常識のレベル、視野の広さ

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【常識のレベル】重要度を増す『視野の広さ』やっていいこと・悪い事

例えば副業をするにしても、どんな仕事でもやっていいわけではない。

悪びれもせずに"ライバル会社"の手助けをしていたりしませんか?

しかもそれで懲戒処分を受ける理由が分からない人も多い。

いったいどこからが"自分勝手"なんだろう?

視野を広く持とう。

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【常識のレベル】が低い!?

誰がお客様なのか?

常識のレベルというのは怖いもので、低いところにいるうちは高いレベルがどういうことなのか分かりません。

「大人になって初めて気づく」というやつですね。

それだけ視野を広く持つのは難しいということです。

 

例えば、求職者がエージェントに転職支援をお願いする時。

誰がお客様でしょうか?

求職者?いいえ、違います。入社先の企業がお客様です。

 

「お客様」はお金を払ってくれる人。

 

これを分かっていない場合、求職者は"エージェントは自分のわがままを聞いてくれる人"だと勘違いしてしまいます。

実際は、エージェントは企業のワガママに合う人材を探すべき。

勘違いした人がどう思うか、想像が付きますね。

「エージェントは全然希望を聞いてくれない」

「なんでエージェントにダメ出しされないといけないんだ」

 

"誰がお客様なのか"という原理原則を知ることは、社会生活においてとても大切です。

これからの時代は特に重要度を増してきます。

ずっとサービスを受け続けてきた自分の常識から抜け出す必要があるんですね。

 

「やってもらえる」と思っている

「やってもらって当然」と思っている人は視野が狭い可能性が高い。

 

例えばレストランで働いた経験のある人がレストランに食事に行ったとき、

ウエイトレスさんが食事を運んできたときに置く場所を作ったりします。

でも働いたことがない人は、全く意に介せずモノを置きっぱなしにすることがある。

「食事を置くのはウエイトレスの仕事、自分は何もしなくていい」ということですね。

ウエイトレスをしていた人は、それがいかに"イラっ"とすることか知っている。

 

「やってもらえる」と思っている人は、視野の狭い裸の王様になる。

視野が狭いと感謝が出来ず、謙虚さが身に付かない。

 

若いうちというのは、様々な経験がありません。

親になったことがないので親に感謝できる人は少ないし、仕事をしたことがないと仕事してくれている人に感謝できません。

今まで当然のように、"誰かが何かをしてくれていた"

だから生きてこれたんだということを知るまで、若気の至りで調子に乗ってしまうんですね。

 

これを早くに気付かせていくのも、大切なキャリア教育ではないでしょうか。

 

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『視野の広さ』が重要になる

やっていい副業・ダメな副業

近年では副業が解禁された会社が多いと思います。

本業だけではなかなか先が見えない時代になってきましたね。

 

この副業も、どんなことでもやっていいわけではありません

「なんだっていいだろ!」なんて思っているうちは視野が狭い証拠です。

 

本業と利害関係の反する副業はしてはいけない。

 

分かりやすく言えば、会社で独占したいお得意先をライバル会社にも紹介して個人で報酬をもらうような行為です。

そう言われれば「当たり前だろ」と思うかもしれませんが、分かりづらいケースもあるはずなんです。

 

例えば自分がアパレルの販売員だったら。

どんなトレンドがあるか分かったので、個人でネットで物販をしてみる。

自社ブランドを従業員価格で買って転売してもOKですか?

シェアを奪いたいライバルブランドの服を売っても、自社は気持ちよく受け入れてくれますか?

Aブランドの社員がBブランドの服を着てインスタ販売していたら?

 

会社によってルール設定をする必要があるとは思いますが、基本的にライバルの手助けはNGですよね。

 

会社がしてくれていた調整

では、何が会社にとっての利益で何が不利益なのか

みなさんは把握できているでしょうか?

 

「ビジネスモデル」と聞いてパッとイメージできる人は大丈夫かもしれません。

しかし普通の会社員は、どこでどう価値を生んでお金になって回ってくるのかを把握していないことが多いです。

 

  • あなたは事務作業
  • あなたは営業
  • ○○様はお得意様
  • ○○社はライバル

こういったことはすでに会社が決めているから、いざ自分が自由になって考えた時に分からなくなるんです。

 

誰がお客様なのかを会社が指示してくれている。

だから視野が狭くなりがちなんですが、副業などで会社の外でも活動をする時代になるのであれば「知りませんでした」では済まされないことも出てきます。

 

『経営・ビジネス』の目線

広い視野といえば『経営者目線』とか『ビジネスの目線』とか言いますね。

ポイントは、"始まりから終わりまで"を見ることです。

 

僕は人事という仕事を10年してきました。

しかし、お客様は社員や求職者ではありません。

会社にお金を支払ってくれる人がお客様です。

 

会社の存在を一から見直し、どんな思いで始まった事業なのか、何を社会に与えたい存在なのかを考える。

自分という枠から抜け出して、会社全体の存在価値・存在理由を捉えることが大切です。

 

どこでどうお金を生んでいるのか?を把握して、他社・他の仕事との利害関係を捉える。

 

何でも許される時代は終わります。

視野が狭く常識のレベルが低いと、いつの間にか会社から懲戒処分に!?なんてこともあり得ます。

自分をとりまく社会の事、もっと広く見回してみませんか?

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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