『AIに仕事が奪われちゃう!?』
最近はそんな不安が現実化してきた。
事務処理や健康管理、マネジメントや最適解を導き出すコンサルなど、あらゆる可能性をAIが席巻していく。
正確さやスピードで叶わない人間は、「働く位置」をどうずらせばいい!?
2つのAIを使う方法
AIに仕事を奪われない位置で働くには、今のところ大きく2つの方法があると思っています。
- AIを駆使する仕事
- AIに指示させる仕事
ポイント
人間にあってAIにないものは何だろう?
AIを駆使する仕事
まずはAIを駆使する仕事。
簡単に考えれば、まずはこちらを思い付くのではないでしょうか。
自分が創造的な部分を受け持ち、仕事をAIにしてもらう形です。
面倒な作業は全てAIにやらせ、アイデアを出して人脈をつくり、次から次に仕事を生み出していけたら…。
めちゃくちゃ何でも出来そうな気がしますよね!
でもたぶん、「それができりゃ苦労しないよ!」と思うのではないでしょうか。
もちろん難易度は高いですが、ポイントはやはりAIと違う部分で働くことです。
考える仕事になるはずですが、その『考える』という行為をAIと違う部分でする。
AIが出来ない思考は、人間がするしかないですよね!?
↓
実体を伴う思考は人間にしか出来ない。
後で説明します!
AIに指示させる仕事
もうひとつ、AIにないものはなんでしょうか?
『体』がありませんね。
2つ目の方法は、人間が体を使って働き、AIに指示させる仕事。
例えば、配送の仕事はいまだに人間が行っています。
現在は配送先や商品についての扱いなどを端末で確認できる。
ウーバーイーツなども、指示は全てコンピュータからもらっています。
AIのおかげで、これからはより余計なことに頭を使わず、体を動かす回転率を上げられる。
ドローンや自動運転などの発達により変わる可能性はありますが、責任の所在の問題などいろいろ弊害もあるでしょう。
人間が動かなくてすむ世界はまだまだ先なのです。
余計な思考はAI任せにして仕事に集中する。
AIを駆使するための思考
AIと違う部分で思考する
では、AIと違う部分で思考するというのはどういうことか?
AIに存在しないのは『外界』です。
自分が取り入れた情報内でしか処理ができません。
(ただし、取り入れるスピードは半端じゃないですが…)
外界が存在しないとは、手を伸ばして取ることが出来ない、動かすことができない、感じることができない、反応を起こすことができないことを意味します。
つまり、外界との相互関係によって情報を発生させることができません。
『人間が考える』というのは、何も頭の中だけで終るものではないはずです。
粘土で何かをつくる時、子どもはまず粘土をこねることから始めます。
何をつくるかは先に考えない。
触ってみて、「あ、こんな風に形を変えられるのね!だったらちょっと細長くできるかも!お、なんかキリンの首に見えてきた。よし、キリン…いや、それじゃつまらないから首の長い恐竜をつくろう!」と次第に創造性を高めていく。
自分の外にある『実体』と相互に反応し合うことで創造性を高める。
『創造性』と簡単に言ってしまうと、なんだか発想力豊かな人がパッと思いつくイメージがあります。
でも全然そうじゃない。
有名は発明家は、失敗の数が多いですよね?
つまり、それほど行動量が多いし挑戦している。
手も足も口もすべて使って、触って動かして移動して対話して新しいものを生み出す。
体全体で思考しているということなんです。
体で考える思考が創造性
だから、「やってみる」力は最強です。
『思考』と言うと、どうしても頭の中で行うイメージがあります。
でもそれでは、AIには勝てないんですよね。
AIと違う部分の思考は、コンピュータや脳の外。
何が起こるか予測不能で混沌とした外界で行うものです。
手と足と口を使って、新たな反応を引き起こす。
例えば、SNSで商品を販売するとたくさん売れるかもしれない。
「でも、本当に売れるかどうかAIに導き出させてみよう」と考える前に、まず一回手を動かして投稿してみる。
投稿してみた情報がないのに判断するのと、投稿してみた反応を知って判断するのは、どちらが正確でしょうか。
「他県で成功事例があるらしいぞ!」と聞いたら、まず見学に行ってみる。
そうして足を使うことで、ネット上で探す情報の何百倍もの情報が手に入ります。
誰かとの対話も非常にクリエイティブな時間。
口を動かすだけで、他者の頭の中が垣間見れる人類のお宝文化です。
これを、『創造性』というんですよね。
今のところ、AIと人間。どちらが創造性で勝っているか。まだまだ人間の圧勝です。
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AIに指示させるための自己理解
自分の得意・不得意を知る
AIに余計な思考を任せることで、人間は楽に効率的に仕事をすることができます。
ただ、そのためには自分の『得意・不得意』を知らないといけません。
つまり、自分はどの部分で働きたいのかを明確にすること。
じゃないと、満足を得られる部分で働けなくなってしまいますよね。
指先を動かしたいのか、足を使いたいのか、機械を使いたいのか、パソコンを使いたいのか、技術を使いたいのか、描きたいのか、話したいのか・・・
AIだけではなく、使える機能は世の中に加速度的に増えています。
やりたいことがやりやすい世の中になってきたということです。
得意・不得意を分け、やりたくないことを任せ、やりたいことをする時間を増やす。
何を外注するか
例えばホームページを作るとします。
配色をどうするか、AIに外注し最適解を出してもらう。
これで満足な人・不満な人がいるはずです。
満足な人は、色にはあまり興味がない人や、僕のように色弱の人などがいるでしょう。
不満な人は、配色を自分で考えるのが楽しい人です。
せっかくホームページ作りの仕事をしているのに自分で配色を決められないなんて、やってる意味ないじゃん!と思うかも。
楽しいところまで外注しない!
『楽しい』とか『好き』と思えるのも、AIに勝てる力です。
没頭できる人や色々試せる人は、自分なりの答えを出せるようになります。
いつも決まって最適解だけを出してくるAIと違い、意外性やオリジナリティに溢れたものを作れる可能性に溢れている。
人間にあってAIにないもの。
『実体(外界)』と『体』
体全体で相互反応を起こし思考すること。
やりたいことを持つ力。