新卒就活は全国区での就職活動。
ライバルも多く、何度面接を受けても内定が出ないことも。
だけど本当はもっと楽に就活できる方法がある!?
皆が見ている全国の企業情報が全てではない。
ナビもネットも万能ではない。
自分だけの新卒ブルーオーシャンとは?
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学生はレッドオーシャンが好き
一番楽な島で暮らしたい
当然です。せっかくの人生に一度きりの新卒就職活動。
自分にとってのベストを探したいですよね。
そして新卒就活におけるベストは全国の中から探すことになる。
地元を選んだとしてもナビは地域の括りが広く、各都道府県で一定の企業に集中する。
目に見える範囲で一番楽に暮らせる島に行きたい。
現在の新卒市場は、みんなが同じ島を狙う構造になっている。
だけど、自分に合った会社かどうかは分からないのがホントのところなんですよ。
それは分かっていても、どうしても“一番魅力的な島”に行きたい。
これの解決のカギとなるのは
- もっと深い自己理解
- もっと広い企業情報
なんです。
激戦区に誘われ立たされ
確かに、“一番楽な島”は魅力的に見えるかもしれない。
「この会社に入社出来れば将来安泰だ」と思える会社があったら行きたいですよね。
しかし、実はこの考えは危ない。
安泰ということは、変化を望まないということ。
つまり、時代の変化に取り残される危険性を大いにはらんでる。
今の中年層はこれに非常に苦しまされていますよ。
キャリアコンサルタントとして僕は思います。
これからの社会は、もっと気軽に職を選んでいい。
逆にそうでないと、社会の変化を意識しないから危ないのは自分です。
しかも楽な島が丸見えなせいで、学生たちはみんなが真っ赤っかな海に飛び込んでいくしかない。
自ら望んで、です。
激戦区、レッドオーシャンに飛び込まざるを得ない構造が今の新卒就活。
本当にレッドオーシャンを泳いで必死にたどりついた先が、自分にとって幸せの場所なんだろうか?
結局転職する原因
今回の趣旨は、「レッドオーシャンに飛び込まずブルーオーシャンで就活してもいいじゃないか」ということ。
そのためには、“一番楽な島”を諦めることも肝心です。
諦めるというと妥協のように聞こえますが、僕はそうは思いません。
僕は転職者も多く見ていますが、結局転職する原因は何でしょうか。
- 仕事が合っていない
- 人間関係
- 地域
こんなところです。
他の記事でも書いたのですが、仕事が合っているかどうかなんて、インターンしたぐらいでは分からないんです。
ある程度予測して、あとは実際やってみて検証するしかない。
『キャリアアンカー』は社会人経験者でないと割り出せないのはそのためです。
人間関係はどうでしょう?
これも内部に入ってみて仕事を続けてみないと分かりません。
やはり面接官や現場見学の雰囲気だけで、ある程度想像することしかできないんですね。
多くの退職の要因は、実際に入社してみないと分からない。
「そんな~」と思いますか?
でも学生生活を振り返っても、人間社会ってそういうものです。
会社選びには、運が大きく影響する。
自己理解は運を引き寄せるアンテナみたいなものです。
少し確率を上げるようなもの。
しかも学生が自分にとって正しい会社を選ぶには、経験が少なすぎます。
だから社会全体がもっと多様性を受け入れ、転職にも寛容にならないといけない。
人事が流動しても即戦力となる企業内の仕組みや、もっと国家レベルでの人材ポートフォリオを推奨していきたいものです。
しかし今すぐにそんなことは求められないので、出来ることをやるしかないんですね。
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自分だけのブルーオーシャン
網羅された情報源なんてない
では、ブルーオーシャンを見つけるのはどうしたらいいか?
まず前提として、企業情報が網羅された情報源なんて期待しないことです。
金がかかる情報源(ナビなど)には金がある会社しかない。
マイナーな情報源には、たまたまそれを知っている会社かよほど採用意欲の高い会社しかない。
どの情報源を見ても、それが全てだとは思いないでください。
特に退職の理由を考えても、昨今リモートワークが根付いたことを考えても大切なことはこれ。
地方の隠れた優良企業を見つけること。
それなのに、ナビには地方の求人がえらく少ない。
これは本当か??
いいえ、そんなわけがありませんね。
そもそも人材会社はほとんどが東京か大阪中心。
つまり、地方の企業情報をキャッチしきれていないだけです。
(いろんな大人の事情もあるでしょうけどね)
「地方の求人もあるんだ」という認識を持ち、その上でどう動くかを考えましょう。
【企業⇔学生】地方は情報が少ないだけ
地方は情報が少ない。
なぜこうなるのかは、少し根深い原因があります。
情報が少ないのは学生側だけではない。
企業も学生がどこにいるのかが見えないのが原因。
地方で求人を出しても、学生が来ないんです。
だから採用意欲の高い企業は、しぶしぶ東京でイベントに出ます。
おかしな構図ですね。
地方で採用活動したい企業がいて、地方で就職活動したい学生がいるのに、マッチングしていない。
情報がお互いに遮断されているから互いの希望がマッチングされない。
さらに、地方で学生が来なくても気長にやればいいじゃないかと言ったらそれも出来ません。
高いからです。
企業には採用活動をする上での資金的リスク、人的パワーが必要です。
もっと気軽に、手間暇かけず情報発信ができる状態にならないと難しいんですね。
と、いうことはです。
どこかにないですか?企業がリスクなしに情報発信できる場所・・・
でも学生があまり寄り付かない場所・・・
ハロワ・キャリセン
たとえば「ハローワーク」や「キャリアセンター」です。
企業が無料で載せられるところです。
いくら乗せてもタダ。
それでも載せない企業もあるんですけどね。
なぜだと思いますか?
学生が来ないからです。
「どうせ来ないから」と思うから、大して面倒でもない求人登録もしない。
でも企業側としては、無料の求人掲載に来てくれたら一番いい。
だったらそこ、学生も行っちゃいましょうよ。
「行ってますよ!」とアピールして、もっとこういうふうに情報発信してほしいと言いましょうよ。
今もお金をかけずに採用活動をしている企業が、ハロワやキャリセンには眠っている。
しかも学生が利用すればするほど、企業はどんどん増えていきますよ。
SNSでピンポイントキャッチ
それから、無料で情報発信と言えばSNSですね。
これも採用活動をしている企業は一度は必ず夢見ています。
「SNSだけで採用できたらいいのに・・・」と。
かなりの確立で、SNSで採用活動をしたい企業はあると言っていいでしょう。
だからあとは、学生がSNSで企業情報をキャッチしまくればこの市場は膨らんでいく。
企業側も慣れていないので、ワードやハッシュタグの選定を色々試す。
友人からの口コミなどで広げていく。
地方であれば、「地方名+就活」とか「町名+新卒採用」でどんどん絞っていきましょう。
SNSは数打ちゃ当たるです。
網羅性の高いナビで検索するのが簡単に見えるかもしれませんが、そこには実はレッドオーシャンが待っている。
何度も探す努力が必要だけどSNSで見つけた会社は、きっとライバルも少ない。
努力して見つけた会社ほど、ライバルは少ないブルーオーシャン。
楽な島を楽な方法で見つけようとしたら、当然血の海。
自分だけの魅力的な島は、地道な努力でこそ見つかるものです。
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