光りたいように

キャリアアップしたい

「あなたはもっと出来るんじゃない?」環境を超える。仕事の可能性

人事部長として、多くの人を見てきた中で思う。

「もっと出来るのに、もったいない」

人は自分の可能性を制限していることが多い。

今まで生きてきた環境の中で意思決定しているからだ。

無意識でおきる方向修正を、意識化して超える。

過去の環境は超えられます。

今までに見た世界の中で

今まで見てきたことや聞いてきたことの中で仕事を選択していく。

そうすると、学校・親・友人などの環境の影響を受けることになる。

 

いい学校に行けなかったから

例えば、

「自分はそんなにいい学校を出ていない。

だから、給料はそこそこしか上がらないはずだ。」

ものすごくもったいないマインドブロック

 

学歴を超えた仕事をしている人なんて、ざらにいます。

無意識に自分に制限をかけてしまっている。

テストでずっと中間ぐらいしかとったことがない。

すると無意識のうちに、世の中で自分の位置はそのぐらいなんだと思ってしまう。

そのぐらいだと思ってしまうと、さらに無意識にそこに向かっていってしまうものです。

本当は存在するチャンスを、自分には関係ないものだと思ってしまう。

 

専門的な勉強をしてきたから

専門的な勉強をしてきた人の中にも、もったいないと思う人はたくさんいました。

 

そもそも、高校卒業の時点で専門的な方向を決めようと思っても

今の世代は、まともに職業選択できる教育なんてうけていません。

2019年に初めて「専門職大学」がスタート。

2020年小学校の新学習指導要領でキャリア教育「生きる力」が強化。

 

この改革の背景にある社会問題は、

  • 職業選択を主体的にできない。
  • 決定を先送りにする。

ということです。

学校をただの“やってみたい”だけで選んでいたり、周囲の勧めで決めていたり。

「“とりあえず”他にやりたいこともないから」

で決めていることが、かなり多いはずです。

 

専門的な学校を選ぶ前に、“自己理解”をどこまで進められていたのか?

実は、専門性を選択する前に自分を振り返ることが可能性を広げる秘訣なんです。

 

スポーツをしてきたから

スポーツばかりしてきたから、勉強ができない

せっかくスポーツをしてきたから、“スポーツの業界”で働かないと無駄になる

これは、典型的な思い込みです。

 

テストでは確かに点数をとってこなかったかもしれない。

それはそうです。

自分がスポーツしている間に勉強している人とは「記憶に使える時間」が違います。

だけど、その分効率よく勉強できるようになっていませんか?

少ない勉強量で最低限の成果は上げる力が身に付いていませんか?

それに、考えないとスポーツも上達しません。

考える力や、それ以上に仕事に活きるマインドが身に付いているはずです。

 

業界も限定するのはもったいないと感じます。

スポーツで培った力は、もっと汎用的です。

どこにいても使える力を育んでいるはず。一度それを振り返って明確にしましょう。

 

親の仕事を見てきたから

一番の環境と言えば、「家庭」です。

経営者の子供は経営者になることが多く、会社員の子供は会社員になることが多い。

親の職業観は子供に大きな影響を与えています。

 

親としても、自分がこの程度だから子供にも高望みはできない

と思ってしまうかもしれませんね。

 

しかし、時代は変わっています

変わりすぎていると思った方がいいかもしれません。

企業をとりまく環境も変わり、親の当たり前が子供の当たり前にはなり得ない

同じ資源や能力でも、できることは大きくなっている。

 

今の社会はグローバル社会と言われて久しいですね。

経営資源は「人・物・金」と言われていたところに「情報」が加わり、その情報もすでに差がなくなってきている

 

見たことのない世界の中へ

今までの環境の中でしか選択しないのは、僕はとてももったいないと思います。

親が与えられる環境なんて、ほんの一握りです。

親が環境を与えることは重要。

子供が自ら世界を広げることも重要です。

 

グローバル社会

まず、ネット社会になり5Gも始まる。

情報はどんどん拡散し、無料でとんでもないコンテンツを得られる環境になってきました。

 

欲しい情報はスマホさえあれば何でも手に入り、親より子供の方が情報収集能力がある家庭も多い。

やろうと思えば、親が体験してきた以上の世界をどんどん吸収できます。

 

情報を際限なく受け取れるのが当たり前になる世の中。

必要になってくる力は情報を得ることよりも、情報を精査する力です。

多すぎる情報に惑わされることなく、自分の利益に変えていく力。

この力さえ持っていれば、どんどん世界は広がっていきます。

 

それこそ「外国語」教科が低年齢化していく今後、日本を超えて世界に目を向けることができる

まずは「自分が狭すぎる世界で決断していないか」確認しておくことが大事です。

 

人の繋がり

さらに無限の可能性が生まれるのが、「人の繋がり」です。

自分にできることが明確にあり、周囲の人のお役に立とうとするなら、周りの人から助けてもらえるようになります。

 

人間の活動の原点でもありますね。

人は生存確率を上げるため、協力する道を選んだ種族です。

 

「人脈」とよく言いますね。

どうでしょうか?

この人脈という言葉、一部の優秀な人にしか縁のない言葉に聞こえないでしょうか。

それこそ思い込みです。

人脈は誰にでもある。

知り合いが一人もいない人なんていないはずです。

 

この根底にあるもの。

これが大事です。とても大事です。

ポイント

「自分なんて」と思ったら人脈はできません。

友達作りと一緒です。

人脈によってチャンスを得ていくには、常に自分より“すごい”と思う人と繋がる必要がある。

このためには、「勇気」が必要になるはずです。

 

これは、難しい人にはとても難しいもの。

自信がないのに、いきなり無理にすごい人と繋がる必要はありません。

一番少ない勇気で声をかけられる人を探してみましょう。

その人と、仕事に関して語り合ってみましょう。

自分が何をしたいのかだんだんと明確になり、周囲の人が自分をあるべき場所へ導いてくれることもあります。

まずは一人ずつ、自分の思いを語れる人を探すことです。

 

雲の上にいるような経営者も実は同じです。

わざわざ何十万円というお金を払って、自分をコーチングしてくれる人をいつもそばに置いていたりします。

支えてくれる人の存在が必ずある。

そのおかげで、いつもブレずに勇気を持って事に当たることができるんですね。

人に助けてもらうことを最初に考えるわけではなく、思いを話せる人を探すといいでしょう。

 

それに、僕たち『キャリアコンサルタント』もそのために存在します。

カウンセリングのプロとして、その人本来の思いを引き出すように。

ふつうは考えないような理論を使い、最大限に世界を広げるために。

人脈を活用したいと思ったら、まず頼ってみてください。

 

広がりは自分の原点の中に

『広がりは自分の中にある』

と僕は思っています。

例えば部屋の電球には、「シェード」をかけます。

シェードをかけると、かぶせた方向には光が広がらず、下にだけ光が進む

しかしシェードを外すと、ほぼ360度に光が広がります。

 

何が言いたいのかというと、

まずシェードを外してから光る方向を決めようということ。

ほとんどの人は、自己理解をおろそかにしています。

だけど可能性は光と同じで、原点から進むもの。

限定した先から考えても、すでにいる道の延長線上にしか可能性は見えません。

一度原点に立ち返ることも、人生の転機には大切です。

 

キャリアコンサルティングでも、『自己理解』を非常に大事にしているのはそういう訳なんです。

 

気付かずかけてしまっている“シェード”はありませんか?

光りたいように光れていますか?

 

自分の中にある、くすぶっている光をちゃんと見つけてあげましょう。

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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