こんな採用担当はダメ人事

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社会の品格を下げる【採用担当】学生や転職者をイジメるダメ人事

元人事部長として、元採用担当として、現キャリアコンサルタントとして

「こんな採用担当は恥ずかしくて見てられない」と思うことがあります。

特に若くして採用担当を自由にやっている人は注意!

気付かないうちに、社会人として大切なことを失っていないか!?

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「リクルーター」は学生に寄せる

まず、なぜ採用担当がそうなってしまいやすいのか!?

こんな背景があるからです。

 

共感しやすい若手社員が採用担当に

企業が採用をしようとするとき、多くの場合採用担当を選びます。

どんなふうに採用担当を選らぶかは会社によりますが、新卒採用をやっている会社ならこんな選び方が主流です。

採用したい人物像と同じような社員を選ぶ。

採用したい人と共感できる可能性の高い人材を充てる。

 

そうすると、ジェネレーションギャップのある世代は選びづらいですよね。

入社1~3年程度の若手が採用担当に選ばれることが多いんです。

 

結果として、合同説明会などに行くとほとんどの採用担当が20代。

若さと活気に溢れる会場になるわけですね。

 

社会経験が少ない人がフロント

採用担当は「会社の顔」とも言われます。

実際、採用に関わった人物以上の人材は採用できないと思っています。

 

就職活動をする人が見るのは、その顔。

若手で優秀な(企業が選んだ)人材ばかりを見ている。

 

逆の言い方をすれば、その他の社員を積極的に見せてはいないということです。

もちろん隠そうとしているわけでもないし、悪気はないんですが、どうしてもそうなってしまいますよね。

 

しかしこの人選が、悪い方に出ることもある。

社会経験が少ない若手が多く、先輩が口を出せない場面が多い。

“調子に乗る採用担当”が出てしまう。

 

就活をした人は、何人か覚えがあるのではないでしょうか・・・?

でもそれって、フロントに立っている人が偏っているんです。

 

見ている人が社会全体ではない

フロントにいる採用担当の奥には、たくさんの社会人がいます。

目当ての会社にも、実際に働いている人はもっとたくさんいますよね。

広い社会には、もっと大人な人ばかりです。

 

「これが社会人か・・・」と思わないでほしい。

残念ながら、社会の品格を下る若手はいます。

面接や面談などで、愛のない辛辣な言葉を言ってくる人もいる。

社会全体がそんなに愛のない場所ではありません。

 

面接で何回か落ちると、気持ちが落ち込んできますね。

そんなときに採用担当から鼻で笑われたら・・・

フォローなきダメ出しを必要以上にされたら・・・

 

それは採用担当の方が子供なだけです。

自分の人生を左右されないでください。

 

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こんな採用担当はいやだ!

こんなダメ採用担当がいます。

 

いちいち下に見る

「マウント取ってくる」というやつですね。

学生が自分より上の立場にならないように、あれこれ手を使って必死で調整するんです。

  • 鼻で笑う。
  • 「全然ダメだね」を我慢できない。
  • 「気付かせる」つもりの誘導質問。
  • 呼び捨てしてタメ口をきく。(タメ口されたらキレる)

などなど。こんな経験ありませんか?

 

鼻で笑うなんて論外ですね。

会社の顔として仕事している意識が全くない。

 

「あ~全然ダメですね」と、なぜかイライラして言ってしまうのも若い証拠。

イライラするのは、理解できないからです。分かったつもりだからです。

本当に意味で相手の立場には立てていない。

社会経験不足です。

 

「気付かせる」タイプのマウントも多いです。

カウンセリングやコーチングの真似事。

自分が持っている答えを言わせるための誘導的な質問をして、自分がさもクレバーなことを考えていたというマウント取りたい。

「あ~」と感嘆されると喜んでしまいます。

 

タメ口をきくのは悪いことではないです。

しかし、無意識でいくつかの目的を持っているものです。

その目的が「自分の方が上なんだかんな!」という幼いものだったら注意。

自分が“威嚇をしている”という事実に気づいていません。

 

面接で自分が気持ちよくなる

面接を社会経験不足の人がやる時は本当に注意してほしい。

聞いてはいけない質問をするとか、コンプライアンスとか、そんなことではありません。

人の人生を左右する意識が足りないまま、自己中心的に人の人生に影響を及ぼす。

無意識・無自覚に人のエネルギーを奪う。

 

もちろん、すべての若い採用担当がそうというわけではないですよ。

若くても多くの体験をして、人に対する柔軟さを身に付けている人もいます。

 

これがもし、“分かってない人事”だったら。

マウントばかり取って、自分が気持ちよくなって終わる。

逆に良い人になりたくて、持ち上げるだけ持ち上げ、結果不採用になり必要以上に落胆させる。

会社の自慢ばかりする。

論破しようとする。(したつもりになる)

などなど。

 

面接でストレスを発散するようなことをする人も、残念ながらいるようです。

本当にプロの人事なら、

面接は常に公平、7割は相手に話させる、自分勝手にフィードバックや価値観の押し付けをしない。

 

あなたが触れ合ってきた採用担当はどうでしたか?

 

偉そうな採用担当に実力はない

簡単に言えば、“偉そうな採用担当”に実力はありません。

その態度はいつかどこかで問題を引き起こすものです。

社長の前で急にヘコヘコしだしたら疑う余地なし!

 

実力がないと、弱い人を使って満足感を得る方法を選んでしまうんです。

僕から見ると、「人事になりたい」と言ってくる人の中には

“早く偉そうなことしたい”と思っている人が多くいると思っています。

(無意識なので本人に自覚はありませんが)

 

採用担当は(人事も)完全な裏方です。

華やかでも何でもありません。

社長の採りたい人を採りに行くために自分を押し殺す仕事です。

感情が必要な時、要らない時がある、コントロールが必要な仕事です。

 

本当に良い採用担当は、謙虚ながら謙遜しすぎず、ナチュラルなものです。

 

目の前の採用担当が“めっちゃ嫌なヤツ”だとしても大丈夫。

社会に出たらすぐに追い越せますから。

 

自分らしさを失わずに就活していきましょうね。

 

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宮内 利亮

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