会社を辞めたいと思っているなら、今の会社に不満があるはずです。
それはおそらく、会社の未熟さが原因になっているのではないでしょうか?
会社の未熟さ
会社という集団は、ひとつひとつ課題や問題をクリアしていくことで成熟度が上がっていきます。
解決のためには根本的な改革が必要になりますが、これに気づかない、もしくは気づいても「まあいいか」と思ってしまう会社はいつまでたっても成熟度が上がりません。
気づくこと=意識しているということ
問題の温床になる原因に早く気づき、意識化に置き、習慣を整備して未然防止している企業が成熟度の高い会社です。
今回は、転職活動を考えている方により成熟度の高い会社を見つけてもらうために、判断できるポイントを紹介していきます!
品格を見極める
はじめに、『品格』ということを意識してみてください。
成熟度目に見える形として、『品格』に現れています。
だからその会社の品格は、そのまま成熟度に直結しています。
こんな人たちの品格をチェック
- 採用担当
- 面接官
- 社長
一番いいのは社長の品格を見ることですが、なかなかそんなチャンスはないと思います。
しかし安心してください。会社ごとに、身だしなみや言葉の使いまわしは似ているものです。
だから採用担当(人事)の品格を見ると、ある程度会社の品格も見えてきます。
では、合同説明会や会社説明会、見学や面接で出会う採用担当を想像しながら読んでみてくださいね!
成長と品格
無意識であったものに気づいて自分を変えていくことが社会人の成長。成長していくと品格が上がっていきます。
客観的に自分を見る力です。
身だしなみ
かなり重要なポイントですが、長くなってしまうのでここでは省きます。今回はより分かりやすいポイントに絞ります。
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姿勢
首筋・背筋
当然、まっすぐ伸びているかどうかですね。
- 猫背で首だけ前につき出していないか?
- 肩が前に入っていないか?
- 腰を曲げてだらしなく座っていないか?
自分の姿勢が相手に与える印象に意識が回っていない証拠です。細かいことは気にしたくない、めんどうくさがりを現す姿勢です。
品格ポイント
顎を引き胸を適度に張り、座っている時も背筋が伸びているととてもしっかりした印象を与えますよね。
参考
脳に酸素が行き渡りやすい姿勢が、首筋・背筋が伸びた状態です。
だから人間は本能的に背筋をピンと伸ばしている人を見ると、“できる”と判断します。
目線
顔の角度によって、こちらを見る時の目の様子が変わります。
- 上目づかいになっていないか?
- 見下しになっていないか?
- 片目だけギュッとつむったりしないか?
相手に対して一歩引いた気持ちがあると、顔がうつむき目線は上目づかいになります。
逆に相手を威圧しようとすると、より自分を大きく見せるために顔を上げ背が高いと錯覚させようとする本能が働きます。
片目だけつむるのは自律神経の乱れや疲れが影響しています。
品格ポイント
顔が正面を向き、まっすぐこちらを見てくる視線が“誠実”という印象を与えます。
注意ポイント
誠実でないということは、何か隠したいことがあったり大きく見せたいことがあるかもしれないですよ!
持ち物
持ち物にも意識が回っているかどうかチェックしてみましょう。
採用担当がここまで意識している会社は、かなり成熟度が高く成長スピードが速いと思いますよ。
ペン
こんなところまで見られるなんて、嫌ですね~。
でも、品格がとても現れますよ!
- 100円で買えるボールペンを使っていないか?
- どこかでもらったボールペンを使っていないか?
- 置くときに雑に離していないか?
ボールペンは色んな場面でとっさに使うもの。どうしても人に見られる頻度の高い物です。
それを意識できているかどうか。
どうでもいいようなボールペンを持っていると、どうでもよく扱います。
きっとそんな会社では、「私のボールペンどこいった?」とか「なくなったから買っといて!」と言っていることでしょう。
ボールペンぐらい自分で買ったものを使ってほしいですね。
下手をすると部品の管理をしている人がいないかもしれません。
会社のボールペンを使っている場合は、大切にしているかどうか確認してみましょう。
品格ポイント
少し値の張るボールペンを持っている。大切に扱っている。
手帳
手帳は最近使う人はあまりいないかもしれませんね。使っている人はこだわりや何かの理由があります。(ただの時代遅れはよくありませんが)
また、ノートやタブレットでも大丈夫です。
- メモ帳にメモしていないか?
- スケジュール調整をする場所に迷っていないか?
- タスク管理する場所に迷っていないか?
例えば仕事を支持する際、支持を受けてから「ええと・・・」とメモする場所を探すのと、支持を受ける前から手帳とペンを持っているのと、どちらが早いですか?
つまり、仕事の進め方を確立しているかどうかが丸まかりです。
できていない会社の社員はいつも“忙しそう”にしています。それが品格なく見えるんですね。
できている会社の社員は“余裕”なのに何倍ものタスクをこなします。職場もすっきりしているでしょう。
これはどのようにタスク管理するかでも変わってきますが、ここではとっさに品格を見極めるために持ち物をチェックしましょう。
品格ポイント
こだわりの手帳、こだわりのノートを持っている。迷わない仕事の進め方を持っている。
参考
じっくりできる仕事ならスマホでもいいですが、タスクが増えたり相手がいるとスピード処理が追い付きません。
靴
品格チェックの代表格です。
- ヨレヨレの靴を履いていないか?
- 靴底・ヒールの減り方が偏っていないか?
- 磨いているか?
靴はしっかりメンテナンスをすると、かなりの期間使うことができます。
また、大事に使おうとすると歩き方・脱ぎ方・履き方も重要です。携帯用の靴ベラを持っているかどうかでも品格が分かりますね。
それを前提に靴を選ぼうとすると、2万円程度はする靴を選ぶことになります。ただし、安い靴を何度も買い替えるよりお金がかからないことを知っているはずです。
靴だけで、面倒なことを誰も見ていないところでやっている人かどうかが分かってしまうんですね。
品格ポイント
自分の立場、その場の雰囲気、今日の服装に見合った靴を選んでいる。よく磨かれている。
注意ポイント
高すぎるものは要注意!
靴はエルメスやヴィトン。時計で言えばロレックスや金など。
BtoBの営業担当はよくロレックスやモンブランを使っていますが、学生さんや求職者と対面するのに高すぎるものを選ぶのは見栄をはる会社かもしれないので注意です。
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ノイズ
聞きなれない言葉だと思います。
『ノイズ』とは
必要のない言葉。発声。
以下のようなものがノイズです。
- 考えている間の「え~」「あ~」「えっと」
- 話し初めにタイミングをつくる「はい!」
- 口ぐせで何度も言う「なにげに」「まあ、」「つーか」など
面倒ですよね!ニュースキャスターなどはこれを徹底的に訓練されているのが見ていて分かります。
なぜこれで品格が分かるんでしょうか?
ノイズは相手にとって邪魔なものだから“ノイズ”なんですね。
「え~」には何の言葉の意味もありません。むしろ重要な言葉を受け入れることを邪魔してしまいます。
「え~」「あ~」「えっと」
次の言葉を考えている間に間をつくりたくない。うまく話せていると思わせたい。
自分を励まし、相手をごまかす言葉。
「はい!」
「はい!それでは・・・」と話し始めるのは、自分で話すタイミングが必要だからです。
言わないと話し始めるきっかけが持てないんですね。
テレビの真似になっています。現実的にやってしまうと独りよがりに見えてしまう。
口ぐせ
様々な気持ちが隠されているので、「なぜこの人はこの言葉を多用するんだろう?」と考えてみましょう。
例えば、「まあ」は自分の言っていることがもっともそうに聞こえる言葉。「当然知ってるけどね」とか「すごいでしょ」という気持ちを乗せてしまう言葉です。
「つーか」「というか」という言葉から否定をはじめれば、「こういうことでしょ」と自分の考えの範囲内にあることを表したり、自分が一番正しいという表現方法になったりします。
品格ポイント
余計な言葉を使わない。相手に伝わりやすく話す。間を取ることを恐れない。
自信を持った落ち着きのある人がイメージできますね。
歩き方
品格を見極める方法はまだまだありますが、ここではこれで最後になります。
最後は、「歩き方」。
- かかとを擦って歩いていないか?
- 肩で風切って偉そうに歩いていないか?
- 必要以上に大股やがに股になっていないか?
かかとを擦るのは、“足を投げ出して”歩いている証拠です。
わざとやる場合は自分の存在を知らしめて強く見せたい。無意識の場合は力を最後まで入れるのが面倒だから。
肩で風を切ったり大股も、自分を強く見せたい。威圧したいという気持ちが隠れていそうですよね。
ポイント
自分の発する音や与える印象に気を配って歩いている。
まとめ
品格は、採用担当の姿勢・持ち物・ノイズ・歩き方に現れる!
ダマされずに、本当の会社の姿を見極めよう!