止になり、逆に「迷うことがなくなる」と思えば決断もしやすくなります。

 

本当に痛いのは中小企業

本当に痛いのは、学生さんではなく企業。

合同企業説明会というサービスを受けるお客様です。

 

“空中戦”では大手に勝てない

まず、そもそもなぜ合同企業説明会が存在するのか。

それは、電車の中刷り広告と一緒です。

多くの人が集まる場所に広告を出し、企業の認知度を上げるため。

このために、名も知られない中小企業なども何十万というお金を払います。

 

ナビもあるのに合同企業説明会を使うのは、ナビだと人気企業に集中してしまうからです。

ナビで全ての企業を全部チェックする学生さんなんていないですよね。

検索をかけられてしまうから、見つからない企業は一生見つからない

 

だけど合同企業説明会なら、学生さんは嫌でも知らない企業を目にすることになる。

「へえ~、こんな会社もあるんだ!」と発見があるのは、ナビよりも合同企業説明会。

なので、

ナビはもともと認知度のある企業に有利。

合同企業説明会は認知度の低い企業にもチャンスがある。

ということになります。

 

採用の世界では、ナビのことを“空中戦”と言い、

合同企業説明会などの直接人と人が会う場所を“地上戦”と言います。

 

当然、空中戦では大手には勝てない。

だけど地上戦なら、直接人を見てくれるので「いいじゃん」「アリじゃん」とチャンスが生まれるんですね。

 

“地上戦”頼りの会社

ということなので、新卒採用をやっている中小企業の多くは“地上戦”に頼っていました。

ナビを捨てている企業もあるぐらいです。

“地上戦”に頼っていた会社にとって、合同企業説明会の中止は非常に厳しい!

「どうやって採用すればいいんだ・・・」と嘆いている企業もあるかもしれませんね。

 

しかし今の新卒採用は本当に多様化しています。

インターンで直接仕事体験ができる会社もあるし、Twitterでリアルな情報発信をしている会社もある。

地上戦に頼ってばかりでなく、新しい手法にもチャレンジしている会社は「よかった~」と思っているのではないでしょうか。

 

企業としては、これを機会に地上戦に頼らない手法を築いていきたいですね。

学生さんの動きも多様化し、みんなが合同企業説明会に来るような時代でもなくなってきました。

「先生に行けと言われたから来た」という学生さんもいます。

 

地上戦頼りは、いつの間にか他のチャンスを失っていたかもしれません。

学生さんも企業も、もっと幅広い就活に目を向けたいですね。

 

会社の中身を良くしないとね

一番企業が取り組むべきはここです。

会社の中身を良くすること。

今現在、文部科学省も社会問題として取り上げているのが、「企業と求職者のミスマッチ」です。

この原因は簡単です。

企業が採用ばかり上手になったから。

本質的な企業の改革をして採用するよりも、採用手法をうまくやったほうが即効性がかるからです。

 

学生さんにとっては辛いところですよね。

入社してみたら大したことなかったとか、思ってたのと違ったとか。

ますます3年以内の離職率は上がり、就活迷子が増えてしまいました。

学生さんには、企業の本質を見抜く力が必要になってしまったんです。

 

長期的に見れば本質的な改革をしないといけないのは明らか。

せっかくのチャンスだと思って、企業は社内の魅力度アップに努めるべきかもしれませんね。

 

直接見に行こう

人を見る機会は貴重

とはいえ、学生さんにとって企業の人を見る機会が減ってしまったのが事実です。

どんな人がその会社で働いているのか?

そこにいる人の傾向はどうなのか?

自分はその人達の中でうまくやれそうか?

どんな顔をしてみんな働いているのか?

特に直観的な企業の選び方を重視する学生さんにとっては、非常に重要な判断材料です。

このことは忘れないでください。

企業の中にいる人も見ていないのに決めるなんてことのないようにしましょう。

 

合同説明会以外にも、人を見る機会はあります。

ただし、なるべくリアルな顔を見ることです。

合同企業説明会の良いところは、現場に近い人が来ていること。

 

説明会などでは少しかしこまった場になり、本来の顔が見れないこともあります。

やはりどうせ見るなら、“普段の社員の顔”を見たいですよね!

 

見学に行っちゃえ

一番のおススメはこれです。

見学に行くこと。

説明会やインターンシップは、“用意されたもの”である可能性が高い。

リアルな顔や現場を見るためには・・・

 

直接現場を見に行ってしまえばいい。

「そんなことしていいの?」

と思うかもしれません。

だけど、僕は企業で採用をしている時に学生さんから「見学に行きたいんですけど」と言われたらとても嬉しかったです

会社に自信があって、もっと学生さんに見てほしいと思っていれば当然見学でもなんでも来てほしい。

見学してほしくないということは・・・?

 

営業所のある会社なら、人事の方や会社の方の迷惑にならないように、お忍びで勝手に見に行ってもいいかもしれませんね。

直接リアルな現場を見る以上に、正確な決め手はないんじゃないでしょうか。

合同企業説明会が中止になった分、知らない会社の見学に行ってみてはかがでしょうか?

 

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宮内 利亮

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