ウーバーイーツの働き方

就職・転職ノウハウ

「ウーバーイーツ」「フリーランス」変わる!雇用のかたち・働き方

テクノロジーの進化は新しい働き方を生み、雇用や契約が見直しされていく。

日本でも変化するウーバーイーツは、海外ではどうなってるの?

個人の時代と言われる人生100年時代は、今までのあらゆる常識を超えていく

どうなる?あなたの未来の働き方

変わる!雇用のかたち

9万人個人事業主ウーバーイーツ

フードデリバリーの「ウーバーイーツ」が、コロナ禍で爆発的に増えましたね。

配達員は9万人。僕のように地方にいる人にとってはびっくりするかもしれません。

 

ウーバーイーツの配達員は個人事業主。

会社側は基本的な雇用の責任を負わないため、労災などの保険にも加入していませんでした。

 

しかし、これだけ拡大し、メジャーになってきた今、これまでのようにいかなくなった。

そんなわけで今回、新しい制度が生まれるわけです。

ほんの一例ですが、これからこのような“構造の変化に合わせた適応”が至る所で起こっていきます

 

課題が雇用のかたちを変える

厚労省は、ウーバーイーツやフリーランスのIT人材に労災適用を検討。

9月には「特別加入制度」の対象になるようです。

「特別加入制度」は個人事業主などが企業に雇用されなくても入れる労災保険。

費用は自己負担です。

 

個人の時代に自由を求める働き方、そういった働き方のための保障制度。

多様性を生みながらも、様々な問題が起き、それに合わせて後から制度が変わっていきます

 

今回お伝えしたいのはここ!

未来の『雇用』や『働き方』は現在の常識の中にはない

VUCAと言われるほどの不確実性の時代、どんなビジネスや働き方が分からないから、制度もどう変わっていくか分からないということです。

 

実態と法律

人類の進化を考えれば必然とも言える流れが、会社主体から個人主体への社会構造の変化。

テクノロジーが進化すれば、個人ができることは増える。

そうしてフリーランスが増加した今、その実態に合わせて法律が変わっていく。

 

しかし未だに前提などを変えるには時間がかかる。

例えば「個人事業主」は会社に雇用されるわけでなく、業務委託という形で契約を結びます。

すると、基本的には“指示命令が出来ない”んですね。

 

しかし実際は指示命令をしないといけない仕事が多いんです。

会社の名前を背負う以上、会社は「接客はこのように、挨拶はこのように」と指示をしたい。

委託される方も、指示をもらった方が楽な仕事があります。

 

そうすると、

「それって個人事業主なの?」

「指示命令されてるんだから雇用じゃないの?」

「つまり会社に責任があるんじゃないの?」

「だから社会保障つけてよ」

という議論に発展する可能性がある。

 

アンバランスなまま、ずっと時代は流れ続けます。

これが普通になり、安定した状況の方が異常になるということかもしれません。

 

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多様化する雇用・働き方

イギリス・アメリカ

例えばイギリスはウーバーイーツを就労者とし、労働法上の保護が受けられるようにしました。

アメリカの一部では雇用関係の義務を拡大

スキルシェアのプラットフォームを使ったとしても、企業から仕事を受ける場合は従業員とするなど。

 

いま日本でウーバーイーツをしている人は、いったいどう思うでしょうか?

スキルシェアで副業をしている人はどうでしょうか?

 

「そうだ!そうだ!保障しろ!」と思うのか?

「せっかく個人事業主になったのに、逆戻りじゃないか!」と思うのか?

これに正解はありませんね。

 

自由に働きたい人に指示をしないといけないなど、問題は多々残り続けます。

未来はもっと多様な雇用のかたちや働き方になるはずですよね

今と同じと思う方が無理がある。

常識は変わっていきます。

 

労働者?事業主?

もしかしたら、上記のような「労働者」と「事業主」に分けること自体が時代に合わない時が来るかもしれません

 

もっと昔にさかのぼれば、奴隷と主人だったかもしれない。

でもそれはその時代には当たり前のことでした。

 

また、藩主と侍、家来、農民など。

奴隷ではないですが、それに近い主従関係が存在していた。

 

資本主義全盛期には、資本を持った人のもとで働く時代。

会社員という選択が常識の時代です。

 

そしていま、いえ、これからはどうなるでしょう?

格差はありながらも、時代は徐々に「チャンスを平等に分け与えられた」人が増えてきた。

「労働者」と「事業主」というのは、これからも本当に存在するだろうか?

もしかしたら、今までと同じように時代と共に去っていく制度かもしれません。

 

構造はどんどん変わる

確実なことは、“今と同じ世の中が続くことだけは絶対にない”ということ。

社会の構造はどんどん変わります。

遠い過去の奴隷がいまの世の中を想像できなかったように、今われわれも未来の構造は想像できません。

 

ただし、大きな流れが会社主体から「個人主体」に向かっていることは分かります

だからこそ、われわれキャリアコンサルタントも生まれたし、キャリア教育も強化されるんです。

 

キャリアの主体は自分にある。

誰でも自分らしさを生かして、幸せに働ける世の中に向かっていくはずです。

 

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宮内 利亮

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